認可保育園に落ちたらやるべき10の対策

ポピンズシッター (旧スマートシッター)【公式】

2月は入園申し込みをした認可保育園や認定こども園から内定したかどうかの連絡が届く時期。毎年SNSでは「#保育園落ちた」というハッシュタグの話題が増える時期でもあります。

落ちてしまった場合の対策はお済みでしょうか?「子どもの預け先をどうしよう」と心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、昨今は保育園に落ちた後の選択肢も増えています。それぞれご紹介していきましょう。

保育園申込者数と待機児童数

厚生労働省が公表したデータによると、令和4年4月1日時点で、保育所等を利用する児童数は274万人。前年度より5万人ほど増加しました。

そして、「保育園落ちた日本死ね!!!」というブログが話題になってから約5年が経った今、待機児童数は5,634人まで減少しました。この待機児童のうち約80%が1歳から2歳児となります。

5,634人という待機児童数は、保育所等が増えたこともあり、前年より6,805人ほど減っています。「#保育園落ちた」のブログが話題になった2016年は2万3千人ほどいたので、その頃に比べると大幅に減りました。(令和3年4月1日時点)

保育園に落ちたらやるべきことは?

待機児童は減っていますが、まだ解消されたわけではありません。2月頃になると自治体から認可園申し込みの結果が届きます。

職場に復帰するため入所申し込みをしても、希望する認可保育園等に落ちてしまった場合は、自治体から「保育所等不承諾通知」や「利用調整結果通知書(保留)」などが届きます*。

不承諾通知を受けっとったら、まずやるべきことをご紹介しましょう。

*市区町村により名称は異なります。

保育園落ちたらやるべきこと【1】育休の延長を申請

育児休業を取れるのは、基本的にはお子様が生まれた日から1歳に達する日までです。ですが、保育園や認定子ども園などに申し込んでも入園ができなかった場合には、1歳6ヶ月まで延長することができます。さらに、1歳6ヶ月になっても入園できなかった場合には、2歳になるまで再延長できます。

育児休業給付金も、要件に該当すれば給付延長となります。

保育園等に落ちてしまったら、まずは勤め先などに、予定通りに仕事に復帰ができそうにない旨を相談してみましょう。

パパママ育休プラス」という制度を利用すれば、お子様が1歳2ヶ月に達するまでの間に、父母それぞれで1年間までの育児休業を取得できます。両親ともに育休を取得した場合にこちらは利用できるので、計画的に取得するのがよいでしょう。

保育園落ちたらやるべきこと【2】職場に相談

在宅勤務が可能かどうか、時短勤務が可能かどうかなどを勤め先と相談してみるのもよいでしょう。

法律では、3歳未満のお子様を育てている場合、希望すれば男女ともに労働時間を短縮する制度が設けられています(*育児・介護休業法)。また、会社によっては社内に託児所を設置している場合もあります。

育児・介護休業法とは?

保育園落ちたらやるべきこと【3】保育園の二次募集に応募

認可保育園や認定こども園の選考結果が出た後に、二次募集が出ることもあります。一次内定辞退者などの空いた分となるので数は少ないです。

ただし、最近は、保育所等が増えたことに加えて、新型コロナウイルス等の影響もあって4月の申し込みで定員に達しない園も増えているようです。通える範囲を広げて考えてみながら、諦めずに応募し続けることも大切です。

保育園落ちたらやるべきこと【4】家庭的保育、小規模保育を検討

待機児童の多い都市部では小規模の保育施設も増えています。こういった施設が近くにあるかを、自治体に問い合わせてみるのもひとつの方法です。

家庭的保育事業とは

保育士や保育士と同等以上の知識と経験のある保育者が自宅などのスペースを利用して、少人数で家庭的な雰囲気を大事にしながら保育を行う事業です。

小規模保育事業とは

市区町村の認可を受け、少人数で家庭的保育に近い雰囲気のなかで、保育士などが保育者の居宅や施設にて保育を行う保育事業です。

どちらも地域型保育事業に含まれ、0歳から2歳までのお子様を預けることができます。認可保育園とは違い手厚いケアができるのが特徴です。ですが、土日祝日がお休みだったり、預けられる時間が限られていたりというデメリットもあります。

保育園落ちたらやるべきこと【5】居宅訪問型ベビーシッターを利用

居宅訪問型ベビーシッターをご存じでしょうか。自宅でお子様と東京都や区の基礎研修を受けた保育者とで、1対1の保育を行う”認可保育事業”です。

0歳から2歳児を対象としていて、手厚いケアができるのが特徴です。
通常のベビーシッター 派遣を利用する場合は認可外保育ですが、この制度を使ってベビーシッターを利用する場合は認可保育になります。ベビーシッターはお住まいの自治体が委託しているベビーシッター 派遣会社のみ利用できます。

お子様のお弁当を用意や自営業者ならば仕事部屋と保育場所は別部屋にする必要などがありますが、待機児童が多い都市部では、この仕組みを使って待機児童対策をしている自治体があるので、お住まいの自治体に利用できるかを確認をしてみるのが良いでしょう。

保育園落ちたらやるべきこと【6】定期利用保育を利用

「定期利用保育」とは、毎日・週に何回か、仕事があるので認可保育所等を利用したいという方向けの事業で、パートタイム勤務や保育短時間勤務等をしている方におすすめです。

申し込みをすると、複数月継続して保育をしてもらえる制度で、東京都内でも待機児童を解消するための対策としてこれを実施している自治体があります。「定期利用保育」で受け入れをしている保育園も限られているので、お住まいの自治体に確認をしてみるのが良いでしょう。

保育園落ちたらやるべきこと【7】認証保育所、認可外保育園に応募

認可外保育施設とは、児童福祉法に基づく認可を受けずに運営する保育施設です。

一般的には「無認可」とも言われています。「●●保育所」「●●保育園」「●●保育室」「●●託児所」「●●ベビーホテル」など名称は様々、保育内容も施設により異なります。

認証保育所も認可外保育園に含まれますが、こちらは東京都が独自に基準を定めて認証した保育施設です。

企業主導型保育事業も認可外保育事業に該当します。企業主導型保育施設では地域枠を設けており、その企業に勤めている子ども以外でも利用することができます。

これらは、通える範囲にある認可保育園を探す時に一緒にピックアップし、見学などを進めておくのが良いでしょう。認可保育園に落ちてしまったら、それらに空き状況を問い合わせましょう。自転車に乗れば通える、バスや電車で通えるなど、少し範囲を広げて探してみるのも良いかもしれません。

*認可外保育園と認可保育園の違いについてはこちらの記事で詳しく解説しております。

保育園落ちたらやるべきこと【8】東京都ベビーシッター利用支援を利用

待機児童になってしまった東京都の方は、お子様が保育園等に入所できるまでの間、東京都が認定したベビーシッター事業者を1時間150円(税込)で利用できる助成制度があります。

こちらのベビーシッターは、居宅訪問型ベビーシッターとは異なり、認可外保育扱いです。保護者の方がベビーシッターの派遣を行う事業者を自分で選び、それぞれ申し込みを行います。対象となるのは、お住まいの市区町村からこの事業の利用案内を受けた、0〜2歳児クラスの待機児童の保護者です。対象となる市区町村は限られています。

ポピンズシッターも東京都が認定した対象事業者です。

*詳しくはこちらの記事もご確認ください。

保育園落ちたらやるべきこと【9】ベビーシッターを利用

ベビーシッター派遣サービスは”認可外保育事業”です。保護者の方がベビーシッターの派遣を行う事業者を自分で選び、それぞれ申し込みを行います。

自宅などでご依頼者の要望に合わせた保育が可能です。保育園に入園できるまで、このベビーシッターを利用しているという家庭もあります。

働くためにベビーシッターを利用する際には以下のような補助もあります。これらは、ポピンズシッターでもご利用いただけます。

企業主導型ベビーシッター 利用支援者事業( ベビーシッター派遣事業) 一人の児童に対して1回あたり最大で4,400円まで割引されます(多胎児2人だと9,000円)。

企業主導型ベビーシッター利用支援事業とは
全国保育サービス協会と連携し、「ベビーシッター派遣事業」の割引券を取り扱う事業者に勤めている人は、ベビーシッター派遣サービスを利用した場合に利用料の一部または全てが助成されます

福利厚生サービス お勤め先の会社の福利厚生サービスの中に、ベビーシッターのクーポンが利用できる場合があります。「すくすくえいど」(株式会社ベネフィット・ワン)、「えらべる倶楽部」(株式会社JTBベネフィット)、「福利厚生倶楽部」(株式会社リロクラブ)、WELBOX(株式会社イーウェル)、ライフサポート倶楽部(リソルライフサポート株式会社)は、ポピンズシッターでも割引がご利用いただけます。

保育園落ちたらやるべきこと【10】ファミリーサポートを利用

児童を預かってほしい親と、援助を行うことを希望するサポーターをマッチングさせる制度です。様々な理由で利用できますが、就労目的で利用されている方もいます。詳しくはこちらの記事も参考に。

1時間150円!待機児童(東京都ベビーシッター利用支援)を利用しよう

待機児童の場合は、お子様が保育所等に入所できるまでの間、保育所の代わりに東京都が認定した認可外のベビーシッター事業者を1時間150円(税込)で利用できるベビーシッター利用支援事業があります。*1

ポピンズシッターは、東京都で認定された事業者です。この事業でポピンズシッターを利用したい場合は、まずはポピンズシッターに無料の会員登録をしてください。

その後「東京都ベビーシッター利用支援事業ご利用フォーム」にご記入し、お申込みいただくと、ポピンズシッターサポートからお電話を差し上げます。そこで、お子様の発育状況やご利用時間は何時間がご希望なのかなどをヒアリングさせていただきます。その後、手続き方法や概要を記載したご案内資料などを、郵送にてお送りさせていただきます。

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待機児童の場合は、お子様が保育所等に入所できるまでの間、保育所の代わりに東京都が認定した認可外のベビーシッター事業者を1時間150円(税込)で利用できるベビーシッター利用支援事業もあります。*1

保育園に落ちたママの声をご紹介

引越し先で新たにお仕事を探して内定をもらった後、子どもが1歳になったときに保活をスタートしました。ですが、すでに7月の年度途中での申し込み。0歳クラスに入園希望とはいえ、厳しい戦いになりそうだなとは思っていました。

予想はしていましたが、保育園に落ちたと通知を受け取った時には少し慌てました。年度途中という厳しい時期であったことにプラスして、内定だったので私の点数は減点され、時短で働く予定だったのでさらに減点され、点数が低かったのも要因のようです。

どうしようと思ったのですが、調べてみれば、①東京都ベビーシッター利用支援という助成も使えそう、②居宅訪問型ベビーシッターを使う方法もありそうなど、いくつかの選択肢がありそうでした。

区役所に問い合わせたところ、私の住む地域では①は育休明けの人のみが使えるとのことで利用できませんでした。②は入園申し込みで3園以上申し込んで落ちると利用できるとのこと。

ちょうど3園以上申し込んでいたので利用することができました。なので、今はベビーシッターに子供を見てもらいながら、仕事をしています。

保育園に落ちた後にできることは増えたけれど、利用するには要件がそれぞれあります。保育園の入園申し込みをする際に、もし落ちてしまったらどうしたら利用できるか、区役所に確認しておくのがよいと思います。

 

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