0歳児保育の注意点を再確認!0歳児の保護者さまが求める保育とは?

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夏休みが終わり、シッターのお仕事がまた忙しくなる時期ですね!

はじめて応援だより9月号では、0歳児保育で気を付けるポイントを再確認。また、実際に0歳児の保育を依頼したことがある保護者さまに聞いた「シッターに求めるコミュニケーション」をご紹介します。

0歳児保育で気を付けるポイント

まだ言葉が話せない0歳児を安全に保育するためには、発達過程や危険をしっかり理解する必要があります。

特に0歳児の保育では、少しの油断が大きな事故につながる可能性があります。絶対に気を付けるべきポイントは「転落・窒息・誤嚥」の3つです。

転落に気を付ける

頭が大きく、体のバランスがとりにくい0歳児の保育でまず注意したいのは転落です。起こりうる事例と対策を見ておきましょう。

▼起こりうる事例▼

・ベビーベッドでお昼寝中、柵があいており目を離したすきに寝返りをして転落
・抱っこひもをつける際、バランスを崩し転落
・ベビーカーからすり抜けて落ちる
・つかまり立ちをしていて姿勢を崩して倒れる

▼対策▼

・保育中ベビーベッドを利用する際は必ず柵を閉じる
・抱っこひもを付けるとき、はずすときは、必ずしゃがんで低い位置で行う
・ベビーカーの乗せるときは、しっかりベルトを装着する
・ベビーベッド、抱っこひも、ベビーカーなどの使い方が分からないときは丁寧に確認する
・つかまり立ちをしているときはすぐにフォローできる位置で見守る

窒息に気を付ける

0歳児における不慮の事故死では、窒息が多くを占めています。起きるのは一瞬で、起きてしまうと重大な事故に直結します。起こりうる事例は常に頭に入れておきましょう。

▼起こりうる事例▼

・お昼寝中に近くに置いていたぬいぐるみが顔に覆いかぶさってしまう
・掛けていたブランケットがいつの間にか口と鼻を覆ってしまう
・寝返りをうちうつぶせになり、顔が布団に埋もれる

▼対策▼

・お昼寝中、お子さまの近くに物を置かない
・掛け布団はお子さまが払いのけられる軽いものを利用し、顔にはかけない
・ある場合はスリーパーの着用が安全
・1歳までは仰向けで寝かせる(うつぶせで寝ていたら仰向けにする)
※あおむけ寝は呼吸の確保とともに体温を適切に保つことにもつながります。
・必ずSIDSチェックを実施する

💡SIDSチェック:0歳児は5分に1回行います💡

0~6か月のお子さまはSIDSチェックがとても重要です!
詳細はお仕事ガイドで確認

誤嚥・誤飲に気を付ける

誤嚥による窒息や中毒は、6カ月を過ぎたころから急増します。「こんな小さいもので?」「こんな形で?」というもので、0歳児の事故は起きています。

▼起こりうる事例▼

・おやつで食べていたリンゴがつまる
・ちぎったパンうまく噛み切れずに誤嚥
・上の子のおもちゃで遊んでいたら、小さなおもちゃが混ざっていてそれを誤嚥

▼対策▼

・誤嚥が起きやすい食材を把握しておく
・大きな食材は細かく刻む
・保護者さまに普段どのくらいの大きさで食べているか確認する
・お子さまがしっかり飲み込んだことを確認する
・水分を取りながら食べさせるようにする
・誤飲の可能性があるおもちゃは保育前に片づけておく

💡誤嚥しやすい食材はこの記事で確認💡

安全な「食事介助」のために、知っておきたいこと

保護者さまに聞いた!0歳保育時に求めるコミュニケーション

0歳時の保育をするときは、保護者さまとのコミュニケーションもより丁寧に行う必要があります。

実際に保護者様から頂いたレビューをヒントに、0歳児保育をするときのコミュニケーションのヒントをご紹介します。

事前面談は要点をしっかり押さえて丁寧に確認

0歳児の保育を依頼するときは、保護者さまも伝えるべきことを伝えきれているか?不安を感じながら依頼しています。事前面談では、シッター側からも必要事項をしっかり確認することで、安心を感じる保護者さまが多いようです。

子どもが家の中のものをどこまで触っていいか、どこまで自由にさせていいか方針を確認してくれて安心しました。

お昼寝やごはんのタイミング(普段のタイムスケジュール)をシッターさんから聞いてくれて、頼もしく思いました。

ミルクのタイミングと量、いつもの作りかた、片付け方を確認してくれて、寄り添ってくれる気持ちを感じました。

💡漏れのない事前面談のために事前面談シートを活用しましょう💡

保育中は0歳児の発達に応じた遊びを

0歳児の保護者さまは、まだ迷いながら育児をしています。また、二人目以降のお子さまで、なかなか思うように手をかけられないと悩んでいる方もいるでしょう。

そのため、シッターが絵本の読み聞かせや手遊びなど、発達に応じた遊びを提供してくれることで喜んでくれる方が多いようです。

また、睡眠が不十分でお疲れ気味の保護者さまにシッターからの気遣いの声がけがあり救われた、というお声も多くありました。

絵本の読み聞かせをしたり、お歌をうたってくれたり。なかなかやってあげたくてもできないことをしてくれて嬉しかったです。

発達に応じた手持ちのおもちゃを持ってきて遊んでくれて感動しました。また、だっこにひたすら付き合ってくれて寝かしつけてくれたことも助かりました。

育児の小さな疑問に親身に相談にのって下さったことが一番うれしかったです。身近に子育てしている人がおらず、保健所に相談するほどの事でもない、些細なことを気軽に聞けるので、本当に助かっています。

ママの睡眠を気遣う言葉をかけてくれて、救われました。

完了報告では「できたこと」をしっかり報告

0歳児は日々できることが増えていきます。完了報告では、保育中にお子さまができたことをしっかり報告しましょう。

完了報告で「お歌に合わせてリズムを取るように頭をふっていました」とあり、よくよく注目してみたら確かに頭や腕を振る仕草をしていることに気付きました。教えていただかなければ気付かなかったので、嬉しかったです。

その日の様子はもちろん、前回できなかったことが今回できたとか、好きなものや遊びなど、成長ぶりや変化を詳しく教えて下さり助かります。親目線では見逃していたり、気づいていなかった角度から息子を見てくれるので、非常に嬉しく安心します。

0歳児の保育は安全対策を徹底。保護者さまと綿密なコミュニケーションを

言葉で伝えられない0歳児の保育は、シッターが発達を理解して保護者さまとのコミュニケーションをしっかりとることが重要です。

安全を徹底して、日々成長する0歳児の保育を楽しんでいきましょう。

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