【インタビュー】元保育士シッターが教える!シッター1本で月収40万円を実現するポイント
ポピンズシッター:きょうこ
ベビーシッターを始めたばかりのときは、「依頼がちゃんと入るかな」「シッター1本でやっていけるかな」などと不安が尽きないですよね。
そこで今回は、幼稚園、保育園での勤務を経て、時間料金2970円でも依頼が尽きない大人気シッターとなった守屋さんに、依頼が安定するまでの経緯や依頼を増やすためのコツを伺いました!
◆今回インタビューしたベビーシッター
シッター歴2年目。
専門学校卒業後、幼稚園や保育園での14年間の勤務経験を経て、一対一で子どもと関わりたいと思いベビーシッターに。
現在までに合計839回の依頼を受け、時間料金はポピンズシッター内でもトップクラスの2970円!シッターを始めてから丸2年となる3月からは時間料金3170円となる予定。
幼稚園や保育園での14年間の勤務経験を経てベビーシッターに
ーベビーシッターを始めるまでの経歴を教えてください。
専門学校卒業後、幼稚園で3年間、いろいろな保育園で9年間勤務しました。
集団での保育経験が十分に積めたので、一対一で子どもと関わりたいと思ってシッターを始めました。
ー保育士とベビーシッターの違いは何ですか?
集団だとどうしても時間に追われてしまいますが、シッターの場合は子どもに合わせて活動することができ、ゆとりが持てます。
また、保育士の仕事はシフトが決まっていますが、シッターの場合は「今月はいっぱい働きたい」「今月は少しにしよう」などのスケジュール調整ができます。私は自分でスケジュールを管理できた方が働きやすいと思いました。
ー人間関係で違いはありましたか?
保育園での仕事と違って、職場のストレスはないですね。ただ、一人で子どものお世話をする分責任は重いです。
「保育のやり方はおまかせします」という保護者の方が多いのですが、できるだけ保護者の方の思いを汲み取って関わるようにしています。保護者の方は優しくて良い方が多いですよ!
月収40万円前後!時間料金2970円で日中に1件、夜に1件の依頼を受ける
ー現在の1日のスケジュールを教えてください。
だいたい、日中に9時~15時くらいの依頼を1件、その後少し休憩して、夜に17時~20時くらいの依頼を1件という形で働いています。
図1:ある1日のスケジュール
ー週にどのくらいのペースで働いていますか?
依頼の頻度としては、週1日休みがあるかないかという感じです。
カレンダーは最初は全部空けていて、埋まってきた段階で1週間に1回休みが取れるように調整しています。
ー定期のご依頼が多いですか?
定期依頼はそこまで多く受けていません。月・水・木曜日の夜の時間帯、火曜日に1日8時間の定期依頼が入っています。
定期依頼ばかり受けてしまうとスポットでご依頼をくださるリピーターの方からの依頼を受けられなくなってしまうので、この程度に抑えています。
ー月にどのくらい収入を得ていますか?
だいたい月40万円前後です。
※ポピンズシッターでは、シッターごとに基本料金(時間料金)が異なります。
シッターの保有資格や経験、依頼回数などにより決まっています。
ーベビーシッターを始めてからどのくらいで、依頼が安定して入るようになりましたか?
ベビーシッターを始めたのがちょうどコロナが流行り始めた時期だったので、依頼が入らなくて困ることはほとんどありませんでした。
3月中旬に登録して、3月中は依頼が少なかったのですが、4月には20件くらい依頼が入っていました。シッター1本で暮らしていけないという月はなかったですね。
人見知りに苦労するのは、新人の頃もシッターとして2年の経験を積んだ今も同じ
ー新人シッターのときに苦労したことはありましたか?
初めて伺ったご家庭のことはとても鮮明に覚えています。人見知りの1歳の子で、私のことを見てすごく泣いていました。
私も初めてで緊張していたのですが、スキンシップを取るようにしていたらだんだん慣れてくれました。
でも、苦労することは経験を積んだ今も同じで、お子さまが人見知りでどうにもできないときには「別のシッターの方が良かったんじゃないか…」と落ち込むこともよくあります。
ちょっとでもお子さまが泣き止む時間を作ってあげたいと思って、おもちゃを使ってみたり、絵本を読んでみたりなど試行錯誤しています。
自分の存在を知ってもらうため、シッター相談を頻繁に確認して、すぐにメッセージ!
ー依頼が安定して入るようにするために何か工夫していることはありますか?
シッター相談(※)を頻繁に確認して、自分の条件に合う方にはすぐにメッセージを送っています。
メッセージの内容は特別すごいものではなくて、自分の名前、保育経験年数(シッター経験)、日時などの詳細は決まっていますか?みたいな内容です。まずは自分の存在を知ってもらうことが大事だと思っています!
1日1件はメッセージを送っていますね。保護者の方の相談に対して何人のシッターがメッセージを送ったかが分かるので、1番を狙って、素早くメッセージを送っています!
※シッター相談とは、お困りの保護者さまがシッターに相談をする機能です。
保護者さまのお困りの内容に対して、シッターから直接保護者さまにメッセージを送ることができます。
また、ご依頼いただいた保護者の方とのコミュニケーションも大事にしています。
面談の時間に、モノの配置場所、お子さまの好きなおもちゃや歌、1日のスケジュールなど細かく聞いています。
完了報告では、「〇〇ちゃんがこう言って、私がこう返したら、こんなことを言っていました!」のように、やりとりが想像できる形に具体的に書くようにしています。
季節に合わせた制作を準備
ーご家庭に伺う際に何か準備していることはありますか?
お子さまの中には目新しいものが好きな子もいるので、月齢に合わせたおもちゃや絵本を持っていきます。
繰り返し伺っているご家庭に伺う際は、季節に合わせた制作を準備しています!来月はひなまつりの工作を一緒に作ろうと思っています。
図2:守屋シッターのクリスマスの工作
図3:守屋シッターのお正月の工作
ーベビーシッターをしていて嬉しかったエピソードを教えてください!
たくさんあります!
- 生後3ヶ月~1歳半までお子さまが成長していく姿を保護者の方と見守れていること
- 海外へ行かれた方から「一時帰国するのでまた保育してください~」とメッセージが来たこと
- お子さまの初めてのトイレ成功に立ち会えたこと
- 「次いつ来るの?」「また来てね~」とお子さまに言ってもらえたこと
などです。
こういう幸せなエピソードが増えるのがベビーシッターのやりがいです。子どもが好きな方だったらやりがいをいっぱいみつけられると思います。
ーベビーシッターをしていて感じることはありますか?
シッターが当たり前の社会になればいいのにと思います。
仕事、子育て、家事を全部一人で行うことは難しいですし、自分一人の時間も大切だと思います。
子育てに悩んでいる方が「シッターを使おう」と簡単に思えるようになってほしいですね。
ー今後ポピンズシッターでどのようにお仕事をしていきたいと思いますか?
子どもの年齢が上がるにつれてシッターが不要になることもあるかと思うので、ご依頼に伺った時間をとっても大切にしていきたいです。
後悔のないように、お子さまとの時間は全力で過ごしたいと思います!
ー最後に新人シッターへのアドバイスをお願いします!
保護者の方から依頼が来るのを待っているだけでは、自分の存在を知ってもらうことができません。
暇な時間があれば、自分の存在を知ってもらうために、シッター相談へのメッセージを送りましょう!
私もまだまだシッター歴は浅いので、お子さまと楽しい時間を共有できるように一緒に頑張りましょう。
守屋シッターから学ぶ月収40万円を実現するためのポイント
幼稚園、保育園での勤務を経て、時間料金2970円でも依頼が尽きない大人気シッターとなった守屋さんのお話から分かる、依頼を安定して獲得するためのポイントは以下の3点です。
1.自分の存在を知ってもらうため、シッター相談を頻繁に確認して、1日1件はメッセージを送る
2.カレンダーは最初は全部空け、埋まってきた段階で1週間に1回休みが取れるように調整
3.季節に合わせた制作を準備するなど、お子さまとの時間は全力で、後悔のないような保育をする
ぜひ今後のお仕事にお役立てください!
ベビーシッター1本でやっていけるのか不安になってしまうこともあるかもしれません。
自分から積極的に行動を起こし、1回1回の保育の質を高める努力をしていれば、依頼が安定してくるようになります。
ポピンズシッターサポートも新人シッターの皆さまを精いっぱいサポートさせていただきますので、一緒に頑張っていきましょう!
ポピンズシッター:きょうこ
ポピンズシッターのシッターの皆様のサポートを担当していますきょうこです。シッターの皆様に役立つ情報・お楽しみいただけるコラムをお届けします。
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