【インタビュー】定期依頼をいただくためには?東京都ベビーシッター利用支援の働き方

ポピンズシッター:きょうこ

保護者様からご好評をいただき、定期依頼に結びつけていくためには、どのようなことに気をつけながらベビーシッターのお仕事を実践したら良いのでしょうか。

今回は、リピーターの多いベビーシッター壇原様にそのコツをお伺いさせていただきました。

◆今回インタビューしたベビーシッター様

壇原様

シッター歴5年。

保育士の資格を持ち、9年間保育園等に勤務。工作を使った保育が得意。待機児童(東京都ベビーシッター利用支援)を受講。現在は保育園には勤めておらず、ベビーシッターのお仕事とパートのお仕事のWワークをしています。

保護者様に継続して依頼をもらうためには?

壇原様「リピートしてご利用いただける保護者様はたくさんいらっしゃいます。

プロフィール欄に保護者様が納得していただける保育経験が書かれていたり、良い保育を実践することで保護者様から嬉しいレビューをいただけたりすると思うので、それが次の依頼につながっていくのだと思います」

手作り玩具を持参する

壇原様「私の強みは、手作り玩具です。

市販されているおもちゃではなく、お子様たちの身近にある材料で簡単に作れるおもちゃというのを売りにしています」

(壇原様ご提供)

壇原様「これは、牛乳パックを輪切りにしてテープで止め、輪ゴムを挟んだだけの簡単な工作です。

でも、想像以上にぴょんって跳ねるのが面白い。

それだけのことなのですが、これを何十個も重ねるとさらに高く飛ぶから面白い! 箱の中にたくさん詰め込んでおけば、フタを開けたら飛び出してくる『びっくり箱』に!

”面白いの持ってきたから一緒に遊んでみない? ”とお誘いして遊びからゆるーく入るのが私のスタイルです。

お子様に作ってみたいと言われたら、1個見本にどうぞってお渡ししています。そうしたら、夢中になって作ってくださるみたいで。

次にお伺いした時は”工作が嫌いだったのに、初めてこんなに集中して何時間も作って遊んでいたんです!”と保護者様から感謝されたこともございました」

◆アイデアはインスタグラムから

壇原様「保育園時代に学んだものが多いです。

インスタグラムやTikTokから情報収集をすることもあります。海外の方がよく飛ぶ紙飛行機の折り方を紹介していて、それをお子様に作って差し上げたら大ヒットしたこともございました」

保護者様がしてほしいことを察知

壇原様「自分の思い込みでこうして欲しいだろうと思って保育をしても、保護者様はそれを求めていなかったりします。

事前のメッセージで、保護者様と今日はどういう流れで保育をするかを確認した際に、例えばお引き渡しの後にお昼寝をさせたいかなどもお伺いしておきます。

”今日は家のことを全部やりたいからできるだけ長く外で遊んで欲しいです”

という保護者様には、”帰宅後にご飯を召し上がったらすぐ寝れるくらい遊んできますね”とお伝えしたり、事前のすり合わせを丁寧にしています。そして、ご要望にお答えできるような保育を実践します。

待機児童(東京都ベビーシッター利用支援)でベビーシッターをご利用いただいている保護者様の場合は、保育内容は基本的にベビーシッターに任せていただきます。

ですが、保護者様から”最近、夜寝ないんです”とご相談を受けていれば、”お昼寝から早く起きるようにして、寝るまでの時間を長くしましょうか”とご提案したり、困っていそうなことは聞き出すようにしています。

例えば、”お子様が今日はお片付けを頑張ってやってくださいました。普段からお片付けはされるんですか?”と聞くと保護者様が

”普段は全くしないので困っています”とおっしゃいました。

”今日はこの遊びをするためにお部屋を広く使いたいからお片付けを一緒にやらない?とお誘いしたらやってくださいましたよ”など、お声かけの方法や状況をご説明して保護者様のお片付けのお悩みを解決できるように促すことも。

9年間の保育園での経験を通して、同僚の保育士のいいところをいっぱい知り、様々な保育のやり方を学んできました。それが、ベビーシッターの保育にも役立っているのかもしれません」

待機児童(東京都ベビーシッター利用支援)とは?

【ポピンズシッター事務局より】

待機児童( 東京都ベビーシッター利用支援)とは、待機児童のお子さまを、保育園の代わりにご自宅で保育するお仕事です。

待機児童の対応シッターになった場合のお時給は、通常より高めの1,617円です。対応シッターになるためには研修(※)を受ける必要があります。(研修の内容は、待機児童型と一時預かり型で異なります。また、保有資格によっても異なります)

継続したご依頼がいただきたい場合には、待機児童( 東京都ベビーシッター利用支援)の対象ベビーシッターになることもおすすめです。

「ステップアップ」画面より、ご自身に必要な研修がわかります。ポピンズシッターでご利用可能な助成制度と研修についてはこちら

その他にも、一時預かり(東京都ベビーシッター利用支援)では、一時預かりのためにご利用される保護者の方もいらっしゃいます。利用できる保護者様には条件がございます。詳しい内容についてはこちらをご覧ください

待機児童( 東京都ベビーシッター利用支援)のご依頼内容

赤ちゃんに離乳食を食べさせている写真

壇原様「私の場合は、朝の9時から夕方の18時まで、9時間〜10時間の保育をご依頼いただくことが多いです。現在は週に3回くらい同じご家庭に訪問しています。

お伺いする頻度や時間などは、自分の希望に合わせてご依頼いただいた保護者様と相談して決められます」

対応シッターになったメリットは?

壇原様「待機児童( 東京都ベビーシッター利用支援)のお仕事は定期依頼なので、2ヶ月先までスケジュールが埋まっています。なので予定が組みやすい。

また、私自信が人見知りする性格なので、同じお家に訪問する方が気持ち的に落ち着いてお仕事ができるかなと思いました。

長い期間、同じご家庭にご訪問させていただくメリットは、何か起こった時に保護者様と都度話し合っていくということを蓄積していることです。信頼関係がお子様とも保護者の方とも築けていること。

お母様がして欲しいと思ったことも気軽に言ってくださいますし、私もお子様にとってこうした方がもっと良いかもしれないということも、保護者様にお伝えすることができています。

初対面ですと、どんな風にどこまでお伝えしようか気がかりだったり、遠慮が出てきてしまう部分もございます。自分に合ったお客様と長く付き合えるのは、東京都ベビーシッター利用支援の対応ベビーシッターになった良い点です」

1日のスケジュールは?

○ 8時 保護者様ご自宅に到着

○ 9時 天気が良ければ公園へ(児童館や図書館に行く日も)

○ 12時 保護者様が用意してくださったお弁当などでお子様のご昼食

○   13時  お昼寝

○ 15時 おやつのお時間

○  その後は保護者様のお帰りを待ちながら遊ぶ

壇原様「お子様の年齢によって午前寝も午後寝もする場合がございます。基本的には保育園と同じスケジュールで動いています。お子様の年齢ですが、待機児童対策のお子様の場合は、0〜2歳までが多いです。

保育園の騒々しさを知っているので、1対1の保育ですと本当に伸びやかに保育できるのがとても良いところだと思います」

定期依頼をいただくためには

◆自分の保育の強みをつくる

◆保護者様のご要望を聞き出し、それに応える

◆待機児童( 東京都ベビーシッター利用支援)の対応シッターになる

壇原様は、ベビーシッターのお仕事とパートのお仕事のダブルワークをしていらっしゃいます。こちらの記事にて、詳しい内容をご紹介しております。

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ポピンズシッター:きょうこ

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