子育て・主婦の経験を生かして「ベビーシッターになる」:子どもに関わる仕事・働き方辞典
横森さや
「子育てしか経験がないから…」とお仕事をするのに二の足を踏んでいらっしゃいませんか?実は、子育ては立派なスキルです!
あなたの子育て経験が生かせる「ベビーシッター」についてご紹介します。
子育て経験を活かして働く「ベビーシッター」とは
ベビーシッターはいま、大注目のお仕事です。
子育てのご経験を生かして、主婦からベビーシッターを始めたり、保育士からベビーシッターに転身し活躍する方などが増えています。
資格がなくとも、専業主婦のご経験で十分です。
子育て経験のある主婦の方がベビーシッターにぴったりな理由や、その他のお仕事をご紹介します。
専業主婦からベビーシッターになれる?
専業主婦の方も、もちろんベビーシッターになることができます。
特に子育て経験がある主婦は需要が高く、多くの保護者さまに求めらるベビーシッターさんです。
子育てのご経験があるベビーシッターさんが人気を集める理由は
- 子育て経験があることで安心感がある
- 保護者さま自身の育児の大変さを理解してもらえる
- 育児などの相談できる・お話の相手になってもらえる
などのイメージが強いことがあげられます。保護者さまにとっては、大切な我が子を「子育て経験のあるベビーシッターに預けたい」と思うのは当たり前の感情かもしれません。
保育士など、子どもに関わる資格を持っていなくても、子育て経験があるのは大きな強みです。
子育てで身につく7つのスキル
子育や専業主婦業をしていると、「自分には何のスキルもない」と働くことを諦めてしまう方も少なくありません。しかし、子育てをしていくうちに、仕事でも役立つさまざまなスキルが身についているのをご存知ですか?
子育てをしてきたあなたならわかるはず!子育ては楽しさや喜びもたくさんありますが、反面、大変なこともたくさんありますよね。それらを日々こなしていくと、自然と身につくスキルがあるのです。
子育てママが持つスキル1:きめの細かい気配り力
主婦・母親ならではのきめ細やかさは、日々のやりくりや工夫をしたり、家事の場面で効率の方法を考え抜いたりと、細部に至る気づかいができるようになっているはず。また、家族の健康の維持のために、日々生活の端々まで気配りをしているのではないでしょうか。
お仕事をしていく上で、きめ細やかさや気配りの力もまた周囲の方に喜ばれるスキルです。
子育てママが持つスキル2:マルチタスク力
子育てにはマルチタスクが求められます。マルチタスクとはいろいろなことを同時進行すること。
たとえば
- 家事をしながらごはんを食べさせる
- 出かける時は、自分と子どもの準備を同時進行で行う
- 上の子に声を掛けながら下の子のおむつを替える
など、難しいことを子育て中は当たり前のようにこなしているものです。子育て経験で磨かれたマルチタスク力を仕事に生かせば、きっと社会に貢献できます。
子育てママが持つスキル3:判断力
お子さまとの暮らしは決して大人の思い通りにはいかず、こちらの都合よくは進みません。そしてトラブルも日常茶飯事です。お母さま・お父さまは、常に瞬時に判断し行動することが求められます。
こうした時間を重ねていると、優先順位や段取りをその場で判断する力が身につきます。限られた時間で、何ができるか何をすべきかを判断できるようになり、効率的に作業できるようになります。
子育てママが持つスキル4:コミュニケーション能力
子育てを通して、コミュニケーション能力も身につきます。子育ては1人ではできません。ママ友や保育園、幼稚園の先生など、子育て中は幅広い人たちに力を借りたり、持ちつ持たれつで人と接する機会が増えます。
ちょっとしたおしゃべりと思っていても、色々な人とうまくやっていけるコツを身に付け、多様な価値感を持った人々と接する中で、コミュニケーション能力が磨かれるのです。子育てを通して身についたコミュニケーション能力は、今後お仕事をしたり多くの人と関わっていく中で、大きな力になるでしょう。
子育てママが持つスキル5:柔軟性
子育てはマニュアル通りにいかないことも多いもの。育児の本に書いていないことも、臨機応変に対応できる柔軟さが必要です。マニュアルにこだわりすぎる人より、その都度柔軟に行動できるスキルを持った人は社会で働くうえでも好まれる人材です。
子育てママが持つスキル6:育てる力
子育てを経験した人は、自然と人を育てる力が身につきます。いつも遠慮せず全力でぶつかってくる子供たち。それに向き合い、褒めたり時には修正し導くことで育てる力が養われ、見守り成長させるマネジメント力も身についていきます。
一人ひとりの個性に合ったアプローチができるスキルは、お仕事にも生かせること間違いなしです。
子育てママが持つスキル7:忍耐力
子育てをすると忍耐力が身につきます。
お子さまは寝て欲しい時に寝てくれなかったり、イヤイヤ期は思い通りにすすまないことも多く、大変だなぁと感じる場面がたくさんありますね。けれども、お母さま・お父さまは、いつも試行錯誤しお子さまと向き合う中で、自然と忍耐力もつけています。
子育て経験のある方は、困難な状況になっても忍耐力が支えとなり、問題を解決したり切り抜けることができる力を持っています。
子育てがスキルになる仕事6選
「子育ては立派なスキル」とお伝えしましたが、具体的にどんなお仕事で発揮される方が多いのでしょうか。最初にご紹介したベビーシッターを含め、子育てがスキルになるおすすめのお仕事と、メリット・デメリットを合わせてご紹介します。
保育士
子育て経験を生かした仕事として、まずイメージされるのは保育士ではないでしょうか。
保育士になるためには、国家試験に合格し資格を取得する必要があるため、まずは「保育補助」として働きながら目指す方が多いです。保育士としてある程度の金額を稼げるようになるまでは一定の期間が必要になるところがネックといえます。
しかし、資格がなくても子育て経験があれば頼りにされやすく、保護者からは「安心して預けられる先生」として人気が高いです。資格を取得できれば、「子育て経験のある保育士」として頼りにされる存在になるでしょう。
子育て支援員
子育て支援員は民間の資格で、主に保育施設の「保育補助」のお仕事として、保育士の補佐的な役割をします。
資格がなくても保育補助のお仕事はできますが、あれば安心感を持ってもらうことができ自信を持って働けるようになるでしょう。保育士資格が国家資格であるのに対し、子育て支援員は民間資格で特別な学校の単位などが不要で取得することができます。
保育士資格に比べればハードルが低いですが、こちらも資格取得にはある程度の時間が必要です。
また、基本的には正社員雇用ではなく、パートやアルバイトとして働くことがほとんどで、正社員のような稼ぎはなかなか見込めません。扶養内で働きたい方にはよいかもしれません。
幼児教室の先生
お子さまが好きで、ピアノや絵画、英語など得意なものがあるなら幼児教室の先生を目指す手もあります。
幼児教室の先生は、子どもの「できた」を喜び支えるお仕事。そこに子育て経験が加われば、保護者が安心して預けることができ満足度も高いでしょう。子育て経験×スキルを生かせるため、充実した日々を過ごせるところがメリットです。
ただし、自分で幼児教室を立ち上げるには、初期投資・手続き・宣伝校広告などの経営スキルが必要になってきます。また、立ち上げてもすぐに軌道に乗るかどうかはわからないため、ある程度余裕がないと難しいかもしれません。
学童保育の先生
学童保育は、下校後の小学生をお預かりする施設です。乳幼児ではなく、もう少し年齢の高い子どもに関わりたいと考えるなら学童保育の先生がおすすめです。
こちらも資格等は必要なく、子育て経験が生かせるお仕事で、下校時間からの勤務になるため専業主婦からの仕事復帰におすすめの仕事のひとつです。我が子が大きくなり、手を離れたと感じるママもたくさん働いています。
ただし、夏休みなどの長期休暇も、朝から夕方までのお仕事になることが多いです。自分の家庭をどうするか考えなくてはならない点がデメリットと言えます。
Webライター
在宅でできるWebライターは、主婦にとってメリットがいっぱいのお仕事です。ライターにも色々な働き方がありますが、主婦の方におすすめなのはやはり完全在宅でできるwebライター。自分の都合に合わせて働くことができますし、特に資格も必要ありません。
子育て経験があると、育児関連の記事の依頼をされることも多く、パソコン1台でお仕事ができるのがメリットです。
デメリットは安定した収入が得られないこと。雇用形態にもよりますが、フリーランスの場合は単発や数記事の案件も多いため、常にお仕事を探す必要があります。安定した収入を希望する方には向かないかもしれません。
ベビーシッター
子育て経験を生かせるお仕事といえば、やはりベビーシッター。ベビーシッターは子育て経験を活かしてできるお仕事です。
ベビーシッターに求められることは、「大切なお子様の命をお預かりする」という意識や責任感、そしてお子さまへの愛情ではないでしょうか。子育て経験があれば、保護者さまの気持ちや命の重みを理解できるベビーシッターになれるでしょう。
保護者からの信頼も厚く、感謝のお言葉をいただける場面も多いためやりがいをもって働くことができるといえます。子育ての大変さをする経験者だからこその保護者さまへのフォローやお声がけもできるのもいいところ。
また、ベビーシッターは勤務地や時間も融通がききやすいため、ご自身が子育て中のかたで時間に制約のある主婦にぴったりのお仕事です。保育園勤務の場合は、あらかじめ働く日時が決まっていますが、ベビーシッターは自分のスケジュールに合わせてお仕事ができるため、自由度が高いのも嬉しいポイントではないでしょうか。
子育て経験を生かしてお仕事にチャレンジしてみませんか
子育て経験を活かしてやりがいを持って働くことができます。「自分にはスキルがないから」と諦める必要はありません。
子育て経験は立派なスキル。
自信を持ってお仕事を探してみませんか?
週1~でOK!初めての方も安心して働けるポピンズシッター
ポピンズシッターでベビーシッターとしてお仕事をスタートしてみませんか。
ベビーシッターにとって、子育て経験は強力なスキルになり、自由度も高いので主婦の方のお仕事復帰にぴったりです。
ポピンズシッターでは、子育て経験のあるかた初めての方を歓迎しています。
安心してお仕事いただけるポピンズシッター
ベビーシッターのサービスを行う会社はたくさんあります。ポピンズシッターは、ベビーシッターの皆さまに安心してお仕事をいただけるよう「4つの約束」を掲げています。
週1回も週5も、ライフスタイルに合わせた働き方ができます
ご都合やライフスタイルに合わせて、週1回スキマ時間でのお仕事から、フルでがっつり働きたいなど、ご希望に応じた働き方が選べます。働く場所もご自宅の近くなど、ご都合で選ぶことができます。
また、ポピンズシッターでは万が一のトラブルの際もベビーシッターが直接対応する必要がないので安心です。保護者さまのご登録も審査を実施しています。
まずは登録会にご参加ください
横森さや
認可保育園で13年働いていた保育士。ベビーシッター、家事代行経験もあり。2児の母でワーママとして頑張るライター。