虫よけ・UV 赤ちゃんお子様に使用する時の注意点は?

石山亜由美

気温が高くになるにつれて、お子様の通園や外遊びでの虫よけ・UVケアが気になるところではないでしょうか。保健師の視点で、お子様の虫よけの利用法や、UVの正しい使い方を解説します。

意外と知られていない、虫よけ商品の成分や使える年齢について、ぜひこの機会におさらいしてください。

子どもに危ない!?虫よけの使ってよい成分とは

虫よけの製品に含まれている成分は、「ディート」「イカリジン」の2種類が主成分となっています。

「ディート」は、約20年以上前から使用されている主成分で、蚊の他にもアブ、マダニ、イエダニ、アブ、ノミ、ツツガムシなど効果を発揮する虫は多いです。ただし、お子様への使用には注意が必要です。特に生後6ヶ月未満の赤ちゃんへの使用は禁止されており、生後6ヶ月以上~12歳未満までは、1日に使用できる回数の制限があります。

一方で「イカリジン」は、蚊やアブ、ブヨ、マダニだけで効果を発揮できる虫は限られています。ただし、イカリジンはお子様への使用制限がなく、皮膚への刺激が比較的少ない成分です。

また、天然成分の製品もありますが、その成分の中で「ユーカリ油」が含まれているものは、呼吸や神経系への障害を引き起こす可能性もあります。そのため、3歳未満への使用は控えるように注意喚起されている成分となります。

お子様に使用する際は、年齢や効果を発揮したい虫の種類などを考慮して、虫よけ製品を選ぶことが大切です。また、お子様が吸い込んだりむせてでしまわないよう、スプレータイプの場合は直接スプレーせずに大人の手に取って肌につけると安心です。なめてしまう可能性もあるので、指や顔への使用は避けましょう。

UV商品、公園遊びに最適な数値どのくらい?

お子様に使用する日焼け止め(UV)商品の多くは、製品の対象年齢が生後6ヶ月以降となっています。生後6ヶ月未満の赤ちゃんの公園遊びは、紫外線の強い時間帯に行かないことや長袖や帽子を着用し、日光から守るという対策を行いましょう。それ以降の年齢であれば、日焼け止めを使用した対策をします。

公園遊びをする際は、外出する時間帯や遊ぶ時間などを考慮して、日焼け止めのSPFやPAの数値を選びましょう。

・短時間の公園遊びの場合は、「SPF20~30」または「PA++ ~ +++」が最適です。

・紫外線が強く、遊ぶ時間が長い場合は、「SPF30~50」または「PA+++ ~ ++++」が適しています。

日焼け止めは、汗によって効果が薄れてしまうことがあります。そのため、2~3時間おきに塗り直しをすることで、しっかりと日焼け対策ができるでしょう。

「虫よけ」「UV」はベビーシッターにて対応可能です

ポピンズシッターでは一般的な「虫よけ」「日焼け止め(UV)」の利用は、ベビーシッターに依頼していただいて問題ございません。与薬依頼書も不要です。

詳しくはこちらをご覧くださいませ→

外遊びや送迎の予定がある場合は、シッターにご相談ください。

この記事は

石山亜由美

看護師・保健師
Webライターとして働く1児のママ。オンラインで健康相談やメンタルヘルスの相談のお仕事をしながら、医療・健康系の執筆を中心にWebライターとして活動中。

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