【インタビュー】シッター利用歴10年!Aさんの「かかった費用」大公開
こちらの記事で10年間にわたるベビーシッター体験記を語っていただいたAさんに、気になるベビーシッターにかかった費用を教えていただきました。
1ヶ月あたりの費用を大公開!
ベビーシッターを利用にあたりやはり気になるのはかかる費用。特に毎日利用となると高額なのでは?と思うかもしれません。
Aさんの家では、3人のお子さまを毎日ベビーシッターに依頼していたので、当初はかなり高額なベビーシッター費用がかかるのを想定していたのだそう。でも、調べるうちに助成金などを上手に活用することで、かなりコストを抑えられることがわかりました。
Aさんが利用したベビーシッターに関する助成金
Aさんが当時(2016~2019年ごろ)以下の助成金を利用し、ベビーシッター費用を抑えていました。
※Aさんの当時の記録を基に構成しています。
【こども家庭庁の助成金】
1回1,700円(2016~2019年)
→現在は1回4,400円と助成額が上がっています(詳しくはこちら)
【福利厚生】
1,000円券を最大限利用
Aさんの1週間のベビーシッター料金、大公開
Aさんが当時支払っていた1週間あたりのベビーシッター費用と内訳を教えていただきました。
1週間の合計金額は33,112円。月にすると13万円超です。とはいえ、助成などを活用すると実際の支払額は5万9000円ほどで済んだのだそう。
ベビーシッター会社を選ぶ決め手は?
数あるベビーシッター会社・サービスからどこを選べばいいか迷ってしまう方多いのではないでしょうか。10年に渡ってベビーシッターを利用していたAさんは私は当時の3人お子さまの年齢や依頼していた保育内容も異なるため、いくつかの会社に依頼し、使い分けをしていたと言います。
Aさんは「サンフラワー・A」「タカミサプライ」「家政婦紹介所」「キッズライン」「ポピンズシッター」の5つを以下のポイントで利用していたそうです。
- きょうだい追加料金がどのくらいか
- 家事とシッティングを依頼できるか
- 短時間(2時間〜)の依頼ができるか
- 早朝料金や深夜料金の範囲
- 小学生向けのシッターがいるか(家庭教師シッターや絵や英語などのスキルなど)
- 保育園や習い事の送迎が頼めるか
Aさんの当時の記録によると、「サンフラワー・A」は比較的低価格できょうだい割引があるのが特長。「タカミサプライ」は家事依頼ができるのがメリット、「家政婦紹介所」は料金は高めだったもののサービスの範囲が広く利用しやすかったそうです。
利用者も多い「ファミリーサポート」は、低価格が魅力なものの、1人の支援員が預かれるお子さまの数は1名のみ。「キッズライン」は価格もきょうだい料金もシッターごとの設定ですが、すぐにシッターをアレンジできるのがいいところ。深夜料金が21時までかからない「ポピンズシッター」は、得意やスキルを持ったシッターも多く頻繁に利用していたそうです。
Aさんにシッター会社選びのポイントを伺いました。
ポイント1:送迎は短時間依頼ができるかどうか
Aさんがベビーシッターを利用していた時は最低利用時間が3時間のところが多かったようですが、当時は2時間から頼める「サンフラワー・A」にお子さまの朝の保育園送迎をお願いしていたそうです。
なお、「ポピンズシッター」では現在、さらに短時間でご利用いただける「30分送迎」プランをご用意しています。詳しくはこちら→
ポイント2:家事も依頼できると便利!
Aさんは送迎+家事を依頼したい曜日があったため当時「タカミサプライ」と「家政婦紹介所」にお願いしていたそうです。家事もお願いしたいかたは、保育+家事依頼が可能かどうかをチェックしてみてはいかがでしょうか。
ポイント3:夜のシッティングはお子さまの成長を見ながら
Aさんは夜の保育の依頼は、お子さまの成長に合わせシッターを選んでいたのそうです。保育園児のお子さまが2人だった時は、小さなお子さんになれていてたくさん遊べる体力に自信があるというシッター、少し大きくなって小学生が2人になると自宅で宿題や勉強をみてくれたり、絵や英語が得意なシッターに依頼するようになったそうです。
ワーママのかたからは、お子さまの習い事に関するお悩みをよく聞きますが、スキルを持ったベビーシッターに依頼するのもひとつの手かもしれません。
「ポピンズシッター」は、スキルや特技の検索ができます
ポイント4:遅くなる方は、深夜料金をチェック
Aさんは夜の時間帯の依頼もあったっ為、深夜料金も必ずチェックしていたそうです。“深夜”料金といっても、会社によっては18時から発生する場合があります。基本料金が安価、というだけで判断せず、夜まで利用する可能性があるなら深夜料金が何時からか調べるのがコツだそうです。
ポイント5:ファミサポはきょうだい保育NG
もっとも安価なのは「ファミリーサポート」は、アットホームであたたかい人柄の支援員さんが多いとAさんは感じたそうです。とはいえ、支援員(保育をしてくれる方)1人につき、お子さま1人しか預けることができないため、Aさんはお子さまの習い事送迎のみで活用していたとのことです。
ベビーシッター依頼のコツ
たくさんのシッターと出会い、お子さまの保育を依頼してきたAさんは、はじめは20人近いかたに来ていただき、最終的に5人〜7人の方に固定でお願いできるようになったのだそう。Aさんが心がけていた、ベビーシッター依頼時のコツを教えていただきました。
ベビーシッターのスキルや経歴に合わせたシッティング内容にすると安心感・満足感がアップします。
大切にしていたのは、感謝を忘れないことかなと思い、ベビーシッターのおかげで家庭がまわっていること、仕事が続けていられることを伝えるようにしていました。
共有・伝達事項はわかりやすく
【Aさんのコツ】
あらかじめ家のルールやシッティング内容などのマニュアルを作成しておき、いつでも誰でも見られるように。
- 自宅の周辺環境
- 我が家のルールや私の考え方
- ベビーカーや抱っこひもの使い方
- 保育園の入退室、持ち物の準備方法
- 危険な周辺道路 など
これらをまとめておくことで初めて来る方にも毎回説明する手間を省けますし、ベビーシッターもいつでも見返すことができるため一石二鳥だそうです。
スケジュールや費用は自分なりにまとめる
ワーママはとにかく毎日忙しいもの。複数人の会社やベビーシッターに依頼するとなると、予定や予算を把握するのも大変です。ミスを防ぐため、スケジュール管理、補助券や申請の金額計算などをエクセルなどで作成しわかりやすくまとめておくと便利です。
助成などには書類の提出締め切りもあるので、とくに注意が必要です。
ベビーシッターはママパパの強い味方!
最後にAさんからメッセージをいただきました。
ー--
シッターも人それぞれで、中には、3人の内末っ子の息子だけをかわいがるおばあちゃまや、夜間保育でテレビつけっぱなしにする方、こどもが泣き叫んで手が付けられなくなってしまった方など、少々困ってしまうシーンも多少はありました。
とはいえ、先のおばあちゃまは、私の出勤に間に合うようにと、必ず6時半にはマンションの入り口にいてくださって、聞けばご自宅を5時台に出てくれていたのだそう。とてもありがたいことだな、としみじみ感じています。
いま思い起こしても、長い子育て期間のあいだ、ベビーシッターはずっと私の味方でいてくれました。
どんなに頑張っても時間や体力には限りがありますし、24時間キラキラ育児をすることはできません。私は途中から完全にワンオペになりましたが、仕事を何とか続けたいなと思いシッターの力を借りて二人三脚で育児を乗り切りました。最初はこれしかない!と思い、依頼したベビーシッターですが、おかげで子どもたちは、たくさんのシッターのおかげで私にはできない遊びや関わりもたくさん経験させていただき本当によかったと思っています。
あるシッターの方は、次女が葛藤していたことを教えてくれたり、長女の頑張りをみてくれたり、親にとってもも子どもにとってもいいことがたくさんありました。ポピンズシッターに依頼した際は、完了報告に子どもの成長への気づきが書いてあったりして、「こんなこともできるんだー!」と、私にはない新しい視点もいただきました。
孤軍奮闘している私にとっても、自分の子育ての味方が見つかり、心も体も楽になり助けられ、何より子どもたちが安心して楽しそうに過ごす姿が私の元気の源でした。
ベビーシッター利用は、気負わなくても大丈夫です。まずは1日だけ・数時間だけという利用も可能。興味があったらスポット依頼から試してみてはいかがでしょう。
ポピンズシッター (旧スマートシッター)【公式】
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年間72万円の大きな出費ではありましたが、仕事を続けてこられたことは本当に良かったと思っています。
子どもが大きくなった今、あの費用は私にとって必要経費だった、と感じています。
現在は助成の金額も種類も増えたので、以前よりさらに利用しやすくなっているかもしれません。ぜひ調べてみてください。