きょうだい保育のコツ:事前確認と当日のポイント

ポピンズシッター:きょうこ

シッターのお仕事で、きょうだいを同時に保育するご依頼は珍しくありません。
でも、ふたり以上のお子さまを同時に見るとなると、気をつけたいことがたくさんあります。
今回は、事前に確認しておくべきことと、実際の保育中に意識しておきたいポイントをまとめました!

事前に確認しておくと安心なこと

きょうだい保育では、面談やメッセージで、次のようなことを確認しておきましょう。

お子さまの年齢・性格・普段の関係性

年齢差や性格の違いがケンカにつながることも。日頃よくあるトラブルや、お互いへの呼び方も聞いておくと◎。

それぞれに必要な配慮

食事、排せつ、睡眠に関することは、保育中のスケジュールとともに一人ひとり確認しておきましょう。

保護者さまからの希望や注意点

「このおもちゃはお兄ちゃんだけのもの」「この遊びなら一緒に遊べる」など、ごきょうだいの関係性に配慮したご要望も聞いておくと安心。

 当日の保育で気をつけたい5つのこと

① 【安全第一】視線と気配は常に“ふたり分”

きょうだい保育でいちばん大切なのは、安全を確保すること。
ひとりに集中しすぎて、もうひとりから目を離してしまわないように意識しましょう。

  • 抱っこやおむつ替え中も、もう一人が視界に入っている位置にいるか確認。
  • 外遊びはいつも以上に慎重に。お互いにぶつからないよう距離感にも注意!
  • 誤飲の危険があるおもちゃは使わない、または「テーブルの上だけで使う」「下の子のお昼寝中に使う」など使い分けを。

② 【関わり方】平等より「それぞれに合った声かけ」を

どちらかばかりを抱っこしたり話しかけたりすると、もう一人が不満を感じてしまうことも。
年齢や気質に合わせて、「同じように」ではなく「それぞれに合った関わり方」を心がけましょう。

  • さっきはどちらが譲ったか、どちらが先にやっていたかをしっかり観察
  • 「●●くんが待っててくれたね、ありがとう」など、気持ちを言葉で拾ってあげるのが大切です

③ 【遊びの工夫】ケンカ回避のひと工夫を

きょうだいは仲が良くても、遊びが原因でケンカになることもしばしば。
事前にトラブルを防ぐための工夫をしておくと、スムーズに保育が進みます。

  • 同じおもちゃを2つ用意、またはそれぞれが集中できる遊びを提案
  • 片方が「それやりたい!」となったときは、「一緒に遊んでいい?」と確認する仲立ちをしてあげましょう

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Q:保育中の「きょうだいげんか」止める?止めない?

おわりに

きょうだい保育は、ひとり保育とは違った難しさもありますが、その分やりがいや楽しさもたくさん。
少しずつコツをつかんでいけば、きっと自信につながります。

事前の確認とちょっとした工夫で、きょうだい保育も安心&楽しい時間にしていきましょう!

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