いつから始める?保育士が教えるトイレトレーニング5つのコツや7つのステップ

子育てで多くのママパパが気になるのは「トイレトレーニング」についてではないでしょうか。

  • トイレトレーニングはいつから始めればいいの?
  • お友だちはトレーニングが進んでいて焦ってしまう
  • 具体的なすすめ方がわからない
  • 冬より夏がいいって本当?

など、気になることがいっぱいなトイレトレーニング。

「トイレトレーニングはいつから始めればいいの?」の疑問や、すすめ方やコツについて、保育士が詳しくお伝えします。

トイレトレーニングを始めるのによい時期

結論から申し上げますと、トイレトレーニングは「1歳7ヶ月以降」に始めるのがおすすめです。

理由は、大きく分けて2つ。

1歳7ヶ月になると、「おしっこが一定時間ためられるようになる」と言った体の機能の発達、「大人の簡単な問いかけにも「うん」「いや」と応えられる」言葉や理解度が発達するからです。

トイレトレーニングができるようになるには、心と体の発達が重要。

具体的には「身体的な機能」と「簡単なやりとりができること」が大きな目安となります。

1歳7ヶ月を過ぎるとそれらの機能が備わっていることが多いため、トイレトレーニングに適した時期だということです。しかし発達には個人差があるので、それらが備わっているかどうかお子様の様子をみてから始めましょう。

トイレトレーニングを始める具体的な目安

ほかにもトイレトレーニングを開始するのに適した目安があります。具体的にみていきましょう。

歩行ができる

トイレトレーニングを始めるには、お子様の歩行が安定していることが大切な目安となります。歩いてトイレまで行けるのははじめ時のひとつです。

便座・おまるに座っていられる

落ち着いて便座やおまるに座っていられることも大切です。最初トイレに慣れるまでは怖いと感じ、トイレに座るのを嫌がるお子様もいらっしゃるかもしれませんが、そばについて安心させてあげれば次第に慣れていくでしょう。

足がつかないことが原因で怖がることもあるので、踏み台を置いたりおまるに変えるのもおすすめです。

簡単なやりとりができる

ママパパからの問いかけに、「うん」「いいよ」「やだ」「だめ」など簡単な言葉で応えられるなら始め時。トレーニングをすすめるには、お子様と簡単なやりとりをできることが望ましいです。

おしっこの間隔が2時間以上あく

トレーニングを始めるには、一定時間膀胱におしっこを溜められる必要があります。

おむつや紙パンツ交換時に、「あれ?出てない」ということが増えたら、トレーニング開始のチャンス。また、お昼寝後や朝起きた時におむつが濡れていない時もトイレに誘う絶好のタイミング。トイレに座ったら、すぐにおしっこが出ることもあります。

おしっこの間隔が2時間以上空くようになったらはじめ時です。

自分の気持ちを伝えられる

「大人と簡単なやりとりができる」だけでなく、簡単な言葉やジェスチャーで自分の気持ちを伝えられることも目安のひとつ。例えば、「抱っこして」と、言葉や両手を広げてアピールできたら始め時です。

大人のまねっこができる

大人のやることに興味があり、まねっこする姿が見られたらトレーニングを始められる目安です。ママパパが日頃トイレに行く姿をみて、お子様もトイレに興味を持つことができるでしょう。

トイレトレーニングを始めるには【ママパパ編】

トイレトレーニングを始めるには、お子様の発達成長だけでなく、ママパパに余裕があることも大切です。具体的にみていきましょう。

ベビーシッターの「トイレトレーニング」もおすすめ

「トイレトレーニング」のコツを心得ているベビーシッターも多数います。ママパパばかりでに詰まってしまうときや、どう促したらよいかわからない時など、ベビーシッターを頼ってみるのもひとつの手です。

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時間や気持ちに余裕がある

トイレトレーニングはトントン拍子にすすむとは限りません。そのため、ママパパに時間的・精神的余裕があることが大切です。もし、共働きで時間的余裕がなかったとしても、精神的に余裕があれば大丈夫。

トイレトレーニングは一喜一憂せず、どしっと構えてお子様を支えてあげることが大事です。

ママとパパがトイレトレーニングの役割を分担したり、トイレに行くタイミング(朝起きてすぐに誘うなど)を決め、ルーティーン化することで時間的余裕を作るのもよいでしょう。

お子様と安定した関係である

お子様との信頼関係や愛着関係があり、安定した関係であることも重要なポイントです。トイレで排泄するのは非常にデリケートな行為。

寝かしつけと同じく、お子様が心を開いた相手でないと安心してトイレトレーニングをすることができません。トイレトレーニングを始めるには、親子関係が安定していることが第一条件といえるでしょう。

トイレトレーニングにおすすめの季節は?

トイレトレーニングを始めるのにおすすめの時期は、ズバリ春〜夏です。一般的によく言われていることですが、やはり寒い時期よりは暖かい時期の方がすすめやすいです。

暖かい時期の方が快適な上、薄着でお子様も洋服の着脱が簡単、おもらししても洗濯物も乾きやすいというメリットもあります。お子様とママパパ、どちらにとっても負担が少ないのが春〜夏の暖かい時期だといえるでしょう。

しかし、季節だけでなくお子様の月齢や成長具合をみて開始してくださいね。

トイレトレーニングのすすめかた7つのステップ

多くのママパパが気になるのが、具体的なトイレトレーニングのすすめ方ですよね。保育士が、トイレトレーニングの7つのステップをお伝えします。

  1. トイレの存在を知ってもらう
  2. トイレに行き座ってみる
  3. おしっこやうんちをする気持ちよさを体験する
  4. 決まったタイミングでトイレに行く習慣がつく
  5. 「トイレにいく」意思表示ができるようになる
  6. 日中パンツを履いてみる
  7. 外出中や睡眠時にパンツを履いてみる

 

1トイレの存在を知ってもらう

まずはお子様に「トイレ」の存在を知っていただきましょう。トイレの存在を知らずにトレーニングすることはできません。

それには、ママパパがトイレに行く様子を見せたり、絵本やDVDなどで伝えるのがおすすめです。繰り返し見ることで、トイレの存在や意味を理解できるようになるでしょう。

2トイレに座ってみる

お子様のおむつが濡れていない時、トイレに誘って座ってみましょう。

チャンスは午睡明けや朝起きた時。膀胱におしっこが溜まっている時にトイレに座ると、タイミングが合いおしっこが出ることがあります。

また、トイレに慣れる意味もあるので、しっかりトイレに座っていられるか?怖がらないか?などを見極めることもできます。

3おしっこやうんちをする気持ちよさを体験する

タイミングが合いトイレでおしっこやうんちができたら、「気持ちいいね」と共感しましょう。おむつにするよりはるかに気持ちいい感覚を味わうことで、心地よさが理解できるようになります。

4決まったタイミングでトイレに行く習慣がつく

午睡明けや食後など、お子様それぞれトイレに行きやすいタイミングがあると思います。毎日そのタイミングでトイレに誘い、生活リズムに組み込んでしまいましょう。

出ても出なくても、トイレに行く習慣を身につけておきたいですね。

5「トイレにいく」意思表示ができるようになる

何回かトイレで成功すると、徐々に「おしっこが出そう」「おしっこが出た」感覚がわかるようになり、意思表示もできるようになります。

それは「チ(おしっこ)」などの言葉かもしれませんし、手でおしりをおさえる、しゃがむなどの動作かもしれません。意思表示ができたらトイレに誘い、たくさん誉めてあげましょう。

6パンツを履いてみる(日中)

日中の成功率が上がってきたら、パンツをはいて過ごしてみましょう。無理せず短時間から始めるのがおすすめです。

失敗しても当たり前。少しの時間履けたことを誉め、お兄さんお姉さん気分を味わえるようにしましょう。

7パンツを履いてみる(外出中や睡眠時)

日中パンツをはいて過ごせるようになったら、今度は外出中や睡眠中も挑戦してみましょう。外出中と言っても、近所へのお買い物やお散歩など、短時間から始めるのがおすすめです。心配なら、トレーニングパンツやトレーニングパッドを使うのもよいでしょう。

トイレトレーニングにおすすめのグッズ

トイレトレーニングを楽しく行うためには、色々なグッズに頼るのもおすすめです。保育園でも、導入として絵本や紙芝居の読み聞かせや、パネルシアターなどを使って子どもたちに伝えています。

家庭では

  • 絵本やDVD
  • シール帳
  • おまるや補助便座
  • パンツやトレーニングパンツ

などを取り入れてみましょう。

絵本やDVD

トイレにまつわる絵本の読み聞かせは本当におすすめです。また一緒に、DVDをみるのもよいでしょう。

どちらもトイレを身近に感じることができ、親しみが湧くこと間違いなしです。

トイレトレーニングにおすすめの絵本

『といれ (あけて・あけてえほん)』

『ノンタンおしっこしーしー』

『おむつのなか、みせてみせて! 』

『おむつはずしのえほん トイレばっちり!』

シール帳

お子様たちはシール貼りが大好き。トイレでおしっこやうんちができたらごほうびシールを貼れる、ようにしておくと、トイレにいくのが楽しみになります。

準備しておくとよいでしょう。

おまるや補助便座

トイレトレーニングにおまるや補助便座は必須。お子様が好きなデザインやキャラクターのものを準備してあげましょう。

おまると補助便座どっちがいいの?

トイレ自体を嫌がるお子様や、地面に足がついていた方が安心するお子様にはおまるが向いているかもしれません。それ以外のお子様は補助便座でよいでしょう。

補助便座はトイレに置いておくことができ、それほど場所もとらないため導入しやすいですが、お子様がトイレに行くたびに設置をする必要があります。

「トイレ怖い…」にはどう対応する?ベビーシッターが教えるトイレトレーニングのコツ

また、用を足した後はトイレに流し洗う必要があるのがデメリット。その点、補助便座は、用を足した後そのまま流せるのがメリットです。トイレの一連の流れを覚えることができますね。

おまる+補助便座のセットや、補助便座のみ販売されているものがあるので、お子様の様子やライフスタイルに合わせて選びましょう。

パンツやトレーニングパンツ

トイレトレーニングが進んできたら必要になるパンツやトレーニングパンツ。お兄さんお姉さん気分で、モチベーションアップにつながります。好きなデザイン、キャラクターのものを準備してあげると喜んでくれるでしょう。

また、おむつや紙パンツにはない心地よい感触で、パンツへの憧れが強まり、トレーニングがすすみやすくなります。

保育士が教えるトイレトレーニングのコツ

長いスパンで行うトイレトレーニング。楽しくすすめるためのコツを、保育士が解説します。

  • トイレを明るく楽しい場所にする
  • すすまない時は一旦休憩もおすすめ
  • ごほうびシールを楽しみに
  • パンツをはいてお兄さんお姉さん気分
  • 叱るのはNG

トイレを明るく楽しい場所にする

殺風景で清潔感のないトイレは嫌ですよね。お子様のためにも、トイレは明るく楽しい雰囲気にしておきましょう。清潔感を保つのはもちろんですが、小物で明るい色使いにしたり、お子様の好きなキャラクターの補助便座を準備するのがおすすめです。

お子様がトイレを嫌がる場合、トイレの雰囲気が好きではない可能性もあります。明るく楽しい雰囲気づくりを心がけてみましょう。

すすまない時は一旦休憩

トイレトレーニングは一進一退になることも多いもの。ママパパ、お子様どちらもなかなかすすまないと落ち込んでしまいますよね。そんな時は、無理せず一旦休憩しその後再開してみましょう。

もしかしたら、トレーニングには早すぎたのかもしれませんし、気分が乗らないだけかもしれません。一旦休憩したからと言って、大幅に後退することはありません。時期を変えたら成功率が上がることも珍しくないので、様子を見て休憩するのもおすすめです。

ごほうびシールを楽しみに

お子様はシール貼りが大好きです。好きなモチーフやキャラクターのシールとカレンダーを用意してあげると、喜んでトイレに行く姿がみられるでしょう。

トイレでおしっこできたらシールを貼れるようにし、一緒に喜び合いましょう。

パンツをはいてお兄さんお姉さん気分

トイレでの成功率が増えたら、少しの時間パンツ(トレーニングパンツでも可)をはかせてあげるのもおすすめです。

おむつや紙パンツからパンツになることで、お兄さんお姉さん気分を味わうことができるだけでなく、ふわっと柔らかい心地よい感触でモチベーションアップすることでしょう。

叱るのはNG

トイレトレーニング中は、なかなかすすまない、お子様がトイレに行きたがらない…など、ママパパからみたらイライラしてしまうこともあるでしょう。しかし、トレーニング中叱るのはNGです。

トイレトレーニングは一進一退するのが当たり前。そして、とてもデリケートなものです。叱られたことによって「怖い」と感じたり、自己肯定感が下がってしまうこともあるので、絶対にやめましょう。

トイレトレーニングを始めるお母様にメッセージ

トイレトレーニングを始めるには、適した時期や成長発達の目安があることをお伝えしました。それらが完璧に揃う必要はありませんが、それらに沿ってすすめていくとよいでしょう。

多くのママパパが悩むことが多いトイレトレーニング。お子様が2歳近くなると「そろそろトレーニングしなきゃ」と、ママ友の間でも話題になりますよね。2歳前はお子様の発達具合からみても、トレーニングに適した時期。

トレーニング開始に適した発達条件に当てはまっていれば、積極的に行っていきましょう。

焦りは禁物

トイレトレーニングに焦りは禁物です。お子様がトイレトレーニングを開始できる条件をクリアしていたとしても、ママパパの焦りが伝わり、プレッシャーに感じてしまうこともあるからです。

比較しない

お友だちと比較するのも控えましょう。月齢の近いお友だちが「おむつがはずれた」と言っていたり、順調にすすんでいるのをみると落ち込んでしまうこともありますよね。

しかし、そこはグッとこらえ、おおらかな気持ちでお子様のサポーターに徹しましょう。

個人差があって当たり前

お子様の発達には個人差があります。同じ月齢でも、完全に同じ成長発達をしているお子様はいませんよね。トイレトレーニングのすすみ具合も、一人ひとり個人差があるので育児本やマニュアルを鵜呑みにせず、おおらかな気持ちで取り組みましょう。

後退しても大丈夫

また、何度もお伝えしている通り、トイレトレーニング中は一進一退するものです。順調にすすんでいる時、急に後退してしまうことも珍しくありません。育児本やマニュアル本に、右肩上がりにすすむ様子が描かれていると焦ってしまうかもしれませんね。しかし、実際は後退しながらすすんでいくことが多いので、それを意識しておくとよいでしょう。

さいごに

トイレトレーニングを始めるのにおすすめなのは、お子様の心身の発達が期待できる1歳7ヶ月以降です。

しかし、発達には個人差があるので、具体的な目安をチェックしおおむねクリアできていたら開始するようにしましょう。

トイレトレーニングは長いスパンで行うもの。中にはあっという間に終わってしまうお子様もいらっしゃいますが、基本的には一進一退ですすんでいくものです。

「トイレに座るのを怖がらなくなった」「初めておしっこが出た」など小さな進歩が見られたらいっぱい誉め、お子様と喜び合うのがポイント。

時には休憩や息抜きをしながらトレーニングを続けていけば、必ずおむつは外れます。トイレトレーニングを始めるのに適した目安やコツを参考にし、お子様の成長を楽しみにしてトレーニングを乗り切ってくださいね。

ベビーシッターが「トイレトレーニング」もサポートします

トイレトレーニングやおむつ外しのことも、ベビーシッターにご相談ください。ポピンズシッターには、たくさんのお子さんと接してきた経験豊かなベビーシッターも多数在籍しています。

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この記事は

横森さや

認可保育園で13年働いていた保育士。ベビーシッター、家事代行経験もあり。2児の母でワーママとして頑張るライター。

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