【インタビュー】「小学校受験」経験で依頼急増!特技を活かせるシッターの魅力とは

ポピンズシッター:きょうこ

ベテランシッター荻野 真利子様に、保育をする際に気を付けていることなどをお伺いしました。

500回を超えるご依頼経験から「こんな時どうする?」にもお答えいただきました。【後編】のインタビューもぜひご覧ください。

プロフィール

荻野 真利子様

私立幼稚園勤務10年、保育園勤務7年経験のあるベテラン。男の子2人の子育て経験もあります。お子さまが大好き。自身のお子さまは小学校お受験を経験されたそうで、お受験の知識や巧緻性を高める活動もしており、お預かりしたお子さまの保育に生かされているそうです。

現在は、週4日ほどベビーシッターとして働き、週2日保育園で働いています。保育園の後にベビーシッターのお仕事を入れることも。

「お受験」経験の特技を生かして保育をしています

ー 現在は週4日ベビーシッターとして働いていらっしゃいますが、しっかりご依頼をいただく方法はございますか?

「プロフィールの特技の所に、お受験の経験があることを記載しています。都内では、幼稚園や小学校のお受験をされる方がいらっしゃるので需要があり、依頼が増えています。

少しでも人と違うシッティングができると強いと思います。私自身も、自分の特技を生かして保護者様のお役に立てたら良いなと思っています。

また、保護者さまがレビューを書いてくださることにより、繋がっていく感じがします」

ー 良いレビューをたくさんいただくコツはありますか

「完了報告は、少し長く書いていると思います。

ご両親がお留守の時にお預かりすることが多いので、少しでも、ご様子が伝わってほしいなと思い、詳細に記載しています。

保護者さまからは、”報告を読むと子供の様子が目に浮かびます”と言われます。保護者さまがご様子を見られない分、しっかりとお伝えできたらいいなと思っています。

お子さまが先日までと違う面を見られた時、成長を感じる場面では描写を添えて書いているので、毎回楽しみにされているようです。

ー 保護者さまとのコミュニケーションで気をつけていることは?

「押しつけにならないようにすることです。育児相談を受けることもありますが、断定せずいくつかの選択肢をお答えして、保護者さまの不安を解消して差し上げたいと思っています。お子さまにも保護者さまにも寄り添えるシッターでありたいですね」

ベビーシッターの収入が増えてきています

ー どれくらいの頻度でお仕事を受けていらっしゃいますか?

現在は、週4日ほどベビーシッターとして働き、週2日保育園で働いています。

週4日のベビーシッターのうち週3日は東京都ベビーシッター利用支援の待機児童の方です。自分の息子がまだ小学生なので、学校行事がある日や用事がある日は、事前にスケジュールをバツにしています。

ー 収入はいかがですか?

保育園で働いているので、その隙間時間にと思い最初はシッターの仕事を始めたんですが、困っている方がすごく多いと分かって驚きました。今では、シッターとして働く比率が保育園より増えていき、ベビーシッターの収入の方が多くなっています。

「完了報告」には事前に目を通しています!

ー 保育に入る際に気をつけていることは?

「皆様はポピンズシッターなら一番安心できる会社だと思って選んでくださっているので、初めからハードルは高く、その期待に応えられるように心がけています

それぞれのご家庭で求めているものは違うんですけれども、どのご家庭もやっぱりお子さまを最優先にしてほしいっていうのがありますよね。

ですから、私も保育園などでの経験はありますが自分のスタンスよりも、各ご家庭のスタンスで保育していくべきだなっていうのは常に感じています。

押し付けるのではなくて、お子さまが、普段のお母さまやご家族の方と一緒にいる時間と同じような雰囲気で保育をしていかれるといいなと思っています」

ー 各ご家庭の雰囲気はどのように感じ取っていらっしゃいますか?

「初対面が一番難しく、どこまでお子さまとコミュニケーションをとれるかというところだと思います。

一番最初にシッティングに伺う時は必ず事前にお母さまやお父様とメッセージのやりとりをします。”今、どんなような物にご興味ありますか?”など好きなものを伺っています。

今までの記載されている完了報告を全部読んでいます。そうすると、お子さまのイメージがつかめますね。

保護者さまからも、完了報告を読んでいただいているんですねと言っていただけることもあり、お子さまの事情を知っていると、それだけ保護者さまの安心感に繋がっていくはずです。

お子さまと近づけるように、ちょっとしたおもちゃをお持ちすることも。保護者さまに”持ってきたんですけれどもいいですか”って伺い、許可をいただいてからお出しします。保護者さまは喜んでくださる方が多いですね」

ー どのようなものを持参されていらっしゃいますか?

「一番喜んでくれるのが手遊び歌絵本。小さいお子さまでも保育者の真似をしています。お子さまが車が好きだったら、車のおもちゃを持って行ってみたり。あとはマラカスなど。あまり邪魔にならないものでお子さまの気を引けるものが良いと思っています」

ー ご家庭のスタンスで保育とは?どのようなことに気を付けていますか。

「例えば、各ご家庭によって寝かしつけの仕方は違いますよね。照明の明るさや、カーテンの開閉、音に関しても様々。保育者のやり方を押し付けるのではなく、そのご家庭の方針に従うようにしています。

毎日行っていたこととは違うことをしてしまうと、不安を感じてしまうこともあるので、気をつけています。ひとつひとつ伺うようにしています」

シッターは自分の才能を見つけることができる

ー 最後に、シッターという仕事の魅力はなんですか?

シッターは、人(保護者さま)のお役に立つことができ、自身も楽しめる素敵な仕事だと思います。自身の隠れていた才能を見つけることができるかもしれませんね。私の場合は、お子さまの笑顔が糧となり、より良い保育をしたいと向上心を与えてくれるので、続けていかれるように感じます。

【インタビュー後編はこちらです】

【インタビュー】500回依頼をこなして分かった!こんな時どう対応していますか?

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ポピンズシッター:きょうこ

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