ついに結果発表!笑って泣ける完了報告コンテスト2022年上半期
完了報告コンテストとは?
ポピンズシッターに日々寄せられる保護者様のお声。その中でも特に保護者様からのお声が多いのがシッティングが終わった後のシッターからの「完了報告」です。ポピンズシッターでは素敵な完了報告を書いたシッターへのフィードバックと今後の質向上を目的とし、完了報告コンテストを開催しています。
さて、今回もお子さまとシッターのやり取りの情景が思い浮かぶような素敵なエピソードばかりでした。
本来でしたらすべてをご紹介したい気持ちなのですが、量が非常に多いことから勝手ながら事務局でエントリー作品を選ばせていただき、保護者さま・シッターの皆さま・事務局による決選投票を行わせていただきました。
その結果、保護者様とシッターからの投票で受賞完了報告が決定しました!
第1位 グランプリ
<完了報告>
お母様が外出されてから10分ほどでお目覚めでした。 暗めのお部屋で私と目が合った時に一瞬 “あれ?ママじゃない!?” との表情でしたが、私が静かに『はい、今日も●●さん(シッター名)来ましたよ~』とお声かけすると目を大きくして起き上がりました!
覚えていて下さったのか、その後も泣かずに抱っこして遊ぶお部屋へ移動できました。
(中略)
可愛いかったのが、ご飯の後にヨーグルトを1口食べた時の『あ!これ、わたしのすきなやつだ!』というお顔でスプーンを2度くわえたところです。お母様から前もって『〇〇の好きなヨーグルトです』とお聞きしていましたので“ちゃんと味もわかってらっしゃるなぁ”と感心致しました。 お腹が満たされてニコニコ笑顔のタイミングでお母様もご帰宅されたので〇〇ちゃんも安心したご様子でしたね!
第2位 準グランプリ
<完了報告>ご飯を食べている時に頬に手をあてて「美味しいねえ〜」というと、●●ちゃんはお腹あたりをポンポン叩き、●●ちゃんなりの「美味しい」という表現をしてくれていました。
絵本をいくつか●●ちゃんの前に並べて「どれが読みたい?」と聞くと気になった本にタッチし教えてくれました。時々喃語を喋っていたのですが、その時の言葉が「えと…(えっと…)」と考えてる様な喋り方で可愛らしかったです。
夜のお散歩では●●へ行きました。近くの交番の横にツツジを見つけたのでベビーカーを止めてしばらく眺めていました。 そっと手を伸ばし優しく撫でる様に上手に触る事ができていましたよ。
<保護者様コメント>育児休職から復職し、部署も異動してばたばたしていた時期のものです。 保育園と仕事のバランスを取る中で忙しくしていた最中ですが、娘の心情を推察しながらおおらかに過ごしてくれた時間だったと思い出していました。 (ちなみにこのツツジを髪留めとしてさしてもらい、娘もいい匂いだとにこにこしていました)
この完了報告を書いたのは…中村遥香シッター
第3位
<完了報告>
●鉄棒:3人の中で、前周りができるのはKちゃんだけ!ということで、「私が教えてあげる!」と、とても張り切っていました。「おへそをここにつけるの。」「怖くないよ。」と二人の体を持ち上げてみたり、手の持ち方を見せたりと、Kちゃんらしく丁寧に教えてあげていました。 ところが、途中でお友達が頭を鉄棒にぶつけてしまいました。Kちゃんと、他のお友達も、すぐに駆け寄り「大丈夫?」と心配しています。
「お水も飲んだ方がいいから、ひと休みしよう!」とベンチに促し、3人で座りました。お母様に撫でてもらい、お水を飲んでいるうちに、お友達も落ち着いてきたようでした。もうすぐ帰る時間ということもあり、最後はお友達が魔女になりたくて持ってきていた傘に3人で乗り、飛び回りました。
・シッターの気づき 本日もありがとうございました。 暑い中でしたが、たくさん外で遊べ、いい汗をかいていました。お菓子の準備、泣き声にすぐに気がつきかけよる、小さい子がすべり台に登ろうとすると順番をゆずるなど、本当にまわりへの優しさにあふれています。ちょっぴり外遊びが苦手だったお友達も、Kちゃんと一緒だったことでどんどん笑顔が増えていました。 お絵描きも外遊びも、誘うと興味を持ち、そして、遊び始めると楽しみを見つけ出すことができるのもKちゃんの素敵なところですね。イマジネーションの世界は、どんどん広がり声をかけることがためらわれる程でした。
<保護者様コメント>公園での様子の報告の抜粋です。娘のKのことだけでなく、お友達のことも良く見ていてくださって、3人の関わりがよくわかります。ひとりっ子の娘がお友達とどのように関われているのかいつも気にしていますが、シッターさんは、こどもの世界の広がりを子どもに近い視点で詳細に生き生きと書いてくださって、読むのが楽しく、嬉しくなります。今回も、クラスの中でもかなり小柄な娘が、お友達に鉄棒の前周りを教えてあげられたり、身体を遊具にぶつけてしまったお友達に優しくできたり、外遊びが苦手なお友達も楽しく一緒に遊ぶ場を作ったり、といったことができるのだという、嬉しい発見のご報告でした。 また、報告書の最後に、その日あった出来事だけでなく、シッターさんが感じ取られたことが書かれていて、私たち親の視点でなく、客観的な視点で娘の良いところ、伸ばしたいところを示してもらって、とても参考になりました。
この完了報告を書いたのは…長谷川理恵 シッター
特別賞 爆笑賞
<完了報告>17時の鐘がなり、ピアノしなきゃ!!とピアノに取り組む●●ちゃん。「ヘッドホンはシッターさんがして!私は弾くから!そして、お話も進めて!」と、大忙しのピアノでしたが、やはり、自分が音が聞こえないと、あってるのかが分からなくなり、「うーん。。。やっぱり、ヘッドホンはいいや!」と、最後は普通に音を聞きながら弾いていました。
<保護者様コメント>シッターさんとお話をしたいけれど、自分のやるべきこともやらないといけないという保育中の娘の葛藤が目に浮かびました。
この完了報告を書いたのは…伊香真希 シッター
特別賞 はじめて賞
<完了報告>
(中略)DVDで明るい曲が流れると腕を動かしてリズムをとっていました。初めて見た動きだったので、はじめは嫌々して腕を動かしているのかと思いましたが、音楽がなる度にその動きをしていたので、音楽にのっているのだと気づきました。
離乳食のときに「お口開けてくれてありがとう。」と言葉かけをすると、その度に何度も口を大きく開けてくれたので、早いペースで離乳食がなくなりました。ありがとうという言葉をわかってくれてたのかは分かりませんが、量が増えても食べられるようになってすごいなぁと思いました。順調に離乳食すすんでいますね。
いつも離乳食色んな種類を作って下さるお母様の愛情が伝わっているのかもしれませんね。 本日もありがとうございました。
<保護者様コメント>生後7か月になったばかりの娘が、はじめて音楽にのってリズムを取っていることに気付いて下さった観察力に感動しました!!また、娘は最初、離乳食をなかなか食べてくれず、無理やり食べさせると泣いてしまうなど、かなり苦労していたのですが、ベビーシッターの方がいつも楽しい気分で食べられるよう工夫して下さったお蔭で、自ら進んで食べるようになりました。離乳食が順調に進んでいるのは、ベビーシッターの浪岡さんのお蔭と、本当に感謝しています。これからも宜しくお願いします!
この完了報告を書いたのは…浪岡成美 シッター
特別賞 涙ほろり賞
<完了報告>これまでの定期保育で、特に気にかけていた事をお伝えします。
階段移動は抱っこではなく、自分で手を使って転落しないよう登り降りすることで、身体能力を上げたり、危険回避が自分で出来るよう関わりました。 公園で転んでも、すぐに抱き上げず、自分で立ち上がれるよう『大丈夫?頑張って、ヨイショって立ってごらん。』等と声かけをして、立ち上がり汚れたてを気にしてる時は『パンパン』と声かけをして、自分で汚れを落として、この一連が出来た時は『出来たね〜』『大丈夫だったね〜』と一緒に達成感を味わいました。
食事は、大人の介助無しに自分で完食出来るよう、出来るだけシッターは手を出さないでいたり、遊んだり立ち上がったりしないよう、関わってきました。また、食材(白米やさつまいも)がスプーンに大きく乗ってしまった時はシッターがスプーン等で量を減らすのではなく、●●ちゃんの歯でイーッとして噛み切るように教えてきました。食事中にむせたり、飲み込みづらい時は、泣いたり、怒ってスプーン等を捨てたりお皿をグチャグチャにしていましたが、シッターが背中をトントンしながら『大丈夫大丈夫、もぐもぐごっくん。』等と声かけをしながら、●●ちゃん自身にも自分で胸をトントンしたり、水分を飲んだり、口元に手を添えたりと、泣かなくても大丈夫だということを教えてきました。
これらの事は、●●ちゃんの成長段階や、その日の様子等に応じて行い、無理強いはせず、少しづつ取り組みました。 今日もこれらの事が上手に出来ていて、感慨深い想いでいっぱいになりました。 毎週、可愛い●●ちゃんを保育させて頂けて、本当に幸せで本当に楽しかったです。 また、お会い出来る日を心待ちにしております。
<保護者様コメント>こちらは、定期依頼最終日の報告書です。 東京都ベビーシッター利用支援事業の補助を利用して、昨年の8月から定期保育をお願いしておりました。 無事保育園が決まり、定期の終了となり、寂しい&感謝の気持ちでいっぱいです。 娘は昨年4月に保育園入園が決まり、0歳児クラスに通い始めたのですが、慣らし保育期間に体調を崩し、まともに通えないまま6月で保育園を退園しました。 原因不明の嘔吐や下痢が続き、定期依頼を利用し始めた昨年の夏頃は、体重も身長も成長曲線を下回っていました。 娘はもともと、食べることに欲が無い性格で、親は『一口でも多く食べさせて元気をつけなきゃ!』と必死になり、毎回の食事がとても辛かったです。 岩本さんは、その様な娘の状態や、私たちの希望を理解してくださり、毎回の食事をしっかり完食させてくださいました。 また、午睡は抱っこ紐でしか寝ず、眠りが浅かった娘を、トントンで寝かしつけ出来る様にしてくださいました。 お散歩も朝夕2回してくださり、雨の日も室内でよく運動させてくださいました。 報告書でご紹介したように、『いつか保育園が決まった時に娘が困らない様に』と、色々な工夫をしてくださり、娘はどんどん元気に、逞しく成長していきました。 昨年までは、体調を崩しやすかった娘の事が心配で、時短で仕事をしていたのですが、 子供がよく食べ、よく寝て、楽しそうに遊ぶ様子に安心して、働く時間を延長する決心がつき、仕事に専念する事ができました。 今回、保育園が決まったのも、私の働く時間が増えた為だと思います。 待機児童でベビーシッターさんを利用させていただいた期間は、娘は手厚く保育していただき、私は安心して仕事ができて、とても贅沢で幸せな時間でした。 岩本さん含め、今回はご紹介できなかった他のシッターさんにもとても感謝しております。 10ヶ月間、娘を保育してくださり、本当にありがとうございます!
この完了報告を書いたのは…岩本差登美シッター
最後に:お子様の成長は唯一無二のもの。
2022年上半期完了報告コンテストにご応募、投票いただきありがとうございました。
シッターさんが書かれる完了報告の濃さはもちろん、完了報告を読んでお子さまの様子を汲み取り、はっと気づける保護者さまにもお子様への愛情の深さを感じるコンテストとなりました。
今回保護者様よりご応募いただきました完了報告は今後のコラムやSNSを通じてご紹介させていただきます。
今回はコンテストという形をとりましたが、完了報告で描かれたお子様の普段と違った一面や成長が見られた点はお子様それぞれに異なるものであり、すべて唯一無二のものと考えています。これからもポピンズシッターは安心安全にお子様をお預かりすることはもちろん、お子様・保護者様がより充実した時間を過ごせること、お子様と保護者様がよりHAPPYな時間をお過ごしになれるよう、スタッフ一同「はじめてを応援」させていただきます。
<保護者様コメント>人見知り真っ只中、絶賛ママっ子の娘(^_^;)
そのため、これまではシッターさんも含め一緒に過ごしてきましたが、この前私ははじめて娘を預けました。 私は美容院へ行っている間も「大泣きしていないかな?」とソワソワ…。 帰ってみると、「お帰りなさい~♪」とあたたかく迎えて下さったシッターさんとにっこにこの娘に会えて、肩の力がすっと抜けました。 そして、私が居ない間、どんな風に過ごしたのか。そのときの娘の表情や仕草が目に浮かぶ細やかな完了報告書でした。 娘にとっても、母親の私にとってもはじめて別々に過ごした記念日です。 これまでは泣き止まないのでは?と不安や迷惑をかけたくない気持ちからずっと一緒に居ましたが、こんな風にちょっぴり離れて過ごしてみる時間があってもいいんだな、と心から思えた日になりました。 安心してお預けできるシッターさんと、他の人とも楽しく過ごせるようになってきた娘の成長を感じ、私は子育てが楽しくなってきたように思います。 夫もこのエピソードを聞いてビックリ! 夫婦での会話も増えて、とても素敵な時間を過ごすことができた記念日になったため選びました。
この完了報告を書いたのは…児玉康子シッター