保育士資格を活かして働く:「保育士の副業」とは?

横森さや

最近、副業している保育士が増えているのをご存知ですか?

保育士はお子さまの成長を感じられ、とてもやりがいのあるお仕事ですが、収入面に物足りなさや保育の質に疑問を感じるを感じる方も多いのではないでしょうか。最近は時代の流れも手伝い、副業を考える保育士も増えています

この記事では、「保育士が副業してもいいのか」「保育士資格やスキルを活かせる副業はあるのか」をまとめましたのでご覧ください。

保育士って「副業」できる?

業務が多く忙しいイメージがある保育士ですが、時間を工夫すれば副業をすることはできます。保育園勤務の保育士の場合は、一般的に日祝日休みが多いので、それらを「副業デー」にすることができます。シフト制の保育園が多いので、早番で上がった後の時間(夕方から夜にかけて)に副業することもできますね。

たとえば勤務時間が以下のようなシフト設定の場合

勤時間例)
早番7:00~16:00
中番9:00~18:00
遅番11:00~20:00

  1. 平日のすきま時間
    早番の時は →夕方送迎・保育のベビーシッター業
    遅番の時は →朝送迎・保育のベビーシッター業
  2. 土日祝

このようにスキマ時間を利用し、忙しい保育士も副業の時間を確保ができます。

しかし、本業がある以上無理は禁物、できる範囲で取り組めるお仕事をみつけるのがポイントです。また、保育士資格を活かせる副業ができると初めての仕事でもスムーズに取り組めますね。

保育士は副業していいの?

さて、副業をしたいと思っても、職場で副業が禁止されていたらできません。自分の職場が副業禁止かどうかわからない場合は、勤務先の就業規則を確認してみましょう

副業を禁止する項目が記されていたら、残念ながら副業することはできません。また、公立の保育園はもともと副業を禁止されていますので、気をつけましょう。

時代の流れで、副業を認めている職場も増加傾向にありますが、まずは勤務先の就業規則をしっかり確認することが大切です。

保育士に向いている「副業」4選

保育士は専門職のため、保育以外の副業は見つからないと思っていませんか?しかし心配はご無用、実は保育士として働いているうちに、さまざまなスキルが身についているのです。

保育士資格やスキルを活かせるお仕事について、収入の目安とともにお伝えします。

習いごとの先生

保育士の副業に習いごとの先生もおすすめです。保育士は絵画(製作)や英語、ピアノ(楽器)やスポーツ、ダンスなど得意分野がある方も多いですよね。これらのスキルを活かし、習いごとの先生の副業をすることもできます。

自分で営業や集客をするのも有効ですが、今の時代は自分のスキルをインターネットで出品することもできるので、思っているより簡単に始められるでしょう。しかし、インターネットを通す場合はどこかへ出向く必要がなく、場所に囚われずできる点がメリットです。

時間に追われやすい保育士には嬉しいポイントといえますね。

そして、やはりお子さまに色々なことを教えるのは保育士の得意技!自分の得意なことをお子さまに教え、楽しみながら収入を得られるのは嬉しいですよね。保育士資格を存分に活かした副業といえるでしょう。

収入の目安

ピアノの先生だと、時給は1000円台~、週1回・6時間程度働くと月2万円〜3万円程度の収入を見込めます。自分の自宅に来てもらう、自分が生徒さんの自宅に出向く、どちらでも可能です。

インターネットアプリで自分のスキルを購入してもらった場合は、手数料などを引かれてしまい、手取りが減ってしまう点がデメリットと言えます。

単発の仕事

保育士の副業には単発の仕事もおすすめです。単発のお仕事とは、工場での軽作業やイベント会場でのお仕事などです。

自分の都合のよい日を選べることや、フルタイムの仕事が多く1日でまとまった収入を得られること、またスキルがなくてもできるお仕事が多いため、忙しい保育士におすすめの副業です。

単発の仕事は、立ち仕事や1日中動き回るなどの体力を使うお仕事、手先を使い黙々と作業するお仕事まで幅広くあります。保育士は体力がある人や手先が器用な人も多いため、単発の仕事も難なくこなせるでしょう。

収入の目安

単発のお仕事は派遣の形態も多く、比較的時給は高めの傾向があります。

未経験、無資格でもできる仕事なら、時給1200円〜という求人が多く、週1回程度働くと月3万円〜4万円程度の収入が見込めます。時間によっては夜間手当などがつく場合もあるので、スケジュールが合えば稼ぎやすいといえるでしょう。

会社によっては、月払いだけでなく週払いや翌日払いに対応しているところもあるので、自分に合う受け取り方をすることが可能なのも嬉しいですね。

在宅ワーク

自宅で収入が得られる在宅ワークも、忙しい保育士にぴったりの副業です。昔ながらの在宅ワークといえば、自宅での内職を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

シール貼り、梱包作業、雑貨等の仕分け、文房具の組み立て(ボールペンなど)、宛名書き、アクセサリー製作など、さまざまな作業が多くみられます。どれも単純作業なので、覚えてしまえば簡単にできるのもポイント。

日頃、製作物などで手先を使うことが多い保育士なら、簡単にこなせるでしょう。

一方、昔ながらの内職だけでなく、自宅にいながらパソコン一台で稼げる在宅ワークも増えています。保育業界も今やIT化の波が押し寄せており、書類をパソコンで作成する機会が増えていますよね。パソコンを使った在宅ワークは、保育士のパソコンスキルを発揮できる仕事のひとつです。代表的なのは「Webライター」。

初心者は、何を書いていいか迷ってしまうかもしれませんが、保育士なら、保育や育児分野専門ライターになるのがおすすめです。日頃の保育経験をもとに書くことができるため、初心者でもチャレンジしやすいと感じるでしょう。

収入の目安

内職は出来高制ですが、1つ作成しても単価1円にならないことも多く、100個作っても100円に満たないことがザラにあるようです。時給に換算すると、200円から600円くらいが多いと言われており、数をこなしても高収入は見込めません。自宅で気楽にできるお仕事ではありますが、忙しい保育士が週に数時間作業する程度では、1万円稼ぐのも大変かもしれませんね。

webライターは依頼内容によって報酬額が変わります。毎日2時間から5時間くらい執筆作業をすると、数千円から数万円くらいの報酬が得られます。報酬額の差が大きいのは、依頼の単価やWebライターの経験値によって変わるからです。Webライターの報酬は、文字単価や記事単価で計算されることが多く、始めたばかりだと文字単価が1円にも満たず、報酬額も低い傾向があります。

しかし、作業をこなしていくと単価も上がり、それなりの報酬を得られるようになります。

ベビーシッター

保育士の副業として王道なのは、ベビーシッターですベビーシッターは、保育士資格やスキルを活かせる代表的な副業ではないでしょうか。初回から比較的スムーズに働くことができるでしょう。

保育士は、勤務先の園でお子さまをお預かりして保育士ますが、ベビーシッターは依頼先の家庭や指定された場所に伺ってシッティングを行います。移動が苦にならず、色々なご家庭でシッティングすることに抵抗がない方にはとくにおすすめ。また、集団保育が基本の保育園とは違い、ベビーシッターは1対1のシッティングを行うため、一人ひとりに向き合った丁寧な保育をしたい方にはぴったりです。

ベビーシッターは場所や働く時間も自由度が高いのが魅力です。

収入の目安

ベビーシッターの時給は、たとえばポピンズシッターの場合手取り時給で1,430円~3,000円です。

保育士資格や経験のある方はとくに高時給で働くことができます

ベビーシッターは雇用の形態によっても収入や働きやすさが変わります。ベビーシッター会社に雇用されるか、個人事業主として働くかにより差がありますので、自分に合う雇用体系で副業を始めた方がよいでしょう。

副業におすすめ!ポピンズシッターのベビーシッター

保育士資格やスキルを活かした副業についてお伝えしました。色々な仕事をお伝えしましたが、いちおしの副業はベビーシッターです。

ベビーシッターは、保育士の仕事と親和性がありなじみやすいこと、保護者からも信頼を得られやすいこと、また経験があれば時給や高い報酬を得られやすい点もおすすめポイントです。

保育士資格やスキルをふんだんに活かすことができる、という点においても他のお仕事より圧倒的に有利です。

保育士がベビーシッターで副業をするメリットまとめ

  • お子さま一人ひとりと向き合った保育ができる
  • 職場での人間関係のストレスがない
  • 基本的に残業がない
  • 保育園勤務のすきま時間でスキルを活かして働ける
  • お礼やレビューを直接いただける、やりがい◎
  • 高時給!

ポピンズシッターはトラブル時のフォロー体制もバッチリ!

有資格者はもちろん、子育て中の方も多く活躍しています。全国保育サービス協会加入で初めてでも安心してお仕事をはじめられます。万が一のトラブルの際もベビーシッターが直接対応する必要がないので安心です。のびのびと働いていただけるようサポートしています。

働く時間も場所も、自分で選べる

また、ポピンズシッターのベビーシッターは、ご自身の都合に合わせた日時の仕事ができたり、短時間でも高時給で効率よく収入を得られるため、保育士の副業にぴったりです。

まずは無料の登録会にご参加ください

詳しくはこちら

この記事は

横森さや

認可保育園で13年働いていた保育士。ベビーシッター、家事代行経験もあり。2児の母でワーママとして頑張るライター。

「ベビーシッターになる」のその他の記事を見る