【インタビュー】フリーランスになり、仕事と子育てを両立~産後の仕事復帰のコツ~

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今回インタビューに協力してくださったのは、舞台音響のお仕事をフリーランスとしてしながら、4歳と1歳のお子さまを子育て中の弘光さんです。

弘光さんは、出産後に会社を辞めてフリーランスとなり、事の量を自分で調節し、自分が現場にいなくても良い仕事を中心に受けることで、子育てと仕事を上手く両立されています。

育休復帰後上手くいかないことが多かったので、自分の経験がヒントになればと思い、インタビューにご協力くださったそうです。

出産後、会社員を辞めてフリーランスになるか迷っている…という方、ぜひご覧ください!

プロフィール

弘光さん

【お名前】弘光さん
【ご自身のご職業】舞台音響業(芝居やダンス、イベント等の音響プランニングとオペレート)
【お子さま】4歳の男の子、1歳の男の子
【夫婦の育児・家事の分担内容】
妻:朝食作り、朝食の片付け、洗濯機を回す、洗濯物をたたむ、登園準備、保育園に送る、夕食の片付け、保育園のお迎え、夕食作り、寝かしつけ、子どもの入浴など
夫:ごみ捨て、浴槽掃除、洗濯機を回す
【産休・育休期間】
第一子:妊娠9ヶ月から休業、生後3ヶ月でゆるゆると復職
第二子:出産2週間前から休業、生後3ヶ月からゆるゆると復帰

出産後、フリーランスになり、仕事の量を自分で調節しながら子育て

ー勤務形態を教えてください!

舞台音響の仕事をフリーランスとしてやっています。

どのくらい案件を引き受けるかで仕事量を調節できるので、子育てしながらでも働きやすいです。

ー旦那さんはお仕事が忙しいんですか?

そうですね。夫は舞台監督の仕事をしています。

長い目で見ると自分の方が長く働けるので、子どもが小さいうちは夫は仕事中心で、私は育児家事中心という分担でやっていき、いずれは負担割合を逆にしていこうと思っています。

ー産休・育休について教えてください!

長男の出産を機に会社を辞めてフリーランスになったので、自主的な産休・育休でした。

舞台音響の会社勤めの時は9時から22時まで働いて、そこから荷出し作業をやらなければいけず、休みも3ヶ月に1回あれば良い方でした。そのため、子育てとの両立は絶対無理でした。

フリーランスになり、生後3ヶ月から少しずつ仕事を受け始めました。保育園の慣らし保育が終わった生後10ヶ月から、子どもの保育園のお迎えの時間には絶対抜けるという条件で恒常的に仕事を受けるようにしました。

ー育休復帰前に不安だったことは何ですか?

復帰してから仕事はあるのかということと、ロールモデルがいなかったのでどういうスタイルで働いていけばいいのかが不安でした。

ー復帰前に準備していたことは何ですか?

ベビーシッターの登録と病児保育の登録です。
どういうサービスがあって、どのくらいの値段なのか調べておきました。

地域の施設で、先輩ママや元保育士から情報収集

ーお子さんを保育園に入れるのにどのくらい前から準備しましたか?

生後4、5ヶ月くらいの時から、保育園の見学を始めました。
認可保育所に入れられなかったら働き方を考え直そうと思っていたので、認証保育所に入れることは考えていませんでした。

ー保活で工夫したことを教えてください!

地域での情報収集をするようにしました。

土曜日に3歳児くらいまでの乳児が遊びに行ける場所に行って、保育園に既に子どもが通っている親や区の保育所で働いていた保育士さんなどに話を聞いていました。

保育のどこに主眼が置かれているかや園の雰囲気、支度にどれくらい時間がかかるかなどを聞いて、自分の暮らしや子育ての価値観に合った保育園を選びました。

復帰後は、ずっと現場にいなくてもいい仕事中心に

ー復帰前と復帰後で仕事内容は変わりましたか?

がらっと変わりました。

出産前は、芝居のプランニングとオペレートを主に担当していて、ツアーなどにも行っていました。
出産後は、2、3日で終わるダンスやお芝居のプランニング、機材のメンテナンスなど、ずっと現場にいなくても良い仕事を中心に受けています。

ー復職後、仕事の進め方に変化はありましたか?

自分が必ずしも現場にいなくてもいいような立ち位置、仕事内容に変えるようにしています。

人に任せられることは任せ、子どもに何かあったら抜けなければいけないという認識を周りに持ってもらい、協力を仰いでいます。

仕事をもらっている会社の社長が、子どもがいても働けるというロールモデルを作りたいと協力してくれています。

ー復帰後苦労したことはありましたか?

まず、夜中に仕事をすることを夫に納得させるのに苦労しました。

自分が仕事を続けていかないと経済的に破綻するということを伝えたり、シッターさんに預けたときに子どもは子どもで親とはやらない遊びを経験して楽しんでいるということを伝えたりして、なんとか理解を得ることができました。

仕事面では、技術的な変革期で音響業全体が大きく変わっていたため、その変化に追いつくのが大変でした。

復帰してから頑張って勉強して、自分に欠けている知識と経験を埋めていきました。

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無理しないで、思い切って諦める

ー家事で工夫していることを教えてください!

無理しないことです。

シャトルシェフは、朝具材を入れて火にかけておくと帰ったときにはできていてすぐに食べられるので、重宝しています。

週末に掃除機を掛ける時間を取りたくないので、朝早く起きてリビングをほうきで履くようにしています。

ー諦めたことはありますか?

家をきれいに片づけることを諦めました。子どもは、続きを楽しんでいるので、プラレールが出しっぱなしのようなことは気にしないようにしています。

また、自分の身支度も諦めました。基本ノーメイクで、保湿はオールインワンのものだけを使っています。

ー旦那さんとの分担のコツを教えてください!

なるべく子どもと触れ合う時間を増やすようにしています。

2週間に1回休演日があるので、その日は子どもも保育園をお休みにして、一緒に過ごしています。稽古が早く終われば、お風呂も一緒に入ってもらっています。

また、育児や家事を夫に求めないようにしています。

全部自分で回せるようにして、夫には手伝ってくれたらいいな、くらいに思うようにしています。期待しないことによって、心理的な負担が減ります。

公演期間前と公演期間中にベビーシッターを利用

ーベビーシッターを利用したきっかけは何ですか?

ファミリーサポートが20時までで、それに間に合わなそうなときにポピンズシッターを使い始めました。

ーベビーシッターをどのように利用していますか?

夜に仕事を抜けられない公演前の7日間は保育園のお迎えから寝かしつけまでをお願いし、公演が始まってからの4日間は保育園のお迎えから私が帰ってくるまで保育をお願いしています。

1日のスケジュール

ーベビーシッターを選ぶ上で重視することは何ですか?

面談時の子どもとの相性です。

これまで4名のシッターさんにお願いしたことがありますが、子どもはいつもこんな遊びをした、これが楽しかったという話をしてくれるので、楽しく過ごせているんだと思います。

母親となることで、視野が広がった

ーワーママとして、仕事をしていて良かったことは何ですか?

視野が広がりました

出産前は、お芝居や舞台に関わる人としか交流していませんでしたが、育休中の一年間でいろいろな暮らし方や働き方をしている人と交流し、新たな価値観と出会うことができました。

ー両立の為に大切にしていることは何ですか?

仕事に関しても、育児に関しても、無理はせず、自分のやるべきことはきちんとやるということを大切にしています。

子どもが大きくなったら、出産前の仕事に復帰したい

ー今後はどのように過ごしていきたいですか?

キャリアとしては、プランナーとして独り立ちしたいと思っています。

今は子育てと仕事の両立でいっぱいいっぱいですが、子どもが大きくなったら、仕事に主軸をおいて、出産前にやっていたプランニングやお芝居のオペレーションの仕事に復帰したいです。

そのために、無理せず、勉強を怠らず、頑張っていきます。

ー育休復帰前、仕事と子育てを両立できるか不安なママさんへアドバイスをお願いします!

復帰後やろうと思っていることの6割出来ればOK、と思うと良いと思います。

最初の1年は、無理しないで過ごしてください。

イヤイヤ期が終わると子どもは落ち着くので、3年経てば変わりますよ。

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【編集後記】
インタビューを担当した大学生の菅沼佑梨です。
フリーランスの方へのインタビューは初めてでした。
自分で仕事の量や内容を調節できるため子育てと両立しやすいというのは意外でした。
長い目で見て働き方や家事育児の分担などを考えられていて、素晴らしいと思いました。
音響の業界は男社会ということだったので、弘光さんのような子育てと仕事を両立する女性たちが増えていくことで、環境が整備され、今後女性の割合が増えていくといいなと思います。

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