【保健師監修】ワンオペ育児、お風呂の入れ方とおすすめ便利グッズ

【監修・執筆】保健師:石山亜由美

ワンオペ育児中のお風呂は、お湯の準備から赤ちゃんの着替え、ご自身のお風呂も全て一人で対応するため大変ですね。赤ちゃんの安全を守らなければならないので、とても気を遣い、慣れないうちは疲れてしまうママパパも多いことでしょう。

ここでは、保健師の視点からワンオペ育児中のお風呂の入れ方、注意点、お助けグッズについてご紹介します。ワンオペでも、無理せず赤ちゃんとのお風呂を楽しめるよう、ぜひ参考になさってください。

月齢別:ワンオペ育児お風呂の入れ方

ワンオペ育児のお風呂は、ママ・パパが一人でも安全で負担が少なく済ませたいもの。そのためには、お子さまの月齢に合ったお風呂の入れ方を知っておくと良いでしょう。

赤ちゃんの成長・発達の視点も含めながら、月齢別に解説します。

産まれてから生後1ヵ月まで

生後1ヵ月までの新生児のお風呂は、産科で指導された沐浴をご自宅で行います。ママやパパが沐浴しやすい安全な場所とベビーバスなどを使い、できるだけ短時間で済ませましょう。

赤ちゃんの皮膚は弱いため、柔らかいガーゼを使って優しく洗います。しっかり首を支え、顔にお湯がかからないように注意し、赤ちゃんから絶対に目を離さないようにしましょう。

まだ目がよく見えない赤ちゃん。お風呂に驚いて泣く場合もあります。優しく声をかけながら、お風呂の気持ち良さを感じてもらいましょう。

ワンオペで沐浴を行う場合は特に、沐浴後すぐに赤ちゃんを拭くことができるよう、近くにバスタオルを広げておいたり、肌着やおむつをセットしておくことが大切です。

生後1ヵ月頃~首がすわるまで

生後1ヶ月を過ぎて1ヶ月健診で、大人と一緒のお風呂に入ってもよいと指示が出たら、いよいよ大人用の浴槽にデビューできます。その際ママも1ヶ月健診での医師の指示で、悪露が終わっていることや入浴の是非を確認してください。

ワンオペで一緒にお風呂に入る場合は、赤ちゃんの様子が見えて安全な脱衣所で寝かせておき、その間にご自身の体を洗います。その後で赤ちゃんの体を洗い、一緒に湯船につかります。

ママが疲れているときは無理をせず、生後3ヶ月頃まで使えるベビーバスでサっと済ませてしまうでもかまいません。

お座りができる

お座りができるようになると、大人とも一緒に入りやすく、赤ちゃんとのお風呂が少し楽になります。首がすわり、寝返りができるお子さまの場合は、バウンサーなどを使い、いろいろな方向に寝返らないよう工夫しましょう。

お座りができるようになると、脱衣所や浴室内でバスチェアに座らせておけるため、ママ自身の体を洗える時間が取れます。お子さまの成長・発達を見ながら、赤ちゃんが安全に待てる方法を考えましょう。

お座りができる~つかまり立ち

お座りができる~つかまり立ちができると、赤ちゃんは体のバランスを取れるようになるので、より楽にお風呂を楽しめるでしょう。

この頃は赤ちゃんを脱衣所や浴室内で、バスチェアに座らせている間に、ママ自身が体を洗うと安心です。バスチェアを使わずに浴室内に座らせると、滑って転んでしまう危険があります。つかまり立ちができる頃から、滑り止めマットを敷くことがおすすめです。

つかまり立ち以降~

つかまり立ちができる頃からは、浴槽内での転倒や溺水の予防を最重要として、安全にお風呂を楽しみましょう。

浴室内に滑り止めマットを敷き、赤ちゃんを浴槽のふちにつかまり立ちさせます。その間に、赤ちゃんから目を離さないように注意しながら、ママ自身は体を洗います。この頃は、バスチェアなどは不要で、滑り止めマットだけでも安全に入浴できます。お風呂グッズの掃除や片付けの負担も軽くなるでしょう。

ワンオペお風呂、ここに注意!

ワンオペ育児中のお風呂では、ママ・パパどちらかが準備から入浴、その後の片付けや赤ちゃんのケアまで、全て一人で対応しなければなりません。

ここでは、一人で赤ちゃんをお風呂に入れる際の注意点をご紹介します。

お湯は少なめ・温度は38~39℃前後

ベビーバスでの沐浴では、赤ちゃんの顔や耳にお湯が入らない量で、38~39℃前後の湯温で準備しましょう。冬場はベビーバス内のお湯がすぐに冷めてしまうので、赤ちゃんに直接かけないように熱すぎない温かいお湯を足していきます。

お湯の温度は温度計で測定したり、ママやパパが肘などを湯につけて確認するでもかまいません。

赤ちゃんが安全にいれる場所を確保

お風呂中は、赤ちゃんが安全に待てる場所を確保しましょう。ご自身が体を洗っている最中に、赤ちゃんが何か危険なものを触ったり、寝返りをしてどこかに顔や頭をぶつけたりしないよう、赤ちゃんの周りには何も置かず、安全にいられる広い場所に寝かせておきます。

お座りやつかまり立ちができるお子さまでも、予想外のことが起きる場合があるため、安全確保は同様です。

赤ちゃんから目を離さない

赤ちゃんから少し目を離したことで、転倒や溺水などの事故につながる危険があります。赤ちゃんは、10㎝といったちょっとした水位でも溺れる可能性があるのです。とくに浴室内に赤ちゃんがいる場合は、絶対に目を離さないようにしましょう。

赤ちゃんを脱衣所で待たせているときも、浴室の戸を開けて、赤ちゃんの様子を必ず確認できるよう意識してください。

ママのお風呂はサッと・無理に入らない

赤ちゃんのお風呂を準備から最後まで毎日一人で対応していると、疲れてしまい、赤ちゃんだけ入浴させたいと思う日もあります。そのような日は、産後のママは無理をしなくても良いでしょう。

翌朝パパがいる時間帯に赤ちゃんを見てもらい、簡単にシャワーしたり、土日はパパに赤ちゃんを任せて、ママが一人でゆっくり入浴する時間をもらったりできます。ワンオペのお風呂は、無理をしないことが大切です。

お風呂上りまでの導線を考えて準備をする

ワンオペのお風呂は、自分と赤ちゃんしかいない状況です。お風呂の入れ方に慣れるまでは、物の配置やお風呂に入る前から上がるまでの導線を考えて準備しましょう。

赤ちゃんから目を離さずにお風呂に入る導線、赤ちゃんが湯冷めしないための導線、お風呂の後、赤ちゃんを抱っこして転ぶことなどがないような導線などさまざまな動きがあります。安全でスムーズにお風呂が終わるように、しっかりと事前準備をしてからお風呂に入りましょう。

お風呂に入れない日があってもいい

ワンオペ育児になると、どうしても「お風呂に入れなくては!」と義務感が生じてしまいます。お風呂に入ることで生活リズムが整ったり、清潔が保たれたりとメリットはあります。しかし、ママにとって負担が大きい日の場合は、無理に赤ちゃんをお風呂に入れなくても良いでしょう。

何でも完璧にせず、「1日くらい、お風呂に入らなくても大丈夫!」と思えるような、気持ちに余裕を持つことも大切です。

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ワンオペお風呂を助ける、おすすめグッズ

ワンオペ育児中では、安全で楽に赤ちゃんをお風呂に入れるため、お風呂グッズを使うと良いでしょう。ここでは、ベビーバスやバスチェア、その他のおすすめお風呂グッズをご紹介します。

【リッチェル Richell】ふかふかベビーバスW  新生児~3カ月頃まで

空気を入れて膨らませて使う、ふかふかとした感触のベビーバスです。赤ちゃんが滑り落ちないように、ストッパーがついているため、ママが片手だけで赤ちゃんを支えても安全です。

使用後も掃除しやすく、フックがあるため乾燥させやすいので後片付けも楽々です。

【リッチェル Richell】ふかふかベビーバスW

【Swimava(スイマーバ)】ふわふわベビーバス マカロンバス 新生児~2歳頃まで

専用のハンドポンプで簡単に空気を入れて使う、ふわふわしたベビーバスです。新生児~2歳頃までの、沐浴や水遊び用のプールとして使えます。

お湯が5Lと少ない量でも赤ちゃんが入るとちょうどいい湯量になり、節水できるといったメリットがあります。

【Swimava(スイマーバ)】ふわふわベビーバス 新生児~2歳頃まで

【Annekor(アンコールジャパン)】 笑顔のベビーバス 新生児~3歳頃まで

空気を入れて使う、日本製のベビーバスです。専用のハンドポンプ付きで、折りたたみも簡単なため、実家に帰省したときや旅行先に持ち運びできます。

3歳頃までの沐浴、水遊び用のプールとして長く使えます。フックがあり、乾燥させやすいため衛生的です。

【Annekor(アンコールジャパン)】 『笑顔の ベビーバス』

【リッチェル Richell】 ひんやりしないおふろマットR 新生児~6カ月頃まで

ひんやりしない素材のお風呂マットです。ママが体を洗っている間に、脱衣所や浴室でマットに寝かせておけます。おしりの部分にお湯を張ると温かい状態で待っていられるので、赤ちゃんも気持ちが良いでしょう。

水切れがよく、お手入れしやすいので衛生的に使えます。

【リッチェル Richell】 ひんやりしないおふろマットR

【リッチェル Richell】 ひんやりしないおふろチェアR 6カ月~2才頃まで

首がすわり、支えればお座りができる頃から使える、お風呂チェアです。ひんやりしない素材で、おしりの部分にお湯を張ると、温かく心地良い状態で赤ちゃんは座っていられます。

ママが体を洗っている間、脱衣所や浴室で座らせて待ってもらえるので便利です。

【リッチェル Richell 】 ひんやりしないおふろチェアR

【Smart Start】 腰がすわってから使えるバスチェア

背もたれやヘッドレストが高く、座面がしっかり窪んでいるため、赤ちゃんが安定して座れるバスチェアです。空気を入れて使うタイプでふかふかしており、厚手のためおしりが痛くなりません。

座面に5つの排水穴が開いているので、座った状態でも洗い流せるため便利です。

【Smart Start】 腰がすわってから使えるバスチェア

【パパジーノ】お風呂マット 吸盤付きノンスリップバスマット

赤ちゃんがお風呂内で滑って転ばないように作られた、滑り止めのお風呂マットです。浴槽内や体の洗い場で敷いて使えます。お湯を張った上からでもマットをしっかりと抑えつければ、吸盤がくっつくため便利です。

特につかまり立ちを始めた頃からのお子さまには、転ぶ心配が少なくなるため安心できるでしょう。

【パパジーノ】お風呂マット 吸盤付きノンスリップバスマット

事前準備をしっかりと!ワンオペ育児のお風呂を楽しみましょう!

ママ・パパが一人で全て対応しなければならない、ワンオペ育児のお風呂。お子さまの月齢によって違う、お風呂の入れ方や注意点を知っておくことが大切です。

そして安全でスムーズにお風呂を済ませられるよう、しっかりと事前準備をすることがポイントです。お子さまをお風呂に入れることが難しいと思う日は無理をせず、程よく手抜きをしながら安全にワンオペ育児のお風呂を楽しんでみましょう。

この記事は

【監修・執筆】保健師:石山亜由美

看護師・保健師
Webライターとして働く1児のママ。オンラインで健康相談やメンタルヘルスの相談のお仕事をしながら、医療・健康系の執筆を中心にWebライターとして活動中。

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