秘訣は保護者さま目線!保育前の短時間で情報を引き出すテクニックとは

ポピンズシッター (旧スマートシッター)【公式】

2023年12月に開催したポピンズシッターアワード
『人気シッターに聞く』と題して、受賞シッターに働き方のコツを聞いていきます。

今回は、レビュー賞を受賞した浅見尚子シッターにインタビュー。数々の高評価レビューの裏側にある細やかなお気遣いについて伺いました。

モーレツに働いたワーママ時代。我が子の成人をきっかけにシッターに

――浅見さんのご経歴を簡単に教えてください。

娘たちが2歳と5歳の時にシングルになり、子育て中は仕事と育児に邁進していました。振り返ると「布団できちんと寝たことがあったかしら?」と思うほど怒涛の毎日でしたね。

娘たちが成人した時に、働き方を見直したいという思いで新たな仕事を探していました。パソコン作業が苦手なのでそれ以外のお仕事を探して、警備員なども経験しました。最終的にたどり着いたのがシッターです。

――現在も他のお仕事をしているんですか?

3年前にポピンズシッタ―に登録した当初はダブルワークで働いていました。ただ、スキマ時間が増えると効率が悪くなるので、今はシッターに絞っています。

5時間×2件が理想。リピーターのご家庭を大切にしながら新規にチャレンジ

――3年前に登録したころからお仕事は順調でしたか?

登録の翌日、メッセージのやりとりをしている間に別の保護者さまからリクエストが入ったんです。リクエストを優先したらお叱りをいただいてしまったということがありましたね。

今では調整も上手になりましたが、当初はルールに沿ってお仕事を進めるのが精一杯でした。

――3年目の今、どのように働いているんですか?

登録から1年経ったあたりで、リピーターの方からのお仕事でカレンダーが埋まるようになってきました。そのため、現在定期依頼はありませんがリピーターの方から継続的にご依頼をいただいています。とはいえ常に新規の保護者さまからのお仕事も受けています。新規でご依頼いただいてこそリピーターになっていただけると思っているので、どちらも大切です。現状ですと、全ご依頼のうち3分の1程度が新規の方ですね。

――定期依頼は持っていないんですね?

私の場合、お仕事の日は出来るだけ隙間なく働きたいので、4時間以下の定期依頼より単発の長時間依頼を優先しています。

――より効率的にたくさん働きたいシッターの場合、どのようなリズムで働くのが理想だと思いますか?

私の場合、お昼休みが移動時間で午前と午後に5時間ずつご依頼が入っているのが理想です。なかなかそのスケジュール通りにご依頼が入ることは少ないですが、ある程度自分でスケジュールを想定しておくと、リズムが作りやすいと思います。

シッターを始めた当初は1日に4件のご依頼に行ったりしていました。「長時間のご依頼あったらお待ちしておりますよ」と保護者さまにお伝えしてみたり、プロフィールに「長時間のご依頼歓迎」と書いてみたりして、徐々に長時間のご依頼が入り始めた気がします。

忙しい保護者さまの気持ちに寄り添って。事前面談は効率的に

――浅見さんのレビューの中に「スムーズに状況を理解していただけて助かる」という言葉が並んでいました。秘訣はありますか?

働きながら育児をすることがいかに大変か分かっているからこそ、シッターとのやりとりで消耗してほしくないと考えています。

そのためメッセージでまず最初に聞くことは「当日は何時に出られますか?」です。すぐに外出するという保護者さまでお子さまが乳児の場合、ご依頼内容で確認できない必須事項はメッセージで事前に確認しています。

浅見さんのメッセージ一例

――メッセージ送信時に気を付けていることはありますか?

事前に質問をすることで当日保護者さまの説明の時間を短縮できますが、一方でたくさんの質問にメッセージで答えるのは大変です。保護者さまがYES/NOを答えればよいことについてはこちらからのご提案で聞くようにしています。

浅見さんのメッセージ一例

――確認事項を的確に漏らさず確認しつつ、出来るだけ負担のない聞き方を心がけているんですね。

面談時も聞きたいことが漏れなく聞けるように面談シート(時にはノートで代用)に聞きたいことを記載して準備しています。「自分が育児中にこんな人にいてほしかった」を形にするために頑張っていますね^^

引き渡し時。伝えることに加えて聴くことも大切

ーーメッセージ以外でも保護者さまとのコミュニケーションで気を付けていることはありますか?

明るく楽しく保育にのぞむことを心がけています。保護者さまは「この人に預けて大丈夫かな?」という不安を解消して安心して仕事に行きたい、と思っています。

そんな中でシッターが不安そうにしていると気がかりなままお仕事に行かなければいけません。保護者さまに少しでも安心してもらえるよう、明るく楽しく保育のスタートを切ることを心がけていますね。

ーー引き渡し時に心がけていることはありますか?

必要事項をシッターから伝達することはもちろんですが、引き渡し時は安心した保護者さまから本音が出る時間でもあります。

「こんなことが心配」「こんな時間が大変」など、保護者さまのお悩みが出ることもあるので時間が許す範囲でしっかり共感してから帰るようにしています。

リクエストのチェック/メッセージの返信漏れをなくすことが課題

ーー現状困っていることはありますか?

保育のほかで時間がかかっているのが、完了報告、リクエストのチェック、メッセージの返信です。完了報告はSIDSチェックの合間に下書きができますが、リクエストのチェックやメッセージの返信はたまに漏れてしまいます。

時間短縮のために定型文など出てくると嬉しいなと思ったりします。

ーーシッターの皆さんの働きやすさのために私たちも改善を進めていきますね!今後の働き方はどのようにお考えですか?

シッターのお仕事は体力勝負なので、体力を維持しながらお子さまと楽しく過ごしていきたいと思っています。体力維持のために月末の末日にしっかりお休みを取るなど自分でお休みのリズムを作っています。

ーーおはなしありがとうございました!今後も温かな保育をお願いいたします!

終始笑顔の浅見さん。時折出る関西弁と明るいお人柄が素敵でした!

 

🚩インタビューで気になったポイントはお仕事ガイドで確認🚩

  • 保護者さまから依頼の相談中に、別の保護者さまから依頼が入った。どうする?

ご依頼が入ったときのよくある質問を確認

 

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