【1歳児編】今日は何して遊ぶ?ベビーシッターに聞いたおうち遊びの基本

ポピンズシッター (旧スマートシッター)【公式】

お子様と一緒に遊んであげたいけれど、仕事に家事にと忙しくて「ちょっと待ってね!」「後でね!」とつい言ってしまいがち。悩みますよね。

ほんの少しの時間でもお子様と楽しく遊ぶことができて、お子様が満足してくれるような遊びはありませんか? ポピンズシッターのベビーシッターに聞いてみました。

1歳のお子様の成長に合わせた、簡単だけど楽しい遊びをご紹介しましょう。室内遊びなので、雨の日の遊びの参考にもしてくださいね。

1歳児のお子様の発達の特性とは?

まずは、1歳のお子様の発達の特性について、おさらいしておきましょう。

おおむね1歳3か月から2歳未満のお子様の発達の特性

歩き始め、手を使い、言葉を話すようになることにより、身近な人や身の回りの物に自発的に働きかけていく。歩く、押す、つまむ、めくるなど様々な運動機能の発達や新しい行動の獲得により、環境に働きかける意欲を一層高める。 その中で、物をやり取りしたり、取り合ったりする姿が見られるとともに、玩具等を実物に見立てるなどの象徴機能が発達し、人や物との関わりが強まる。 また、大人の言うことが分かるようになり、自分の意思を親しい大人に伝えたいという欲求が高まる。指差し、身振り、片言などを盛んに使うようになり、 二語文を話し始める。

保育所保育指針(厚生労働省)

歩く練習にもなる遊び

「歩ける」ことは、お子様にとって大きな喜びです。脚力やバランス力が身につくと、次第に歩き方も安定していきます。歩く練習にもなりそうな、運動遊びのアイデアをベビーシッターに教えてもらいました。

風船遊びをしましょう!

フワッと浮いている風船を下からタッチしたり捕まえたりします。風船は思っている程、タッチできなかったり、捕まえられなかったりしますが、何度も挑戦して面白いと思います。普通のボールだと、飛びすぎたりしてしまいますが、風船はそんなことがないので、手でポーンと弾いたり、足でキックするのも、楽しいです。

(シッターYさん)

お子様といつでも遊べるように、風船を持ち歩いているベビーシッターも多いです。風船は、ボールのように飛び過ぎないので、お部屋の中で遊ぶのにも最適です。

ペンギンごっこで遊びましょう!

保育者の足の上に子供の足を載せて両手を持ちながら歩く遊びです。私の子供はこれをするとニコニコになっていました。(シッターNさん)

手遊び歌で体を動かそう!

全身を使った手遊び歌がおすすめです。ジャンプしたりしゃがんだり、腕を高くあげたり、体を上手に動かす練習になります。

(シッターHさん)

お子様も喜ぶ!おすすめ手遊び歌とは?

”手遊び歌”(リズム遊び)では、大人の動きを真似っこをして遊びます。この時期のお子様は真似っこ遊びが大好きです。

童謡「いとまきのうた」や、「グー・チョキ・パーでなにつくろう」などの歌がベビーシッターには人気でした。その他には、こんな曲をセレクトするベビーシッターも。

”幸せなら手を叩こう”は、歌の通りに、手を叩いたり、足を鳴らしたり、自分で歌詞を作っても色々なことができるので、楽しくておすすめです!」(シッターYさん)

英語の歌をお勧めしてくれるベビーシッターもいました。

“hokey-pokey”です。体のパーツを英語で覚えながら全身運動になるのもおすすめですが、お着替えの時に”you put your right foot in,you put your right foot out~♪”の部分を楽しい雰囲気を作ってあげたい時に良く歌っています」(シッターHさん)

1歳児の定番おもちゃを教えて

ベビーシッター、イチオシの1歳児さんが喜ぶおもちゃをご紹介しましょう!

ボール

ボールを投げたり蹴ったり、大人とボールのやりとりができるようになります。

ボールを投げたり蹴ったりして、相手とやりとりすると、お部屋なので、壁に当たって思わぬ方にいったりして面白いです」(シッターY)

梱包用のプチプチを丸めてテープで留めていくつかボールを作ってあげる。籠などの入れ物を用意してそこへ投げ入れてみたり、空のペットボトルを並べて倒してみたり、またはお皿に乗せておままごとに使うなど、遊びの幅が広がります」(シッターH)

積み木

歩くことが安定すると、自由に手が使えるようになり、機能も発達していきます。積み木を手にとったり、積み上げたり、壊したりを何度も繰り返すように。

楽器

タンバリンや鈴などを鳴らしながら行進して遊ぶというアイデアもありました。

お手玉やコマ

お手玉を投げたり、キャッチしたりして遊びます。大人がお手本を見せると、真似することも。中に入っている小豆などが擦れる音を楽しむのも良いでしょう。

1歳になると指先でものを摘める動作もできるようになります。1歳でも回せるように持ち手が大きいなど、工夫されたコマのおもちゃなどを用意してあげるのも良いでしょう。コマは、指先を使った遊びに良いかもしれませんね。折り紙でも簡単にコマを作れます!下の写真のコマは3枚の折り紙で作りました。

知育遊び

手が使えるようになり、機能が発達すると、クレヨンなどでなぐり描きを楽しみます。知育遊びを通して、子どもの好奇心や遊びへの意欲を育んであげましょう。ベビーシッター が紹介してくれた知育遊びはこちら!

 

自由にお絵かきを楽しもう!

お子さまの手で握りやすく色のはっきりした筆記用具と、広告紙の裏や大きめの画用紙などを用意してあげると自由にお絵描きを楽しむことができます。下に新聞紙などを敷いてあげると汚れの心配もいりません。(シッターHさん)

一歳頃だと絵の具はまだ難しいようです。

「基本はクレヨン使える場合は色鉛筆をお渡ししています。決して綺麗に塗るのではなく、線からはみ出していても楽しんでいただけることを重視しています」(シッターNさん)

パズルにも挑戦してみよう!

段ボールパズル。市販のパズルだと難しいものが多いので自分で段ボールを簡単な形に切り取って自作のパズルを作りました。一緒に色を塗ったりすると、色を覚える練習になると思います。

(シッターNさん)

1歳ごろになると、「2枚パズルができるように」との意見も!ベビーシッターのみなさんは、お子様が遊びやすいように、パズルを手作りされることもあるようです。(左)ダンボールにお好みのプリントを貼り付けて、カッターやハサミで切り、手作りしたパズル(右)市販のパズル

青集め、赤集めなど、色集め

赤いおもちゃの消防車、りんごなど、色ごとに集めて遊びます。(佐藤典子シッター)

絵本をめくろう!

自由に手が使えるようになり、絵本をめくることを楽しみます。絵本に出てくる動物でクイズをしながら、お子様とのやりとりを楽しんでみるのはいかがでしょうか。お子様の好奇心を育んであげましょう。

絵本を読んで読んだ後に絵本に出て来た動物などを指差して「これなーに?」といいながら一緒に動物の名前など答える遊びをやっています。言葉も覚えられていいかなと思います。(シッターNさん)

1歳児におすすめの絵本

今回はこちらの3冊をご紹介します。

『もこもこもこ』作:谷川俊太郎 絵: 元永 定正(文研出版)

静かに始まり、やがて地面が盛り上がる。「もこ」。擬音語で読む、とても不思議で面白い絵本です。

『おやすみなさいおつきさま』作: マーガレット・ワイズ・ブラウン 絵: クレメント・ハード(評論社)

こうさぎがベッドに入り、部屋の中にあるものすべてに「おやすみなさい」と声をかけていきます。寝る前に読むのにぴったりの絵本です。

『うずらちゃんのかくれんぼ』作: きもと ももこ(福音館書店)

鮮やかな色味が美しい絵本。うずらちゃんとひよこちゃんを探し遊びしながら、読み進めることができるのでお子様にとっても人気のある絵本です。

そのほかのおすすめ絵本は「ベビーシッターいちおし!0歳・1歳・2歳・3歳さんのための”おすすめ絵本”」でたくさんご紹介しています。ぜひ、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。

1歳児と遊ぶ時の注意点は?

シッターのみなさんが1歳児のお子様と遊ぶときに気をつけていることは何でしょうか。

転倒に注意!

「活発に動くようになりますが、興奮しすぎないように、転倒やぶつかったりなどに気をつけないといけません。(シッターYさん)」

危ないものはないかチェックを!

「好奇心が旺盛なので、家の中のあらゆる物に興味津々。ハサミや電池、洗剤は手の届かない所へ移動し、一人静かに何かしている時は要注意です!(シッターHさん)」

おもちゃは片付けて

「ふらついて机の角等で頭などを打つ危険があるため、机をどかしたり、スペースを確保してから遊ぶようにしている。また、おもちゃに夢中になると他が見えないので、転倒防止のため、足元になるべくおもちゃを散乱させない。(シッターNさん)」

高いところからの転倒にも注意

「少しの、段差にも、登ってしまうので、室内はフラットにしておく」(シッターTさん)

大変だなと思ったら、ぜひおうち遊びに慣れたベビーシッターにも頼ってみてはいかがでしょう。ベビーシッターの補助・助成については下記にリンクがありますので、参考にしてみてください。

 

 

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