ベビーシッターが教えます!人見知りの子どもと打ち解ける方法は?

孫が可愛くて仕方ない祖父母の皆さま、特に人見知りをする時期の小さなお子様と接する予定のある皆さま、初対面のお子様と気持ちよく打ち解ける方法について、ベテランベビーシッターに教えてもらいました。
目次
初対面のお子様と打ち解ける秘訣がある?
「秘訣がある」が88%!
ポピンズシッターのベビーシッターにアンケートを行ったところ*、初対面のお子様と打ち解ける秘訣を持っているかという質問に「秘訣がある」と答えてくれたシッターは全体の88%でした。多くのシッターが打ち解ける秘訣を持っているようです!
打ち解ける方法教えて!
ベビーシッターは、基本的にはお子様の年齢や特性に合わせて接し方を変えています。ですが、その中でも共通して多かったコミュニケーションの秘訣をご紹介しましょう。
【秘訣1】お子様に近づき過ぎないで!
可愛くて可愛くて仕方がなくても、いきなり間合いを詰めるのは逆効果のようです。まずは、安心出来る存在であると感じてもらいましょう。
*ベビーシッターコメントには、お名前部分にシッターのプロフィールリンクを貼っている場合もございます。ご依頼いただく際の参考にしてみてくださいね。
年齢にもよりますが、真正面に座らず横や後ろに座って様子を見守る。タイミングを見てお子様の遊び方に合わせていく。(今野亜紀シッター)
お子様との距離感を大切にしています。遊び慣れたおもちゃや普段の環境へ少しづつ近づいて行くようにしています。
「わっ!このおもちゃなあに?」とか「これってどうやって使うの?」という手も良く使います。子どもの目線になり声かけるようにしています。(佐藤まさえシッター)
【秘訣2】笑顔で話しかけよう
いちばん大切なことは、ニコニコ笑顔で話しかけること!という回答がとても多いです。
ある程度距離を保ちつつ、笑顔で話しかけることが1番かなと思います。その後のお子様の反応をよく見て、お子様の反応によって距離の縮め方を変えています。
乳児さんは特に人見知り真っ盛りなお子様やお母様以外に敏感になっている子もいらっしゃるので、少し近づいて触れずにまず遊び、お子様の笑顔が見られたらちょっとずつ近付くと、比較的スムーズに保育に入れますし、こちらが近付きすぎないことで、先程まで警戒していたお子様自らこちらに来てくれることもあります。(平野陽色シッター)
秘訣と言えるかは分かりませんが、明るく笑顔でお子さまのお気持ちに添うこと、これに尽きると思っています。すぐにお膝に座ったて打ち解けるお子様もいらっしゃれば、様子を伺う慎重なお子さま、お母様と離れる寂しさから涙が止まらないお子さまなど様々いらっしゃいますが、どのお子様も小さな胸に様々なお気持ちを抱えてシッターを迎えています。それぞれのお気持ちに寄り添い、1人1人のペースや距離感に合わせて、なるべく短時間で安心できる存在と思って頂けるよう努めています。(シッターSさん)
年齢にもよりますが、共通するポイントは、大きな声を出さないで(ハイテンションは逆効果)ニコニコしながら、同じ目線で、話しかけるようにしています。赤ちゃんならまず、静かに笑顔で抱っこさせて頂きます。
会話ができる年齢の子には「おやつは食べたかなー?」「クルマが好きなのー?」など、イエスorノーで、簡単に答えられる質問をゆっくりと、静かに急がずにいくつかすると、導入がうまく行くように思います。そして、その後それをきっかけに褒めます。
例えば、
・たくさん車の名前が言えて凄いなぁ、、
・青いクルマが好きなんて、カッコいいねぇー。
・おにぎりをおやつに食べたなんて、お利口さんだなぁー、、
など。
お子さんの目がキラキラしてきます。
そうしたら、だいたい仲良くなれます。(シッターKさん)
【秘訣3】お子様の目線までしゃがむ
目線の高さを気をつけているという回答もたくさんありました。
まずお子さまの目の高さまでしゃがむ。お子さまのお気に入りと思われるおもちゃなどについて尋ねる。持参したタオルで、リボンやウサギなどを作って見せる。(水上桃子シッター)
笑顔で目線の高さを合わせる、名前を呼ぶ、子どもの言葉にオウム返しをする(得能奈実シッター)
【秘訣4】人見知りのお子様とは目を合わせない
「グイグイ」いかないことがポイントです!お子様のペースに合わせましょう。
人見知りのお子様は、あまり目を合わさず顔をぬいぐるみで隠したり積極的にいかない。シッター側がリラックスする。お母様とできる限り仲良く話す。声はなるべく高め、かわいい声を出します(笑)(妹尾麻紀シッター)
乳児はあまり目を合わさず、玩具や絵本に興味を持ってもらい、安心してもらう。幼児は好きなキャラやお気に入りのおもちゃを教えてもらい、それで一緒に遊ぶ。(関 栞菜シッター)
【秘訣5】人見知りしないお子様とは目を合わせて
お子様をよく観察して対応をしましょう。
目を見てゆっくり話して程よい距離を保つことが大切です。お子様が言葉を発しやすいように会話に空白を持たせています。(津田ひろみシッター)
【秘訣6】大好きなおもちゃを持参する
好きなキャラクターのお話をすると打ち解けられることも!
事前に好きな遊びや好きなキャラクターを伺い、ご用意出来る玩具や絵本がありましたらお持ちします。折り紙を制作して持っていったり、好きなキャラクターの絵を練習したりして、お子さまに寄り添えるよう準備をします。
お子さまに接する時も、大人と接する時と同じように、一人の人間として対応します。初対面では、笑顔を心がけ丁寧に挨拶をし、様子を伺いながら距離を縮めていきます。人見知りをするお子さまもいらっしゃいますが、真心を込めることで必ず最後は笑顔になってくれます。目の前のお子さまを信じて好きになることが、私の打ち解ける秘訣です。(佐々木マチ子シッター)
保育前にご依頼の詳細を確認した上で、事前にお子様の好きな物、興味のある物を把握し、それに関した物を持参したり、会話をする。又、お子様の月齢に合った物を持参し、シッターとの距離を縮める。童謡、手遊び歌などを歌う。(荻野真利子シッター)
【秘訣7】保護者の方と親しくする
ママやパパの友達だと思えば安心します。
まずはじめにお子さまの保護者様と打ち解けることが大事だと思っています。保護者様はお子さまにとって最も信頼できる相手ですので、その保護者様がシッターに対して打ち解けてくださったとき、お子さまも「自分も打ち解けていいかも」と感じてくださるのではないかと考えています。
そして基本として、お子さまに対し笑顔で名前を呼び、抱っこやおしゃべりでコミュニケーションを重ねることを大切にしています。(畑あみシッター)
まずはシッターはお子様と離れたところで、保護者様と話している所をみてもらう。少しずつ距離を縮めて、お子様の年齢や好みに合ったもの(手作りのガラガラ、指人形、絵本など)で遊びに誘うようにしています。(渡辺実穂シッター)
*2022年2月実施 ベビーシッター対象アンケート「シッターという仕事」(回答数110)
最初からお子様に近づき過ぎないようにする。あらかじめ保護者様からお聞きしたお子様の好きなおもちゃやイラストを持参して、お子様が触りやすい所に置く。またはシッターが最初に持参したおもちゃで遊び始めて、お子様のご反応をよければ距離を縮めるようにする。
1つ1つお子様に「〜する?」「どっちがいい?」と聞いて、お子様の意思をとことん尊重する。(澤木久枝シッター)