港区の保育園:点数計算は?港区の「保活」情報:2024年版
港区の認可保育園へ入園するために必要な保活情報をご紹介します。選考スケジュールや提出書類などの基本的な情報のほか、入園の可否に影響する調整指数や優先順位などをまとめました。
港区の概要
港区は東京都の東南部に位置し、面積は23区のうち12番目の広さです。各国大使館があるため外国人が多い地域となっています。
港区の出生人数は毎年2,500人程度となっています。また、港区は待機児童への緊急対策として保育定員を増やす取り組みをおこない、2019年4月には待機児童が0人になりました。
<参照>
港区:人口・世帯数(住民基本台帳に基づく)
港区:港区の待機児童ゼロ達成後の新たな課題への対応方針
港区の保育園情報
港区の選考スケジュールと必要な提出書類をご紹介します。
※スケジュール等は変更になることがあります。詳しくは港区ホームページをご覧ください。
選考のスケジュール
【令和7年4月入園(1次募集)】
- 郵送・電子申請受付期間:令和6年11月1日(金)〜令和6年11月22日(金)
- 窓口受付期間:令和6年11月1日(金)〜令和6年12月3日(火)
- 結果発表:令和7年1月31日(金)
【令和7年4月入園(2次募集)】
- 郵送・電子申請受付期間:令和7年1月17日(金)〜 令和7年2月10日(月)
- 窓口受付期間:令和7年1月30日(木)〜令和7年2月10日(月)
- 結果発表:令和7年3月3日(月)発送
【5月以降の入園について】
途中入園の場合は、入園希望月の前月上旬に受け付けています。結果は中旬に発表されます。
提出書類の種類
入園申込みの際に必要な提出書類は、世帯状況によって異なるため不備のないように準備しましょう。主な提出書類と書類様式をご紹介します。
- 子どものための教育・保育給付認定申請書
- 保育所入所等申込書
- 児童の健康状況申告書
- 就労証明書
- タイムスケジュール表
- 令和5年度認可保育園等申込みに関する確認書
- 受託証明書(認可外保育施設またはベビーシッターを利用している場合)
入園に必要な全ての提出書類は港区のホームページで確認できます。
<参照>
港区:入園申込みに必要な書類(令和6年度入園申込み)
港区の指数の表
港区の基本指数、調整指数をまとめた表は以下の通りです。
港区の計算の特徴
港区の基本指数では「週5日以上かつ1日8時間(週40時間)以上の就労を常態としている」場合に20点となります。就労日数や時間は自治体によって配点が違うポイントです。港区の基準では、1日の勤務時間が8時間以上でフルタイム勤務に認定されます。
また、令和4年度からの入園者を対象に、新規入園申込みの場合の優先順位が、11位から2位に引き上げられました。新規申込みのお子様が入園しやすいような対策が取られています。
港区の「調整指数」
保育園の選考では1点は入園の可否を左右します。港区で加点・減点の対象となる項目についてご紹介します。
【加点項目】
- 兄弟姉妹が同時に新規の入園申込みをする場合、又は兄弟姉妹(卒園・退園予定児を除く)が在 籍している認可保育園等に新規の入園申込みをする場合:1点
- 双子以上の申込みの場合:1点
- 自宅での自営業で危険なものを扱う業種であり、お子様を見ながら就労している場合:1点
【減点項目】
- 就労していても3ヶ月以上の勤務実績が認められない場合:2点
- 自宅での自営でお子様を見ながら就労している場合:3点
- 父母を除く同居の親族に保育に当たれる人がいる場合:3点
同一指数になったときは?
点数が同一指数になった場合には「優先順位」で調整されます。港区の優先順位は以下の順番です。
- 港区に住民登録をして、現に生活の本拠がある。(やむを得ない理由で住民登録ができない場合は除く)
- 新規入園申し込みの世帯
- ひとり親世帯
- 心身障害者・疾病世帯
- 就労世帯
- 就労し、かつ認証保育所等の認可外保育施設に預けている期間が6ヶ月以上ある世帯でその期間の長い世帯(港区内の認可保育園等へ申込みをし、その待機期間が6ヶ月以上必要)
- 同居の児童が港区内の認可保育園等に在園している場合
- 育児休業取得により対処した児童の数が育児休暇明けに再入所を申込む場合
- 同居の児童が同時申込みの世帯
- 養育している小学生以下の児童の数が多い世帯
- 保育施設で勤務する保育士または看護師が育児休業から復職する場合、または保育施設で保育士もしくは看護師として就労することが内定している場合
- 居宅訪問型保育事業から認可保育園等への転園である場合
- 経済的困窮度の高い世帯(保護者の区市町村民税所得割課税額の合算値の低い世帯)
- 港区に在住している年数が長い世帯
認可外保育園情報
希望の認可保育園に入園できなかった場合には、認可外保育園やベビーシッターサービスを利用しましょう。港区で利用できる認可外保育施設についてご紹介します。
認証保育所
認証保育園は、認可外保育園に分類されます。東京都の独自基準をクリアした施設が認定され、自治体からの補助を受けて運営されている点が特徴です。東京都では共働き世帯を支援するため、幅広い保育ニーズに適応できるように認証保育園を設置しています。
みなと保育サポート
港区ではパートタイムなどの短時間勤務で、保育ができない世帯を対象にみなと保育サポート施設を運営しています。みなと保育サポートでは、1日8時間1ヶ月160時間を限度にお子様を預かって貰えます。港区に在住で生後4ヶ月以上から就学前までのお子様が対象です。月曜日〜土曜日の午前7時15分〜午後6時15分の時間帯で利用できます。延長保育がないため注意が必要です。
保育内容には「定期利用保育」と「スポット利用保育」があります。定期利用保育では、週1日以上の保育が必要なお子様が対象です。保育の時間帯・曜日を設定した上で利用できます。スポット利用保育は、不定期に保育が必要になるお子様が対象となります。
認証保育園以外の認可外保育施設
認可外保育施設は、認可外保育園、ベビーホテル、事業所内保育施設、院内保育施設などのさまざまな形態で運営されています。区で利用できる認証保育園以外の施設は、港区のホームページから確認できます。
<参照>
港区:認証保育所一覧
港区:みなと保育サポート
港区:認可外保育施設等の各種届出・報告・確認申請について(設置者用)
*本記事の掲載情報は、2023年2月1日現在のものです。