【0歳児編】ベビーシッターの技を披露!おうち遊び・おもちゃ・絵本のおすすめ
家事に仕事にと忙しく、お子様と「じっくりと関わってあげられないなあ」と悩まれている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、新型コロナウイルスの影響により外出が難しい日々をお過ごしかもしれません。
そこで今回は、0歳児のお子様の発達に合わせた遊び方やおすすめの絵本を10人のベビーシッターがご紹介いたします。「今日は家で何して遊ぶ?」のヒントになりますように。
雨の日のおうち遊びの参考にもしてみてくださいね。
できることも異なるので、【6か月未満のお子様】【6か月から1歳ごろのお子様】の2つに分けて解説します。
【寝返りができたら】短い時間で何して遊ぶ?
生後6ヶ月未満のお子様の発達の特性とは?
まずは、生後6ヶ月未満のお子様の発達をおさらいしておきましょう。
おおむね6ヶ月未満のお子様の発達の特性
運動面に目を向けると、生後4ヶ月までに首がすわり、5ヶ月ぐらいからは目の前のものをつかもうとしたり、手を口に持っていったりするなど手足の動きが活発になります。その後、寝返りできるようになったり、腹ばいにすると胸を反らして肩や首を上げ、上半身の自由を利かせて遊ぶようになったりするなど、全身の動きが活発になり、自分の意思で体を動かせるようになります。また、この時期の視覚や聴覚などの感覚の発達はめざましく、これにより自分を取り巻く世界を認知し始めます。また、周りで物音がしたり、大人が話している声がしたりすると、その音や声がする方を見るようになります。そして次第に、このような認知が運動面や対人面の発達を促していくのです。
【寝返りができる】夜もぐっすり寝る!運動遊びとは?
お子様の全身を使った遊びを取り入れましょう。信頼する保護者の方とのスキンシップに、お子様も喜びます。
お好みの曲で良いそうです。おすすめは、テンポの良い楽しい曲。
うつぶせ遊び
うつぶせにして手足をバタバタさせて喜ぶようなら、足の裏を手のひらで軽く押す(本当に軽くです。押さなくても大丈夫です)。フローリングの場合は、少し前に進むので、喜んでさらに足をバタバタさせたりします。良い運動にもなってミルクの飲みも良くなり寝つきも良くなるような気がします。
(シッターKさん)
【寝返りができる】0歳児に人気のおもちゃは?
音のするおもちゃが人気でした。お子様の聴覚も発達してくる時期です。
音が出るおもちゃ
ペットボトルにビーズなどきれいな色の音が鳴るものを入れてマラカスにします。蓋は外れないように留意しましょう。見ていない方向から音をならして振り向いたり、目で追うようにします。
(シッター工藤賜穂子さん)
蓋ができる小さなビンにドングリを入れる
(シッター富田恵子さん)
薄くて持ちやすいカサカサなるものがよいと思います。なめて感覚を味わったり音を出して楽しんだりできます。
(シッターKさん)
自分で振って、音が出るものが好きなようです。叩いて、音がでるものもよいです。
(シッターTさん)
チェーンリングは二重にして長く繋ぎ、誤飲を防止します。
【寝返りができる】五感を刺激!簡単にできる感覚遊び
視覚や聴覚などの感覚の発達がめざましい時期です。簡単にできる遊びをご紹介しましょう。
日光浴を兼ねて窓側で遊ぶ
日光浴を兼ね、窓側で遊びます。風が吹いて外の木々が揺れ、葉っぱが動くとそれを見たり、触ろうとします。
(シッター佐藤典子さん)
「お外を見てごらん。風が吹いてきたよ。葉っぱさんが揺れてるよ。枝さんはおばけみたいだね!」など声かけをして、室内の床に写った葉っぱの影が揺れているのを見せたりすると良いそうです。一生懸命、葉っぱをつかもうとしますが、お子様はなかなか捕まえられません。
【寝返りができる】遊ぶ時の注意点は?
シッターのみなさんが遊ぶときに注意をしていることは何でしょうか。
誤飲に注意!
「誤飲のないよう、例えばリボンはしっかりと固定したり、フェルトの飾り等がとれないようにするなど配慮する。また、汚れたら洗うこともできるなど衛生的に使えるものであることが望ましい(シッターNさん)」
なんでも口に入れてしまう時期なので誤飲に注意が必要です。
うつ伏せの状態にも注意!
「お子様によってはうつ伏せの姿勢で遊ぶ姿勢が増えるので、ぬいぐるみやタオルなど、お顔が埋もれてしまう柔らかいものの置き場所には気をつけたいです。(シッターHさん)」
うつ伏せになったままの状態も危ないので目を離さないようにしましょう。
周りを清潔に!
「周りを常に掃除します。自分では動けないので時間を見ながら移動させてあげます。(シッター佐藤典子さん)」
大変だなと思ったら、ぜひおうち遊びに慣れたベビーシッターにも頼ってみてはいかがでしょう。ベビーシッターの補助・助成については下記にリンクがありますので、参考にしてみてください。
【ハイハイができるようになったら】何して遊ぶ?
おおむね6ヶ月から1歳3ヶ月未満のお子様の発達の特性とは?
この時期、子供は座る、はう、立つ、つたい歩きを経て一人歩きに至りますが、その時々にそれぞれの動きや姿勢を十分に経験することが大切です。こうした運動面の発達により、子どもの視野が広がり、子どもは様々な刺激を受けながら生活空間を広げていきます。(以下略)」
【活発な探索活動】
子どもはこの時期、特定の大人との信頼関係による情緒の安定を基盤にして、探索活動が活発になります。特に、座る、立つ、歩くなどの運動面の発達により、自由に手が使えるようになることは、子どもが自ら触ってみたい、関わってみたいという意欲を高めます( 以下略)保育指針(厚生労働省)
【ハイハイができる】どんな運動遊びができる?
ボールを追いかける、ハイハイの追いかけっこなどができるようになります。
ボールを転がす
音の鳴るボールは、コロコロ転がります。ボールに追いついても、手で触って思いがけないところに転がっていくことがあり、いつまでも楽しめます。
(シッターYさん)
お子様は音に反応します。聴力を刺激することにもつながるようです。
マットでトンネルをつくる
マットレスでトンネルを作ったり、毛布の上に乗せ走ったり回したりして遊びます。
(シッター佐藤典子さん)
お子様を毛布などに乗せ、シッターさんが毛布を持ち、廊下を走ればまるで乗り物に乗ってる気分に、円を描くように走ればまるで飛行機に乗っている気分になって、喜んでくれるそうです。
追いかけっこ
どうぶつさんの鳴き方をまねしながらおいかけっこ
(シッター富田恵子さん)
【ハイハイができる】長く使えるおすすめおもちゃは?
口にする頻度が高いので、ボールを選ぶときは柔らかいものをセレクトしてあげましょう。生地は繊維が口に残らないタオル生地などのおもちゃがおすすめです。
音が鳴るおもちゃ
叩いたり、押したり、回したり、引っ張ったりして音が鳴るおもちゃは、手先も使うのでいいと思います。
(シッターYさん)
転がるおもちゃ
オーボールは万能だと思います。
(シッターKさん)
ウォーカーを押して歩く
ウォーカー。 お座り時期からあんよ時期まで長く遊べるものが多く出てます。発達の個人差が大きい時期にお子さまに合わせて遊び方を変えられるのでおすすめです。
(シッターHさん)
【ハイハイができる】夢中になるおもちゃは?
ベビーシッターさんが教えてくれたアイデアおもちゃは、家にあるもので簡単に実践できそうです!
ティッシュの箱で引き出し遊び
ティッシュの空箱にハンカチを繋いで入れ、引き出して遊ぶ。
(シッター工藤賜穂子さん)
ティッシュ箱にものを詰めるアイデアは、他のシッターさんからもいただきました。ハンカチやバンダナの端を結んでおき、たっぷり詰めておくのが良いようです。
プチプチを触る
ティシュや、紙、プチプチなど、触ってみる。カシャカシャ音がしたり。手触りが違うものが良いです。
(シッターTさん)
このアイデアもたくさんのシッターさんからいただきました。プチプチの音や感触が楽しめて、お子様も喜んでくれるようです。口に入れてしまわないように、誤飲には注意しましょう。
手作りスノードーム
ペットボトルに水や洗濯のり、ビーズを入れて作るガラガラです。水の音がチャポチャポとして楽しい。中のビーズを見て楽しむこともできます。色水で作ると色の違いも識別できるようになる。
(シッターNさん)
【ハイハイができる】遊ぶ時の注意点は?
行動範囲がぐっと広がります。手の届くところに危ないものがないか注意が必要です。
引き続き誤飲に気をつけて!
行動範囲が広がり、思わぬ所に小さいものや誤飲しそうなものが落ちていることがあります。常に何か落ちていないか気をつける。(シッターYさん・シッター歴2年)
床の細かいゴミにも注意!
床の細かいゴミもつまむので注意が必要です。(シッターKさん・シッター歴1年)
お座り時期は後方に注意!
まだお座りが安定しない場合は、後方に倒れて頭を打たないようにすること。ハイハイが始まったら好奇心も強くなって行動範囲も広がり、小さなものも掴めるようになるので、床に置いてあるものの誤飲や誤食には一層注意する。つかまり立ち、伝い歩きが始まったら、立ったときにテーブルに頭をぶつけたり、バランスを保てず倒れて床に頭をぶつけたりしてしまうことがあるので、つかまって立とうとしているときには、赤ちゃんの後方でサポートしてあげる。(シッターNさん)
0歳児におすすめの絵本
ベビーシッターさんにおすすめ絵本を聞きました。今回はこちらの3冊をはご紹介します。
『いないいないばあ』(童心社)松谷みよ子
1967年に刊行され、親の代からずっと愛され続けている名作です。発行部数は累計で701万部を突破。リズムよく読むことができて、0歳の赤ちゃんも笑って喜んでくれます。
『だるまさんシリーズ』(ブロンズ新社)かがくいひろし
「だるまさんが」「だるまさんの」「だるまさんと」の3冊あります。
2008年に刊行されましたが、この「だるまさんが」は累計発行部数307万部を突破。こちらも大人気の作品です。テンポよく読めて、ページをめくるたびに笑ってくれるという声が多いです。
『じゃあじゃあびりびり』(偕成社)まついのりこ
慣れ親しんだものの音が聞こえてくる絵本。累計発行部数は294万部です。「物や動物などの音や鳴き声が描いてあるシンプルな絵本。絵も内容も簡単で0歳から楽しめます」(シッターNさん・シッター歴4ヶ月)
そのほかのおすすめ絵本は「ベビーシッターいちおし!0歳・1歳・2歳・3歳さんのための”おすすめ絵本”」でたくさんご紹介しています。ぜひ、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
1歳のお子様向けの室内遊びはこちらから
子育て経験豊富なベビーシッターは、おうち遊びのアイデアも豊富です。
毎日の子育てが大変だなと感じたら、ぜひおうち遊びに慣れたベビーシッターにも頼ってみてはいかがでしょう。ベビーシッターの補助・助成については下記にリンクがありますので、参考にしてみてください。
リトミック遊び
音楽をかけて、曲に合わせて手足を動かしてあげると、スキンシップも取れるし、お子さんも嬉しいと思います。
(シッターYさん)