シッター必見!入浴介助を成功させる持ち物・声かけ・確認事項
ポピンズシッター 【公式】

「保育中に入浴介助を依頼されたことがあるか」アンケートで聞いたところ、110人中90人(約81%)のシッターが「ある」と回答してくれました。
ほとんどのシッターが経験する可能性がある入浴介助。夏になると依頼される頻度はさらに上がります。
このタイミングで基本を押さえておきましょう!
入浴介助の基本
シッターが行う入浴介助は
・ベビーバスなどを使った乳児の沐浴
・シッターが着衣のまま幼児の入浴をサポートする
の2つです。
保護者さまには「入浴介助が可能かどうかをシッターに確認するように」とご案内しています。
そのため、安全を確保できる自信がない場合や経験が少ない場合は、無理せずお断りすることも大切です。
お断り例文▼
例)0歳児の沐浴については経験が少ないため、お引き受けしておりません。
入浴以外の保育は対応可能ですので、ご検討いただけますと幸いです。
沐浴の基本を復習したい方へ
自信を持って対応するために、【保育サービス研修の沐浴】をチェックしておきましょう💡
シッターのリアルな声を大公開!🛁
保育中の入浴介助は、慣れないとハードルが高く感じるものですよね。
実際に経験のあるシッターさんから集まった、便利な持ち物や工夫をご紹介します!
これがあってよかった!「持ち物」編🛍️
📌裾をまくりやすく、裸足になりやすい服
ご自身の服を濡らさずに介助できるよう、まくりやすい洋服と脱ぎやすい靴下で保育に向かいましょう。
・入浴介助の時だけ使う短パンを持参する
・速乾素材の服で行く
・万が一のために上下の着替え
などの準備をしているシッターもいるようです。
📌自分をふくためのタオル
入浴介助後はどうしてもシッターの足や手を拭く必要がありますよね。そんな時のために、ご自身を拭くためのタオルを持参していくとスムーズです。フェイスタオルを2-3枚用意している、という方が多いようです。
📌髪をとめるゴムやピン
入浴介助をする際は、下を見ることが多いうえに湿度の高い浴室で汗をかきます。お子さまの介助に集中できるよう、入浴介助時には普段の保育以上に髪をまとめておくと安心です。
📌濡れたものを入れるビニール袋
タオルや服など濡れたものを入れる用のビニール袋は持参している方が多くいました!
お子さまが楽しくなる!「声かけ&工夫」編🎲
幼児のお子さまになると、入ってくれない時、シャワーを嫌がるときなどもありますよね。そんな時、シッターの皆さんはこんな声掛けや工夫をしているようです。
持参のトミカなどを出して洗車して欲しい!と声をかけるとスムーズに入ってくれることが多いです。
お洋服上手に脱げるね~っ、お顔も洗えるんだね~っ、自分でできるんだね~など、褒めて気持ちよく入れるように促しています。
遊びに夢中になって長風呂にならないように、上がる時間を決めておきます。また、身体、髪を洗ってから遊ぶようにしています。
お風呂に行きたがらないお子さまは「ペンギンで行こう!」と言って私の足の上に立っていただきペンギン歩きでお風呂にお連れすると喜んでくれます。
幼稚園児くらいのお子さまはカエルの歌を輪唱しながらお風呂タイムを楽しんでいます。
保護者さまに事前に確認したいポイント🗨️
「入浴介助」をスムーズに、そしてお子さまが安心して楽しめる時間にするためには、保護者さまへのヒアリングがとても大切です!
シッターの皆さんが確認しておくと安心!と教えてくれた項目をご紹介します。
👩🍼「普段のお風呂についておしえてください」
- お湯の温度、湯量
- 湯船?シャワーのみ?
- 湯船につかる時間
👩🍼「普段どのように洗っていますか?」
- どの石けんやシャンプーを使う?
- 洗う順番は?
- 頭からお湯をかけても大丈夫?
- 顔にお湯がかかるのは平気?
👩🍼「お風呂後のケアはどうされていますか?」
- 使用する保湿剤は?
- ドライヤーは使う?
- どんな服に着替える?
- お風呂上がりに飲み物などは?
※注意※
薬品を含む病院から処方された保湿剤は、与薬依頼書が必要となります。万が一、与薬依頼書がない状態で依頼された場合は「会社のルールでお受けできません」とお断りしましょう。
👩🍼「その他、気をつけることはありますか?」
- 苦手なことや嫌がること
- 普段の声かけ方法や安心するアイテム
- 終わった後の片付け方法(タオルや濡れた服の置き場など)
💡 まとめ
✅ 「なるべく普段通り」を意識!
お子さまは環境の変化に敏感。保護者さまに普段のルーティンを細かく教えてもらうことで、安心して入浴できます。✅ 事前に準備物の場所をチェック!
タオル、着替え、オムツ、保湿剤、飲み物など、事前に確認し使うものがすぐ手に取れるように準備してもらうとスムーズです。✅ 「できること・できないこと」の確認も大切!
お子さまがどの程度自分でできるか、どこまでサポートが必要かを事前に聞いておくと、無理なく進められます。
入浴介助は危険と隣り合わせであることも忘れずに🛁
入浴介助は楽しい時間である一方、危険と隣り合わせであることも忘れてはいけません🛁
実際に、今月7月1日には北海道恵庭市の幼稚園で、3歳の女の子が「水遊び」中に溺れる事故が起きました。
目を離したのはわずか約1分、溺れたプールの深さはたった2~3センチだったそうです。
楽しいはずの時間が悲しい事故にならないよう、シッターはどんなときもお子さまから目を離さず、安全を最優先に対応しましょう。
お子さまにとって、安心して楽しめるお風呂時間になるように心がけたいですね。
お子さまが不安にならないよう、「つぎは〇〇を洗いますよ」「頭からシャワーをかけますよ」「冷たくない?」など、常に声をかけながら洗っています。