ベビーシッターいちおし!0歳・1歳・2歳・3歳さんのための「おすすめ絵本」
絵本は、お子様とのコミュニケーションツールに最適です。0歳から3歳までのお子様に喜んでもらえる絵本とは、どんな絵本でしょうか?
経験豊富なシッターさんやポピンズシッタースタッフに、お子様に好評の絵本たちを聞きました。顔がモチーフのものや、リズムが良くて読みやすいものなど、選ばれている絵本には、年齢別に特徴が。親の世代から読み継がれている名作絵本から、最新絵本、そしてママのための絵本などをご紹介します。
0歳さんのおすすめ絵本は?
顔がモチーフの絵本
『かお かお どんなかお』柳原良平(こぐま社)
楽しい顔、笑った顔、泣いた顔、ねむった顔……、様々な表情が、1ページに切り絵で表現されています。赤ちゃんはその表情の変化に釘付けに!
『だっだぁー』ナムーラミチヨ(主婦の友社)
「だっだぁ」「ふにゃはにゃ」など、赤ちゃんが発する擬音語が絵本になりました。粘土のお顔を見ながら、読み手も表情豊かに読むのがおすすめなのだとか。
『おつきさまこんばんは』林 明子(福音館書店)
夜になると、まんまるのお月さまが出てきました。そこに黒い雲がやってきてお月さまを隠してしまいます。ストーリー展開があり、読み手の大人も楽しめる絵本。
寝る前に読むのにぴったりです。
(スタッフAさん)
鮮やかな色味に興味津々
『もいもい』作:市原淳 監修:開一夫(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
東京大学赤ちゃんラボ発、赤ちゃんが注視するものは何かという実験により作られた絵本。この絵本を見ると、赤ちゃんが泣き止むという声もあるそう。
色彩もキレイでとても楽しそうにみてくれます。
(シッター工藤賜穂子さん)
『ちっちゃな おさかなちゃん』作・絵:ヒド・ファン・ヘネヒテン(学研)
ちっちゃなおさかなちゃんが、海の中でママを探します。黒い背景にカラフルな色使いが特徴。
黒地に色がついているので、0歳でも色がわかりやすい。
(シッターSさん)
『いっしょにあそぼ ぶんぶんきいろ』柏原晃夫(かっしー)(学研)
大人気シリーズ「しましまぐるぐる」の作者 柏原晃夫さんの新刊。お勧めしてくれたシッターさん曰く、「視力がまだ未発達なこの時期にも認識しやすい色づかいや、リズミカルな言葉が心地良い」
『カラフル』新井洋行(岩崎書店)
色と形が楽しめます。赤ちゃんが好きな色はどれでしょう?
赤ちゃんは形がはっきりしたものや、鮮やかな色に興味を惹かれるのでおすすめです
(シッターYさん)
壊れにくい絵本
『はらぺこあおむし』エリック・カール(偕成社)
エリック・カールの代表作で世界中で愛されています。ボードブック版なら硬くて丈夫。おすすめ理由で「蝶々になると拍手してくれるように」というスタッフの声もありました。コミュニケーションが取れるのは嬉しい瞬間です!
『くまくまくんのたからさがし』ベンジー・デイヴィス(BL出版)
かわいらしいキャラクター”くまくまくん”の物語。その他にもたくさんのシリーズが出ています。すべての見開きで、タブをスライドさせて楽しめる仕掛け絵本。ボードブック版なのも魅力。
壊れにくくておすすめ。娘も気に入って、シリーズで数冊そろえました。スライドさせるので、指先を使う練習にもなります。
(スタッフE)
食育に
『おさじさん』松谷みよ子(童心社)
スプーンを使って離乳食を食べ始めたお子様にぴったりの絵本。文章もやさしくて、読んでいて気持ちの良い絵本です。
1歳さんに読み聞かせる絵本は?
リズムよく読みやすい
「だるまさん」シリーズ 3冊ケース入り かがくい ひろし(ブロンズ新社)
0歳児さんにも大人気の『だるまさんが』、『だるまさんの』、『だるまさんと』が入った3冊セット。リズムよく読めて、クスッと笑える展開も大好評。プレゼントとしても喜ばれています。
動きをまねっこをしながら遊べる。
(シッターSさん)
『きんぎょが にげた』五味太郎(福音館書店)
金魚鉢からきんぎょが逃げ出しました。どこににげた? ページをめくりながら、お子様ときんぎょの絵探しができる絵本です。
初めて読んだ時から、「きんぎょはどこだ?」と問いかけると、「これー!」と金魚探しを楽しみ、すぐに「もう1回!」とリクエストされました。 イラストはとてもカラフルで、金魚探し以外にも「ぞうさんはどれ?」とか他のイラストでも遊べてとても良い絵本でした。
(シッターNさん)
『ぼうしとったら』tupera tupera(学研)
いないないばあ遊びのできる仕掛け絵本です。帽子をめくると、何が出てくるでしょうか?キャラクターのイメージに合ったものや、意外なものまで出てきて読み聞かせている大人も楽しめるし、お子様も大喜び。「登場人物の中から、パパやママに似ている人を探して遊びました」というスタッフの声もありました。
『ぴょーん』まつおか たつひで(ポプラ社)
かえるやこねこなどいろんな動物が、ページをめくるたびにぴょーんと飛び跳ねる絵本。まつおか たつひでさんは、科学絵本の第一人者と言われています。絵本の読み聞かせ会などでも頻繁に読まれている1冊です。
大好きを伝える絵本
『だいすき ぎゅっ ぎゅっ』文 フィリス・ゲイシャイトー ミム・グリーン 絵: デイヴィッド・ウォーカー(岩崎書店)
朝ごはんを食べた後、寝る前にも ぎゅっ! ママがぼうやを何度もぎゅっと抱きしめます。愛情をたっぷりお子様に注げる本。お子様も大喜びです。
『くっついた』三浦太郎(こぐま社)
きんぎょさんときんぎょさんが…、「くっついた」。ページをめくると、「くっついた」となる繰り返しの展開が、リズムよく読めて楽しい絵本。「この絵本を読むと子供がくっついてくるので幸せを感じる」というスタッフの声も。
生活習慣を身につける
『ねないこ だれだ』せな けいこ(福音館書店)
1969年に刊行され、ずっと愛され続けている絵本です。9時になったら寝る時間だと覚えてもらうために読み聞かせているという声もありました。
『くだもの』平山 和子(福音館書店)
もも、ぶどう、なし、りんごと身近なくだものが、左ページにはまるごとの形で、次に食べやすい形で「さあ どうぞ」と差し出されます。読みやすくて、絵も美しい絵本です。
季節ごとの果物をリアルなタッチで描かれ、果物のなまえを覚えられます。「はい、どうぞ」のフレーズでパクっ♪と食べる真似をするなど、親子のコミュニケーションを楽しめる一冊です。
(シッターHさん)
2歳さん・3歳さんに人気の絵本
お料理本が人気です!
『しろくまちゃんのほっとけーき』わかやま けん(こぐま社)
しろくまちゃんが、お母さんと一緒にホットケーキを作ります。ホットケーキが少しずつ焼ける様子が描かれた見開きには、お子様もニコニコ笑顔に。
ホットケーキ作りの様子が丁寧に書かれていて、子供でも十分に理解できる内容だと思います。
(シッターNさん)
『ぐりとぐら』 作・中川 李枝子 絵・大村 百合子(福音館書店)
1967年に発行された愛され続けているロングセラー絵本です。野ねずみのぐりとぐらが、森で大きな卵を見つけてカステラを作るお話。リズム良く読めるのも特徴です。
言葉の繰り返しが、たのしいです。
(シッター富田恵子さん)
「パン」をテーマにした絵本が好評!
『ノラネコぐんだん パンこうじょう』工藤ノリコ(白泉社)
美味しそうなパンがずらりと並ぶパン工場。ノラネコぐんだんがしのびこみ、見よう見まねでパン作りに挑戦するお話。ノラネコぐんだんシリーズは、キャラクターがかわいいと人気です。
『からすのパンやさん』かこ さとし(偕成社)
発売からもうすぐ50年。かこさとしさんの代表作です。0歳から読み聞かせていたという声もあり、長く楽しむことができそうです。
ちょっと難しいですが0歳から、読み聞かせてました。たくさんのパンが出てくるので親も楽しく、パンの名前を呼び続けているうちに途中で寝てくれてうれしかったりしました
(スタッフM)
絵を隅々まで楽しんで!
『パムとケロのさむいあさ』島田 ゆか (文溪堂)
絵がとってもかわいい「パムとケロシリーズ」は大人気。「バムケロシリーズは絵も細部まで凝っていて読むたびに発見があります。長〜く楽しめます」というスタッフの声もありました。
『うみの100かいだてのいえ』いわい としお(偕成社)
お子様に大人気の絵本で保育園等でもよく読まれている「100かいだてのいえ」シリーズのひとつ。じっくり細部まで読み込める絵本です。こちらは通常サイズですが、旅行などに持っていけるミニ版が便利だという声もありました。
大人も読んで楽しい
『パンダ銭湯』tupera tupera(絵本館)
パンダのためのおふろ屋さん。パンダ銭湯のお話です。tupera tuperaらしく、クスッと笑える内容。「シュールで大人も楽しめるかも」というスタッフの声がありました。
『じごくのそうべえ』田島 征彦(童心社)
上方落語の「地獄八景亡者戯」(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)を題材にした落語絵本です。軽快な関西弁で語られているのも特徴。おどろおどろしい絵ですが、内容は小気味よく読めて、お子様も気に入ってくれるかもしれません。
『コップってなんだっけ』佐藤 オオキ(ダイヤモンド社)
デザイナー佐藤オオキの絵本。コップひとつでいろんな考え方ができるんだなあと大人も感心してしまう内容。お子様の発想力を豊にしてくれそう。
(番外編)毎日頑張るママのための本
Twitterで大人気の子育て絵日記を紹介するむぴーさんの漫画がスタッフに人気でした。
『母がはじまった』むぴー PHP研究所
出産直後のエピソードを綴ったもので、「大丈夫だよ、弱音をはいてもいいんだよ」という温かいメッセージが伝わってきます。スタッフ曰く「産後4か月とかで読んだけど妊娠中に読んでおきたかった!産後のぐちゃぐちゃを救ってくれた。産後のリアルがかわいく書いてあるので先の予測を立てたい方にぴったりです」
お子様とのほのぼのした日常を描いたイラストエッセイ。多くのママの共感を呼んでいます。「子育て大変って思ったときにそれを吹っ飛ばしてくれます」というスタッフも。
シッターやスタッフがお勧めする、たくさんの絵本を紹介しました。ポピンズシッターでは、絵本に関する知識も豊富なシッターさんが多数登録されています。ぜひ、チェックしてみてくださいね。
絵本にすぐ飽きる娘が、8ヶ月くらいから反応はじめました
(スタッフIさん)