シニア研修レポート!〜豊かな人生経験を活かした、安全・安心な保育のために〜
「少し年配のシッターさんにお願いするのって、実際どうなんだろう?」と気になっている保護者さまもいらっしゃるのではないでしょうか。この記事ではポピンズシッターが開催している「シニア研修」の様子をレポートいたします。
今回は、一定以上の年齢で新しくポピンズシッターの仲間入りをした3名の新人シッターの皆さんにご参加いただきました。同年代の皆さんの温かな雰囲気の中、お子さまの安全安心を守るための実践的な研修を行いました。
なぜ「シニア研修」? 目指すのは、保護者さまの「安心」
共働き世帯が増える中、ベビーシッターは子育て家庭を支えるインフラとして欠かせない存在になっています。 ポピンズシッターでは、55歳以上を「プレシニアシッター」、65歳以上を「シニアシッター」と位置づけ、各世代に合わせたサポート体制を整えています。
この研修の最大の目的は、「保護者さまに心から安心してお子さまを任せていただくため」。 そして同時に、シッター自身が「自分の心身の身体の状態を正しく理解し、安全に長く活躍するため」です。年齢を重ねたシッターこその良さもありますが、同時に年齢ならではの注意点も。この研修ではシッター自身が客観的に自分を見つめ直す時間を設けています。
保護者さまに求められるシニアシッター
ポピンズシッターでは60歳以上のシッターに保育を依頼いただいた94名の保護者さまにアンケートを実施いたしました*。結果は以下の通り、60%を超える保護者さまが「66歳以降も保育を依頼したい」と回答しました。

シニアの方のほうが礼儀正しく安心できます。
シッターさんの多種多様な人生経験がシッティングに役立ってると思います。
長男の時から来てくれているので、今は娘もお願いしています。長くかかわってくれて、私も子どもも安心です。
手遊びや折り紙などで遊んでもらえて、ありがたいです
とはいえ一方で、シニアシッターさんならではの懸念や不安点も…。
- 長時間の依頼は少し不安
- 体力的な面が何かあったときに心配
- 世代差があるので、メッセージの言葉遣いなどに世代ギャップを感じる
シニア研修で、「体力」と「世代ギャップ」に、しっかり向き合います
保護者さまからシニアシッターへは、「人生の先輩として頼りになる!」という期待の声がある一方で、「体力面は大丈夫?」「昔のしつけの価値観を押し付けられないかな?」といった不安の声が寄せられることもあります。 研修では、この不安に真正面から向き合います。
今の自分の体力を知る「閉眼片足立ち」

実は、体のバランスを保つ「平衡性」は、60代になると20代の約5分1まで低下すると言われています。研修では「閉眼片足立ち」などのセルフチェックも実施。例えばお子さまの急な動きの対応や低い姿勢でのサポートなど、保育には身体能力も必要です。研修では、ご自身の身体能力の実際を体感いただき、「昔と同じ感覚で動ける」という過信を捨てて「今」を客観的に自覚する機会を設けています。

「昔の子育て」から「今の子育て」へアップデート
たとえば「挨拶や謝罪は幼いうちに厳しく教え込むべき」といった過去の考え方や自分の基準だけで判断することはプロとしてNGです。研修では「自分の思い込みを手放し、保護者さまの教育方針やご要望に誠実に寄り添うことが何より大切」ということを、事例を交えながら再確認しました。
「これなら安心!」と感じていただけるための徹底した安全ルール
ポピンズシッターでは、大切なお子さまの命をお預かりするため、そして働くシッター自身を事故から守るため、年齢による明確な安全基準を設けています。
研修と健康診断の義務化
60歳を超えたシニアシッターには、年1回の対面更新研修に加え、1時間の動画シニア研修を受講いただき、かつ健康診断結果の提出を必須としています。
年齢に応じた「安全のための制限」
70歳を迎えたシッターは、事故を未然に防ぐため「2歳〜4歳未満のお子さまの保育は不可」「同時対応人数は1人まで」という厳格なルールを設けています。また、75歳を迎えた時点でシッターを「卒業(契約満了)」とする制度により、無理のない安全な活動をサポートしています。
人生の先輩ならではの「強み」を、子育て家庭の力に!
気を引き締めるお話の一方で、シニアシッターだからこその素晴らしい「強み」もたくさんあります。
例えば、早朝や夜間、土日祝日などは、子育て中の20~40代のシッターが動きにくい時間帯です。子育てを終えたシニアシッターは、時間や曜日に柔軟に対応しやすいのは大きな魅力です。そして何より、多様な人生経験に裏打ちされた温かい包容力は、「実家の親に頼るように安心して任せられる」と、多くの保護者さまから高く評価をいただいています。
今回研修に参加いただいたシッターの皆さんに感想を聞いてみました。
同年代の皆さんと研修を受けたことで共感しながら、自身の「孫のお世話をする」との違いなども認識できました。
具体例の中で「すべり台にはお子さまと一緒に登ってあげることも必要」と伺い、自身の体力や運動能力でどこまでできるか、日々確認が必要だと感じました。
シニア研修はお子さまの安全・安心をお守りするための大切な研修ですが、同時にシッター自身が年齢に縛られることなく自分らしく、笑顔で長く働き続けられるための大切な学びの場でもあります。
経験豊かで温かいシニアシッターたちが、安全管理を徹底しながらお子さまを優しく見守らせていただきます。ポピンズシッターはこれからも、そんな安心のサポート体制を組織全体で支えてまいります。
*2024年9月実施:60歳以上のシッターに保育の依頼経験がある94名の保護者による回答
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保護者さまの声
人生の先輩でもあり、話を聴いてくださることもあって、学ばせていただくことも。大変助かっています。