専業シッターの皆さんにインタビュー!「収入・スケジュール・働き方」を安定させる秘訣とは?

ポピンズシッター:きょうこ

ベビーシッターとしてシッター専業で働くことに興味はあっても、「シッターのみで生活ができるの?」「仕事の厳しさやりがいは?」「仕事量はコントロールできる?」など、心配ごとや気になることがたくさん。すでに専業シッターとして働く、ポピンズシッターの先輩シッターの皆さまに専業シッターとして安定的に働ける秘訣を伺いました。

「専業シッターで働くメリット・デメリット」はこちらの記事でご覧いただけます→

※本記事は2022年12月ポピンズシッター主催の「シッターの皆さま向け座談会」の様子をコンテンツ化したものです。

やっぱり気になる!専業シッターの収入はどのくらい?

専業シッターとして働くにあたり、やはり気になるのは報酬面ではないでしょうか。園で勤務をしていれば、一定のお給料がもらえるので安定しますが、専業シッターとなると、シッターの収入だけで生活に困らないのか、園で勤務していた時より減ってしまうのでは?と、不安に思うかもしれません。

そこで、すでに専業シッターとして働く皆さんに、専業シッターについて下記のようなレーダーチャートを記入いただ、収入面について詳しく伺いました。

 

亀井シッター:商社での会社員を経て、結婚後に公立保育園でパート勤務。保育の楽しさ・奥深さに感動し2019年より専業ベビーシッターに転身。

収入の満足度:★★★★★

「公立保育園でパート勤務をしていた時と比べると、収入面はかなり改善されて満足しています。仕事をする時間は前職より増えてはいますが、自分で自由にスケジュールを組むことができるので、ストレスもほとんどありません。

しいて言えば、4月・10月などは、定期依頼を卒業するかたがいらっしゃることもあり、不安に思うこともありますが、いまはシッターを利用したいという保護者さまも非常に多く、次の定期のご依頼をいただけるので困ることはありません」

三浦シッター:当初は専業予定でなかったが、定期のご依頼をいただくことが次第に増えて専業に。専業シッター歴2年。

収入の満足度:★★★★★

「専業シッターになりたてで、すぐに仕事が波に乗ったということではありませんでしたが、だんだんご依頼が増えていき、現在の収入には満足しています。

園に勤務していた前職では、住宅手当など手当もいただいていたので、シッター業務だけでこれを超えるのは難しいかな?と思っておりましたが、今となれば前職の給与+手当よりも、収入は増えて安定しています」

平野シッター:保育士・事務職を経てベビーシッターに。専業シッター歴3年。

収入の満足度:★★★★★

「前職(会社員)」時代に比べ、専業シッターになってからのほうが収入がUPしました。ありがたいことに、定期で長いお付き合いのご家庭も増えているので安定感もあります。

急なキャンセルなどもたまにはありますが、私はあまりそれでクヨクヨすることはなく、『思いがけないお休みだ!』とポジティブにとらえています」

神田シッター:保育士として10年勤務。大型保育園での特別支援児の保育や一時預かりを経て、自分の保育を叶えるためにシッターに。専業シッターとなり4ヶ月。

収入の満足度:★★★☆☆

「専業シッターとなりまだ4ヶ月なので、現時点では前職のほうが収入がよかったのですが、日々ご依頼は増えている状況なので、今後収入も逆転するのではないかと思っています」

仕事やスケジュールを安定させるために、どんな工夫をすればいい?

とはいえ、専業シッターになってすぐに仕事が軌道に乗るかというと、そうではないのかもしれません。先輩シッターの皆さまに、仕事の分量や収入、スケジュールを安定させるためにしてきたことを教えていただきました。

最初はなるべくたくさんご依頼を受けるのがベストです!

専業シッターの皆さまに、依頼や収入の安定や、スケジュールを上手に組むために必要なことを伺うと、皆さん口をそろえて「まずは多くのご依頼にチャレンジするのがベスト!」とお答えになりました。

鈴木シッター:小学校での5年に渡る勤務を経て、ベビーシッターに。

「シッターになってから半年~1年は、空いている日はスケジュールを全部あけて、家からの距離も片道90分の範囲ならどこでも伺います!とプロフィールに記載をしていました。

まずは、あれこれ選ばずにたくさんのご依頼をお受けして、経験と実績を積み、信頼感のあるベビーシッターになりたいと考えていました。

トータルのご依頼件数が100件を超えたあたりから、レビューをご覧いただいた保護者さまから直接お声がけを頂いたり、自宅から近いところのご依頼を選べるようになってきました」

野原シッター:保育士歴10年、園では管理職も経験。多様性のある働き方に興味がありベビーシッターに転身。専業シッターとして約1年。

「最初は大きな目標を立てて、選ばずにたくさんのご依頼を受けるようにしていました。たくさんのご依頼を受けるうちに、自分の得意な保育やお子さまの年齢、通いやすい場所などが良くわかるようになっていきました。

専業シッターになり8ヶ月目あたりからご依頼の件数やスケジュールが安定してきたと思います。日々の保育のなかで、1件1件の保護者さまやお子さまとの信頼関係が発展していくので、ていねいに取り組めば必ず安定感は増してくると思います」

空いている時間などで「シッター相談」の活用もおすすめ!

定期のご依頼が増えてくると、毎月の収入やスケジュールが安定してきますが、そんな中でも新規のご依頼を受けたり「シッター相談」を活用して新しい保護者さまとのつながりを持つようにしてるかたが多いようです。

亀井シッター

「空きのある時間帯は『シッター相談』にこまめにメッセージをしています。また、病児対応可能であることもプロフィールに記載し、保護者さまにも『お子さまの発熱などでお困りの時はお声がけくださいね』とお伝えしています」

シッター相談とは?

お困りの保護者さまがシッターに相談をする機能です。保護者さまのお困りの内容に対して、シッターから直接保護者さまにメッセージを送ることができます。詳しくはこちらの「お仕事ガイド」をご覧ください→

今野シッター:定期のご依頼を中心に幅広いご依頼を受ける専業シッター

家から近い保護者さまなどを中心に、『シッター相談』で空いている時間などをメッセージでお送りしています

最初は反応がなかったりすぐにご依頼とはならないことも多いですが、お声がけしておくと、しばらく経って保育が必要になったタイミングで思い出していただきご依頼につながることもあります」

平野シッター:保育士・事務職を経てベビーシッターに。専業シッター歴3年。

「定期のご依頼がない日を週に1日作っています。この日や夕方の定期の前後のお時間で、スポットのご依頼や新規のご依頼を受けて全体の時間数を調整しています。

いろいろなパタンのご依頼を受けるうちに、自分の働き方のスタイルや仕事の入れ方のコツが見えてきた気がします」

「専業シッターで働くメリット・デメリット」はこちらの記事でご覧いただけます→

座談会の様子を視聴いただけます

座談会当日の内容は下記にてご覧いただけます。

 

 

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ポピンズシッター:きょうこ

ポピンズシッターのシッターの皆様のサポートを担当していますきょうこです。シッターの皆様に役立つ情報・お楽しみいただけるコラムをお届けします。

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