シッターの仕事におけるコンプライアンス違反とは?

ポピンズシッター:きょうこ

ポピンズシッターが公表するお客さまとのお約束の1つに、コンプライアンスの順守(法令順守)があります。

コンプライアンスとは企業で働く人に求められる守らなければいけないルールです。そしてシッターの仕事における重要なコンプライアンスの1つが、『保護者さまのプライバシーをしっかり守って勤務する』ことです。

本記事では、実際に保護者の皆さまからいただいたコンプライアンス違反に関するご苦言(クレーム)を共有させていただきます。

どんなご苦言があるかを知ることで、ご自身がご苦言を受けることを未然に防ぎましょう。皆さんがベビーシッターとして気持ちよく働いていただくサポートができれば幸いです。

コンプライアンス違反に関するご苦言

勤務先や勤務状況など、ママ友に話していない情報がシッター経由で伝わっていた😢

判断に迷うシーンもあると思いますが、基本的に『勤務中に知りえた情報を自己判断で他の人に伝えない』という意識を徹底しましょう。

保育園からの帰り道、公園や児童館で遊んでいる時間など、シッターは他の保護者さまと関わる時間も多いです。一緒になる保護者さまがベビーシッターというサービスに興味があったりすると、色々と聞かれることでしょう。

そんな時に気を付けていないと悪気がないままにコンプライアンス違反となる場合があります。

例えば・・

「○○号室の△△さんのお宅にも行きましたよ!」
「××会社に勤めている方のご依頼もありました」
「□□幼稚園の園児のご依頼を受けてます」

など、話の流れで言ってしまいそうですが気を付けましょう。お名前を出さなくても問題になる場合があります。

「○○ちゃんのママは××会社にお勤めなんですか?」

と聞かれて

「そうです」

と答えてしまうだけでも情報漏洩となります。

レビューへの返信に子どもの名前と年齢が出てしまっていて不安😢

お子さまのお名前は個人情報にあたります。レビューへの返信は公開されておりますので、『お子さま』と書くようにしましょう。

保育終了時に次回の保育について話していたら、LINEでのやりとりを提案された😢

 

保護者さまと、ポピンズシッターのサイト上以外での個人的なやりとりをすることは禁止です。

ご依頼に関するやりとりはすべてサイト上で行いましょう。何かトラブルが起きたときに経緯が分からないと、事務局がシッターの皆さんのサポートができません。

これは保護者さまから誘われた場合も同様です。丁重にお断りしましょう。

保育中ちらっと見てみたら子どもの写真をとっていて不安になった😢

保護者さまから特別なご要望がない限り、個人携帯でお子さまやご自宅のお写真を撮ることは控えましょう。

遅刻して保育時間の開始が遅れたのに、完了報告で時間がそのままだった😢

遅刻で保育開始が遅れてしまった場合は必ず完了報告で時間を修正しましょう。実際の保育時間と違う時間で申請をすると虚偽報告というコンプライアンス違反に該当します。

時間の修正は15分単位です、10分遅刻した場合は15分、20分遅刻した場合は30分開始時間を遅らせて完了報告を提出しましょう。

時間に関するご苦言はこちらの記事でもご紹介しています↓

保護者さまの声を共有【遅刻・早退 編】

シッターさんが行っているビジネスの勧誘をうけた😢

 

非常にまれですが、保育中にマルチ商法等への勧誘をされた、というご苦言もあります。マルチ商法に限らず、保護者さまに対して個人的な勧誘を行うことはやめましょう。

ご自身のビジネスについて紹介しているFacebook等への誘導なども控えましょう。

コンプライアンス違反をするとご自身と会社の信頼を失います

保護者さまに安心してお子さまを預けていただくため、そして仕事を通じてシッターの皆さまが喜びややりがいを感じていただくためにも、保護者さまとの間に信頼関係を築くことは必要です。

コンプライアンスの順守はその基本となり、違反した場合は契約終了となることもあります。

保育・サービス研修ではコンプライアンスに関する動画をいつでもご覧いただけます。お時間があるときに気になる点だけでもご確認いただくようお願いいたします。

保護者さまから寄せられるご意見は毎月配信している『はじめて応援だより』でもご紹介しております。保護者さまからのご意見だけでなく、保育の基本情報やベテランシッターさんのノウハウなどもご紹介しておりますので、ぜひご一読くださいね!

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ポピンズシッター:きょうこ

ポピンズシッターのシッターの皆様のサポートを担当していますきょうこです。シッターの皆様に役立つ情報・お楽しみいただけるコラムをお届けします。

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