【インタビュー】男性シッターが教えます!保護者さまから安心・信頼を得る法則

ポピンズシッター:きょうこ

大切なお子さまをお預かりするために、保護者さまから信頼していただくことはご依頼を受けるうえでとても大切です。

今回ご紹介する野原様は、保護者さまから「安心してお任せできました」とご好評いただいている男性シッター様です。平日はほぼ定期のご依頼で埋まっているという人気シッター様に、保護者さまからの厚い信頼を得る方法をお伺いさせていただきました。

◆今回インタビューしたベビーシッター様

野原シッター様

シッター歴半年。

保育園勤務歴10年。社会福祉法人の保育園、企業主導型保育園、夜間保育や学童保育の経験があります。保育士・シッター側の過度な要望や支持は控え、お子さまの自発的な意欲や好奇心を大切にし、物事に取り組めるよう援助できるよう心掛けています。

 

保護者さまからのご依頼にひとつひとつを丁寧に対応する

保護者さまからご依頼をいただくので、保護者さまのニーズを達成することが大事。まずは保護者さまからの信頼を得ることが大切です。私たちは、お金をいただいて保育をさせていただくプロフェッショナル。基本的なことですが信頼を得るために次のことを心がけています。

1:時間を守る

時間にルーズだと、次の依頼にはつながらない。保護者さまに指定されたお時間は守るようにします。新規の依頼の場合は、1時間前には確実に最寄駅にいます。

2:保護者さまの潜在的ニーズを感じとる

「大丈夫ですよ」と保護者さまがおっしゃっていても、細かい部分でこうして欲しいという願いはあると思います。

なので「できれば、こうしてもらえると助かります」とおっしゃる保護者さまの言葉は叶えるようにしています。遠慮してご要望を言えない保護者さまも中にはいらっしゃるので、やりとりからその気持ちを汲み取るように心がけています。保護者さまの何気ない仕草や表情の変化などに注意を払います。

3:言葉使いに気をつける

人の気持ちや心は言葉尻に出てしまうと思います。なので、どこまでも丁寧に接することを心がけています。”自分はお仕事を受けさせていただいている立場”ということをいつも意識しています。

これらのことが、保護者さまにとって安心できる存在につながると思います。まずは保護者さまに安心できる存在だ思ってもらい、次にお子さまたちにとって楽しく遊べる、また会いたいなと思ってもらえる存在になることが一番です。

清潔感を保つ

接客業として、不衛生だと思われてしまうことも次のご依頼にはつながらないと思っています。

服装について

・スネ毛を隠して長ズボンを履く

・足首が出ないように長い靴下を履く

身だしなみについて

髪型:おでこを出して前髪がかからなうようにする

爪:爪を綺麗に手入れをする

・毛:指先や手の甲の毛なども処理をする

臭いについて:夏はどうしても汗をかいてしまうので、濡れタオルで拭くとか、衣類を着替える、など注意を払っています。男性用消臭剤を使用したくもあるのですが、「家庭に無い臭い」を新たに持ち込むのは嫌がられるのではないかと思っていて、香料の少ないものを事前に使用しています

マナーについて

立ち居振る舞い、所作にも気を付けています。

・靴をきちんと揃えます

・リュックの口はきちんと閉めます

・濡れた洗面台はきれいに拭き取ります

・椅子は綺麗に整えます

お子さまとの接し方

過度なスキンシップは取らない

特に女の子の場合は過度な接触は控えるようにしています。

また、お子さまの排泄時は、ご自分でできる場合は扉の外に立ってお声掛けだけをしています。お手伝いが必要な時は顔を伏せながら行うなど、細やかに配慮しています。

お子さまに気に入られるためには?

まずは安心してもらえることが大切です。その次は一緒にいて楽しい人だと思ってもらうこと。

お会いした時の声と笑顔ですね。

今は私たちはマスクを外せないので、声の抑揚とか明るさでお子さまはどんな人かを判断しています。インターホンを押して家のドアを開けたところから、お子さまはお迎えにいらっしゃるんですね。なので、その時に、

「おはよう今日はよろしくね」

って僕が声を高く元気に言うと、お子さまに“よかった、今日は楽しい人だ”って安心していただくこともございました。

最初に保護者さまとばかり喋っていると、お子さまは”堅苦しい人が何かお話ししに来たのかな?”という印象になってしまいます。

保護者さまとはメールのレスポンスも含め、第一印象を特に気を付けています。

保護者さまに最低限安心していただける存在と認識していただいた後は、それ以降はお子さまとの楽しい時間を過ごし、保護者さまも安心して次回以降もご利用いただけるのではと思います。

保護者さま大絶賛!完了報告の書き方

完了報告が素晴らしいと保護者さまからのご好評をいただいている野原様に書き方のポイントをお伺いしました。

書き方のポイント

・お子さまが成長した点などをピックアップして簡潔に

・自分自身の感性を大切にして自分の言葉・表現で書く

・保育園とは違った目線で細かくご様子をお届けする

保育中は、私とお子さまだけの空間になります。保護者さまは、自分がお子さまを見ていたいけれど仕方がなくシッターに預けていらっしゃる気持ちがあるのだと思っています。だから、そのかけがえのない時間に、自分が感じたことを丁寧に文章にすることを心がけています。

保護者さまが、保育園からいただく評価とは違う目線で届けれられることはあるんだろうなと思うんです。

定期の方は、長文でお送りするとそれを読むだけでも時間をとってしまいます。なので、特にお子さまとの遊びや宿題の時間などコアな時間帯で、成長したことだけをピックアップして書くようにしています。

言葉のリズムを大切にし、自分自身が簡潔に読めることで、相手の方も無理なく拝読していただけると思います。

保育スキル向上のためにしていること

学術や研修で学ぶことはもちろん、最近では、他のシッターさんの「引継事項」を読むことです。自分の保育を貫き過ぎるのも怖いなと思っているので、「引継事項」を見ることで、自分の保育に対して客観的になれます。

とても素敵なシッターさんが多いので、自分の気づきになるコメントがたくさんあります。

安心安全な保育を成功させるコツ

◆保護者さまには第一印象こそが大切

◆お子さまに対しては声と笑顔を気をつける

◆保護者さまのニーズを感じとる

この記事は

ポピンズシッター:きょうこ

ポピンズシッターのシッターの皆様のサポートを担当していますきょうこです。シッターの皆様に役立つ情報・お楽しみいただけるコラムをお届けします。

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