保育士のスキルアップ方法とは?資格の種類や取得方法を解説

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保育士としての経験を積んで、少しずつ仕事に慣れてくると、同じことの繰り返しで物足りなさを感じることもありますよね。また、将来の収入や新しいキャリアへの挑戦を考えることもあるかもしれません。

そんな時には新しい資格やキャリアアップの研修を活用することで、自分の目標に一歩近づいてみましょう。

保育士がスキルアップするメリットとは?

保育士がスキルアップするメリットは大きく3つあります。

● 保育の質の向上
● 収入が上がる
● 転職しやすくなる

保育の質の向上

まず、1つ目のメリットは、「保育の質が向上する」ことです。専門知識や実技を習得し、資格を取得することで、より質の高い保育ができるようになります。その結果、子どもたちに良い影響を与えるだけでなく、自分自身もやりがいを感じ、自分自身も充実感ややりがいを感じられるでしょう。新しいスキルを習得することで、いつもの保育に新しい風を吹き込み、現場の雰囲気をより良くすることもあるかもしれません。

収入が上がる

スキルアップをすると、収入が上がることもあります。たとえば、厚生労働省が提供する研修を受けて、職場に提示することで、一般保育士から管理職などへの昇進ができるかもしれません。保育施設によっては、持っている資格の数によって手当が増えることもあります。

転職しやすくなる

資格保持者や専門的スキルを持つ保育士は、転職の際も有利になります。残念ながら、保育士はまだ離職率が高い職業です。経験年数が長いだけでも転職に有利になりますが、資格や目に見えるキャリアのある保育士は鬼に金棒、引く手あまたといえます。

結果的に、今より良い条件、環境の職場が見つかりやすくなるでしょう。

保育のスキルアップにおすすめの資格

保育に関する専門的な資格をご紹介します。

● 育児カウンセラー
● チャイルドマインダー
● 運動保育士
● 絵本専門士
● 児童英語インストラクター
● ベビーサイン講師
● リトミック指導者
● 子どもの救命救急資格

育児カウンセラー

育児カウンセラーは、子育ての専門家として育児相談に乗るお仕事で、あらゆる育児の悩みを聞き解決に導きます

この資格は、一般財団法人日本アタッチメント育児協会による講座を受講して取得できます。
前期と後期に分かれており、前期は育児の専門知識、後期は子育て支援のための専門知識を学びます。
前期は6時間の講習を受講するとクリアできるため、多忙な保育士さんに人気の資格です。

チャイルドマインダー

チャイルドマインダーは、少人数保育、家庭的保育のスペシャリストです
特に、少人数保育が基本の小規模保育園や乳児保育園でチャイルドマインダーの知識や技術を発揮できるでしょう。
また、保育園等の施設では叶えられない家庭的保育を目指し、自宅等でチャイルドマインダーとして開業する保育士もいます。

チャイルドマインダーを取得するには、養成講座を受講後、カリキュラムの修了と試験に合格する必要があります。
養成講座は通学と通信が選べるため、ライフスタイルに合わせて受講できます。

運動保育士

運動保育士は、運動を通して子どもたちの発達を促すことを目的として保育を行うお仕事です。
運動と保育両方から子どもたちの健康的な発達をバックアップするだけでなく、身体を動かす楽しさも伝えることができます。

資格を取得するには、「運動保育士会」が開催しているカリキュラムを修了する必要があります。
全国で開催されているため、比較的受講しやすいといえるでしょう。

絵本専門士

絵本保育士は、絵本の専門家です。
子どもが絵本に触れたり、読書を好きになることを目的としており、絵本の専門知識や読み聞かせの技術を取得できます。
子どもの年齢別の絵本の選別や読み聞かせなどを学ベるため、すぐに活かすことができるでしょう。
取得するには、「独立行政法人 国立青少年教育振興機構」における養成講座を受講した後、絵本専門士の適正や能力があると判断される必要があります。

児童英語インストラクター

児童英語インストラクターは、幼児から小学生を対象に英語指導をするお仕事です。
小学校での英語教育が必須となり、活動に英語教育を取り入れている保育園も増加しているため需要が高まっています。
資格保持者は、保育園だけでなく英語教室で働くこともできるのがメリットです。

児童英語インストラクターの資格は、「日本能力開発推進協会(JADP)」が指定する認定教育機関の教育訓練のカリキュラムを修了し、試験に合格した方が取得できます。

ベビーサイン講師

ベビーサイン講師は一般社団法人日本ベビーサイン協会」による民間資格です。
まだ言葉を話せない赤ちゃんと、手話やジェスチャーを使って対話する方法を学びます。
0歳児〜2歳児とのコミュニケーションがスムーズになり、乳児保育で存分に活かすことができるスキルといえるでしょう。

保育園だけではなく、資格保持者は「ベビーサイン講師」として育児教室やイベントでの活躍も期待できます。

この資格には、「アドバイザー育成」と「講師育成」のプログラムがあり、どちらもオンラインで受講・取得ができるので、比較的取得しやすいといえるでしょう。

リトミック指導者

リトミック指導者は、歌やダンス、リズム遊びを通じて子どもに音楽や身体を動かす楽しさを伝えるお仕事です。
日々、子どもたちと歌ったり身体を動かして遊ぶことが多い保育士には、ぴったりの資格です。
リトミックは保育園の活動として設定されることも多く、この資格をいかんなく発揮できるでしょう。

保育園や施設だけではなく、リトミック講師として自宅等で教室を開くことができるのもポイントです。

リトミック指導者は、「リトミック研修センター」によるカリキュラムを修了して取得できます。
教員養成校で開催されているため通学が必要で、忙しい保育士にはハードルが高いかもしれません。
また、初級から上級までの指導資格、ディプロマAとB資格と数種類の資格に分かれています。

子どもの救命救急資格(EFR-CFC)

子どもの救命救急資格(EFR-CFC)は、子どもの命を守る救命救急を行う資格です。
世界的にも高い評価を受けた、保育現場でも必ず役に立つ国際資格です。
AEDや心肺蘇生法以外にも、シミュレーションの実習を行い、子どもの急な体調変化やケガに対応できるスキルを身につけられます。

この資格は、おおむね1日のカリキュラムを受講することで取得可能ですが、有効期限が2年のため、継続するにはその都度更新する必要があります。

保育士のキャリアアップにつながる研修

厚生労働省は、保育の専門性や待遇を向上するため、保育士のキャリアアップにつながる研修を全国各地で実施しています。
8つの専門分野に分かれており、自分に必要なものを選んで受講します。

● 乳児保育
● 幼児保育
● 障がい児保育
● 食育・アレルギー対応
● 保健衛生・安全対策
● 保護者支援・子育て支援
● マネジメント
● 保育実践

乳児保育

主に0歳児〜3歳未満児の保育について学びます。
乳児の発達や特性に基づき、きめ細かい援助や配慮の仕方などが身につきます。
また、他保育士への指導やアドバイスができるスキルも得られます。

幼児保育

3歳児〜未就学児までの子どもを対象にした幼児保育についての理解や実践力を身につけます。
一人ひとりの発達を考慮し、就学に向けた教育方法を学びます。

障がい児保育

障がい児との適切な関わり方に加え、配慮事項などについて学びます。
また、保護者への支援、障がい児を取り巻く環境についての理解や、小学校、専門機関との連携についても学びます。

食育・アレルギー対応

食事、栄養、アレルギー対応について学びます。
食育計画を立てるスキルを身につけ、アレルギー疾患についての理解を深めます。

保健衛生・安全対策

保健衛生に関する知識と理解、また、保育現場での安全対策や感染症対策、事故防止等について学びます。
嘔吐下痢のとっさの対応も身につきます。

保護者支援・子育て支援

子育てに悩む保護者の支援や、家庭内での虐待防止対策などについて学びます。
各家族化やその他の要因で、誰にも相談できず育児に悩む保護者を、地域ぐるみで支える等の知識も身につきます。

マネジメント

副主任に就くために必要な研修で、働きやすい職場作りやマネジメントについて学びます。
リーダーシップを発揮するスキルを身につけることを目的としています。

保育実践

保育経験が浅い方や、潜在保育士を対象とした研修です。
子どもとの関わり方や遊びなど、保育現場ですぐに活かせる内容になっています。

このように、保育士のスキルに合わせた研修が用意されています。
これらは、全国の都道府県や指定された団体で開催されており、どこでも受講できます。

指定された団体が開催する場合はテキスト代や受講料がかかりますが、都道府県が開催する研修は無料で受講できます。

キャリアアップにつながる研修を受けることで、スキルが身につき昇給などにつながります
また、何より保育士としての自信ややりがいを得られるでしょう。
マンネリ化していた保育士生活も、活性化されるかもしれません。

保育の方法、働き方を変えるならベビーシッターもおすすめ

保育士におすすめの資格や、キャリアアップ方法についてお伝えしました。
どの資格も研修も、保育士さんにとっては有益で、保育士生活に彩りを添えるのにおすすめです。
しかし、簡単に取れる資格ばかりではなく、まとまったお金がかかったり取得するまで時間がかかるものもあり、現実的ではない方もいるでしょう。

それでも今の働き方を変えたい、スキルを身につけたいという向上心がある保育士さんにおすすめの働き方は、「ベビーシッター」です。

ベビーシッターは保育士同様、社会的に需要が高まっているお仕事です。
保育園の集団保育では叶えにくいきめ細やかなシッティングが可能なので、個別保育を希望する方には特におすすめの働き方です。

また、保育士よりも高時給で、好きな時間、場所を選んで働くことができるので、保育士の副業としても人気が高まっています
今までの保育士の経験を確実に活かすことができ、高収入を得るのも可能です。

ポピンズシッターでは、保育士経験のある方を募集しています。
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