【インタビュー】出産後も自分の夢を諦めず、介護と子育てと仕事をしながら大学院の勉強

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今回インタビューにご協力してくださったのは、今年の3月末まで大学院に通いながら産業保健師のお仕事と6歳の女の子の子育てをし、4月からは大学の講師として働かれる予定の酒井さんです。

酒井さんは、子どもが産まれてからも自分の夢を諦めず、子育てと仕事、一時は介護もしながら大学院の勉強をされていました。

自分の考え方次第でやりたいことを実現する時間は作り出せるので、働くお母さんにもっと自分の心を満たしてほしいと思い、今回インタビューにご協力くださったそうです。

プロフィール

酒井さん

【名前】酒井さん
【ご自身のご職業】産業保健師(非常勤)と大学院生(4月からは、大学非常勤講師)の掛け持ち
【お子さま】6歳の女の子、現在第2子を妊娠中
【夫婦の育児・家事の分担内容】
協働:朝食づくり、洗濯物を干す・たたむ、登園準備、掃除機をかける、
浴槽洗い(最後に入った人)、子どもの習い事の送迎(平日:妻、休日:夫)など
妻:朝食の片付け、洗濯機を回す、保育園のお迎え、買い物、夕食づくり、夕食の片付け、寝かしつけ、子どもの入浴、宿題など
夫:保育園に送る、ごみ捨て、保育園のお迎え&夕食づくり(週1)、トイレ掃除など
【産休・育休期間】
1年8カ月(当時は親の介護があったため)

平日のスケジュール

介護と子育てと仕事と並行して、大学院の勉強

ー仕事と子育てをしながら、大学院にも通われているんですね。

大学院では、公共経済学という分野で、医療福祉政策について学んでいます。

今は学業を優先するため、仕事は最低限に抑え、非常勤産業保健師として従事しています。

以前はスイスで看護師や保健師として働いていましたが、親の介護のため帰国しました。

看護師としての現場仕事は子育て・介護との両立が難しかったので、産業保健師として働くことにしました。

ースイスで働かれていたんですね!今までの経歴を簡単に教えていただけますか?

大学卒業後、総合病院で看護師として数年働いたのち、文化の異なる場所で働きたいと思い、スイスに行きました。

半年間看護助手として働き、ドイツ語を勉強して資格を書き換え、最終的には専門看護師の資格も取り、約9年間働きました。

親の介護を機に帰国し、第一子を出産し、子育てと介護と仕事と並行する中でキャリアに悩み、元々行きたかった大学院へ通うことを決めました。

ー子育てと介護と仕事と並行しての勉強は大変ではなかったんですか?

大変でした。夜、寝ている親を見守りながら大学院受験の勉強をしました。

自分の夢を諦めてはいけないと思い、頑張りました。

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早めに断乳し、自分の身体を戻す

ー育休復帰前にしていて良かったと思うことは何ですか?

断乳です。私は、1歳3ヶ月で断乳しました。

母乳をあげ続けていると子どもがお母さんについて離れないので、お母さんの心の負担は大きくなります。自分の身体を戻すためにも大事だと思います。

また、子どもをバギーに乗せていろんな公園、カフェを巡ることもしていました。働いてた時には行けなかったところです。

おかげで子どもの体力がついて、保育園に入ったばかりの頃も疲れて機嫌が悪くなることがありませんでした。私自身も、子どもと十分遊んだんだから自分も頑張ろうと思えましたし、たくさん運動したおかげで産後太りも解消しました。

ー他のワーママさんにおすすめしたい子育てグッズはありますか?

電動自転車はマストだと思います!保育園の送迎の時に使っていました。

歩くよりも早いし、帰りに買い物に行っても荷物がいっぱい載せられるので便利です。

ただ、子どもが電動自転車に乗っている間に寝てしまうと買い物できなくなるので、寝ないようにずっと話しかけるようにしていました。

ー家事で工夫していることを教えてください!

すぐやらなければいけないものは自分がやり、週末にできるものは残しておくようにしています。

例えば、洗濯機を回す、干すのは自分がやり、たたむのは夫の役割にしました。週末まで夫が放っていて山積みになっても、乾いていれば匂いがつくことがないので困ることはありません。

子どもにも、洗剤を入れてボタンを押すというところだけやってもらえば楽しめます。

ー諦めたことはありますか?

趣味のダンスを諦めました。臨月に入るまでは踊っていたのですが、家族と過ごす時間を大切にしたいと思ったので、一人でする趣味は辞めました。

夫婦2人の時間を作るためにもベビーシッターを利用

ーベビーシッターを現在どのように利用していますか?

私が残業をする際に、夫も早く帰ることができない場合は、保育園のお迎えをお願いしています。これからは、習い事の送迎もお願いしようと思います。

そして、2、3ヶ月に1回は、シッターさんに保育園のお迎えから寝かしつけまでお願いして、夫とお互い残業して一緒にご飯を食べて帰ることにしています。

いつも夫婦のどちらかが仕事をセーブするのではなく、お互いの達成感に共感する時間も少しは必要だと考えています。

ーベビーシッターを選ぶ上で重視することは何ですか?

生活の価値観が合うかどうかですね。

以前、年配のシッターさんに子どもの保育園お迎えとお風呂に入れるのをお願いしたら、「お子さまが疲れていたので、お風呂に入れませんでした」と言われました。

シャワーという方法もあったと思います。清潔に関するそもそもの価値観が違うなと思いました。

価値観が合わないと自分でやり直すことになり更に時間に追われてしまうので、それからは基本的な価値観が合う決まった方にお願いするようにしています。

働き、勉強するママの姿を子どもが喜ぶ

ーワーママとして、仕事をしていて良かったことは何ですか?

育児をする自分ではない自分がいる、社会人としての顔があるということで、ほっとします。どちらかに固執しないでいられるので。

それから私が仕事をしていることを子どもが喜んでいるのが嬉しいです。

私の姿を見て仕事に行くと自分が広がると思っているようで、「早く仕事したい!」と言っています。好きなことがどんな職種につながるか考えたりもしています。

仕事をしていて良かったなと思います。

私が大学院に通っていることにも肯定的で、「ママが勉強家だから、私も勉強する!」と、隣に座り、好んでドリルに取り組んでいます。

飽きても、図鑑を見たり、お絵かきをして座っていられるようになりました。

何がセンターにあるのかを考える

ー両立のために大切にしていることは何ですか?

何がセンターにあるのかを考えるようにしています。

前は仕事がセンターだったので、ひたすら仕事をして残業も多くこなし、週末はゴロゴロしていました。

今は家庭がセンターなので、仕事や大学院の課題でつまっていても、家でちゃんとご飯を作ったり、子どもと一緒に週末遊べるように努力しています。

人から仕事を頼まれて就業時間内に出来ないときは、次の勤務の時でいいか聞くようにしています。

ー今後どんな風に過ごしていきたいですか?

子どもが小さいうちは、基本的には自分が子どもの面倒を見て、夫には仕事を頑張ってほしいと思っています。頑張る時期を、夫婦で重ならないようにするだけだと考えています。

1人定職に就いている人がいるからこそ、社会基盤がしっかりするので、自分もチャレンジを続けられます

具体的には、これまでは看護師や保健師として現場で働いてきましたが、これからは大学講師として次世代育成をしたいと思います。

4月から大学講師を始め、8月に第2子を出産して、12月までは育児に専念します。1月からは夫に短時間は子どもを預けられるようにして、土曜日を使った集中講義などで復帰できればと思います。

自分のセンターは家庭にある、この条件下で、どうしたら自分のやりたいことができるかを考えていこうと思います。

ー最後に、育休復帰前、仕事と子育てを両立できるか不安なママさんへアドバイスをお願いします!

人それぞれの育児やキャリアがあって当然だと思います。

そして、自分が満足しているかどうかを決めるのは自分です。

周囲の人の「お母さんはこうあるべき」という期待に振り回されず、自分のやりたいことができる時間を確保してください。

少し先回りしたプランを立てて、自分の余裕を大事にしてください。

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【編集後記】
インタビューを担当した大学2年の菅沼佑梨です。
子育て・介護・仕事をしながら、大学院に通うことができるんだと知って、驚きました。
きちんとした目標があれば、時間がない中でも、時間を作り出して、やり遂げられるということが分かりました。
私も目標を見つけて、頑張っていきたいです。
旦那様が定職に就いているからこそ、自分がやりたいことにチャレンジできるという考え方も印象的でした。
妻や母親になっても、夫や子どものために自分のやりたいことを諦めなくていいんだと思えました。

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