はじめて応援だより11月号:「2歳児」保育のコツと人気の遊び

ポピンズシッター:きょうこ

やっと猛暑が終わり秋らしくなってきましたね🍂
11月号では2歳児保育についてお届けします。

シッターの皆さんは2歳児保育について

  • 動き回る時期だからこその安全対策
  • イヤイヤ期の対応
  • ぐずぐずモードになってしまったときの切り替え方

などで悩んでいるようです。今回はベテランシッターのお2人に2歳児保育のコツをお聞きしました!また、シッターの皆さんから集まった2歳児に人気の遊びもご紹介します。

👇お話を伺ったお二人👇

小山シッター

シッター歴4年。保育園での勤務を非常勤に切り替えたことをきっかけに空いた時間でシッターデビュー。20年以上の保育経験を生かしてご活躍中。
趣味はピアノと読書。
絵本が好きで、保育に行くときは月齢にあった絵本を数冊選んで持参するそうです📖

浅井シッター

シッター歴2年6か月。下の子が小学校に上がったタイミングで隙間時間でできる社会貢献を求めてシッターデビュー。
趣味は話すこと、中国語、読書、動画を見ること🎥
安心安全を前提に、保育時はご自身もお子様も笑顔の時間が増えるように心がけているそうです!

2歳児保育の安全対策

浅井:まず、移動の時は必ず手をつなぎます。でも手をつなぐのは嫌だというお子さまも多い年齢ですよね。そんな時は、「手が嫌なら何つかむ?」と選択肢を用意しています。リュックの紐やカバンなど、お子さまに選ばせるようにすると自然と持ってくれたりしますよ。(もちろん安全は確保したうえで)

小山:そうですよね、移動時に手をつなぐのは絶対です。

転びやすいのに階段の上り下りをする、落ちそうになるのに高いところに上りたがるのもこの時期ですよね。「いいね!やってみたいよね!」とまずは共感して、ダメとは言わずに「○○してみない?」と提案しています。

浅井:高いところからジャンプしたいというときは「思いっきりジャンプできるように手をつなごうよ!」という感じですかね?

小山:そうですそうです!「じぶんでやりたい!」という意欲が膨らんでいる時期だと思うので、そこはしっかり受け止めようと心がけています。

\おさえておきたいポイント📝/

✅移動時は絶対に手をつなぐ(つなぎたがらないときはリュックなどを活用)
✅自分でやりたい!を受け止めつつ安全に活動できるよう見守る

イヤイヤ期のお子さまとのコミュニケーションのコツ

 

小山:公園から帰ろうとしない、用意された洋服を着たがらない、などはよくありますね。そんな時は大げさに共感します(笑)「わかるよ~!○○さんも帰りたくない!!」といった感じで。そのうえで、「時計の針が10になったら帰ろうか?」「あと3回滑り台したら帰ろうか?」などいくつか提案してお子さまに選んでもらうようにしています。

浅井:「お母さんが待ってるよ」「帰ったら○○して遊ぼうよ!」など、帰った後の楽しいことに意識を向けるのも効果的ですよね。お子さまによって、どんな声がけが効くかは本当にわかりません。とにかく声がけの引き出しを増やしておく、というのがシッターにできることだと思います。私は育児情報を発信しているてぃ先生おやのちから先生のSNSを見ながら勉強したりしています。

また、イヤイヤ期という時期以外でも、人見知りでどうにもならないことはありますよね。泣いてしまってなかなか落ち着けなかったり・・そんな時は、「ママが帰ってくるの待ってようね」「何して遊ぶのが好き?」など、出来るだけ安心と楽しさを感じてもらえるよう声がけしてみています。

小山保護者さまがおそばで困っている様子であれば「お任せいただいて大丈夫ですよ」とお声がけして少し離れるのを促します。保護者さまのお時間に余裕があるようであれば、保護者さまとお子さまに関するお話をしてみてもよいかもしれません。ママと親しげに話している様子を見せるのも、お子さまとの信頼を築く1つの方法です。

浅井:何度か通ってお子さまの好きなものが分かったら、折り紙でそれを作って持っていくのも効果的でした。電車の好きなお子さま向けに「今日は山手線作ってきたよ~」などと持っていくと、シッターとの時間を楽しみに待っていてくれるようになりました。

浅井シッターが実際に作った折り紙。毎朝泣いていたお子さまが、ママと笑顔でバイバイできるように

\おさえておきたいポイント📝/

✅大げさに共感する
✅声がけの引き出しを増やしておく

ぐずぐずモード突入。気分の切り替え方

小山:嫌な気分になってしまったきっかけに、まずは共感します。そのうえで、抱っこを嫌がらないお子さまなら抱っこ。少し考えるような質問をしてみるのも効果的です。「トーマスのあのキャラクターの名前なんだっけ?」「これって何?」「○○ちゃん教えてくれないと分からないや~」といった感じです。

浅井:気分を変える、という意味では手作りおもちゃも効果的です!初めてのお宅ではお子さまと仲良くなるために持っていくようにしています。テレワークで保護者さまがご在宅の時などにも効果を発揮します。保護者さまのほうに行ってほしくないタイミングで出すと熱中してくれたりするので。

小山:私も手作りおもちゃをよく持参します。長時間保育の場合は小出しにして飽きないように工夫していますね。おもちゃではないですが、風船と新聞紙もかばんに入れています。風船はふくらまして遊ぶ、新聞紙はびりびりしたり大きな折り紙にして帽子を作ったり、お洋服のように切って着せてみたりなど色々使えます。

浅井:手作りおもちゃでいうと、容器にストローを入れる『ぽっとん落とし』、ストローを紐に通す『ストロー紐通し』などが2歳児に人気です。

ポットン落としはペットボトルの蓋をテープでまとめても作れます。(小山シッター作)

\おさえておきたいポイント📝/

✅抱っこで落ち着いたら少し考えるような質問をしてみる
✅手作りおもちゃは有効!作り方はこちらでチェック!

✅2歳児保育の基本は保育サービス研修で確認できます

今日からできる✨2歳児に人気の遊び

アンケートにお答えいただいたシッターの皆さまからは、2歳児を魅了した遊びの数々をご紹介いただきました!一部をご紹介します。

 

公園で、枯葉などを集めて持ち帰り、自宅で紙に貼って木を完成させました。秋にぴったりの遊びです!

働く車に興味があるお子さまなら、消防署などをお散歩コースに入れています。動いていても止まっていても興味津々で見てくれます。

縄跳びを蛇に見たてて踏まない様に飛び込えるのが楽しそうでした。にょろにょろの具合で難易度を調整できます!

紙コップタワーは紙コップがあれば遊べます。頑張って積み重ねることで手先のコントロールを身に着けられますし、最後に思いっきり壊すとお子さまは大はしゃぎです。

トランプカードが挿入できる箱をつくり(貯金箱の様に)、10枚ほど渡すと、入れたり出したりを繰り返して楽しんでくれます。

まとめ:イヤイヤにもぐずぐずにも動じない!キーワードは「共感」

ベテランシッターのお2人が2歳児保育で大事にしていることは

・ぐずぐずしてもイヤイヤしていてもお子さまはこういうもの!と動じないこと
・甘えてくれている、弱みを見せてくれている、とポジティブにとらえること

の2つでした。

そのうえで、心の余裕をもってお子さまの心に共感を示すことが2歳児保育のコツのようです。

最後に、アンケートにご協力いただいた皆さま、ありがとうございました!2歳児保育に関する基本は保育・サービス研修でもご確認いただけます。ぜひご利用ください。

今月も「はじめて応援だより」をお届けしました。寒暖差が激しい毎日ですが、体調に気を付けてお過ごしください。はじめて応援だよりに関して、皆様からの感想やご要望などもお待ちしております!ぜひお声をお聞かせください。

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ポピンズシッター:きょうこ

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