1歳児保育で行うべき事故防止と喜んでくれる遊び

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今シーズン最強寒波が襲来し、外遊びや送迎時に寒さがこたえますね❄️❄️

はじめて応援だより2月号では、1歳児保育で気を付けるポイントや1歳児と楽しみたい遊びをご紹介します!

ひとりで立って歩けるように!行動範囲がぐんと広がります

1歳児はあらゆることに好奇心を持ち、意思の疎通もできるようになるかわいらしい時期です。発達に個人差はあるものの、以下のようなことができるようになります。

1歳児の発達目安

大人の言葉を聞きながら、理解できる言葉の数が増えていく時期でもあります。保育中はたくさん言葉がけをしてあげましょう。

1歳児の特徴詳細は保育・サービス研修でおさらいできます。

交通事故、浴槽での溺水、誤嚥に注意

こども家庭庁の資料によると、1歳児で多い事故は交通事故、浴槽での溺水、誤嚥です。

1歳児で多い事故▼

1位 交通事故 (26.5%)
2位 浴槽での溺水 (17.6%)
3位 胃内容物の誤嚥 (9.6%)
4位 食物の誤嚥 (9.6%)
5位 その他の物体の誤嚥(7.4%)

出典:こども家庭庁『子どもの事故防止に関する関係府省庁連絡会議(令和6年3月)』資料

1歳を過ぎると、歩行が安定して走れるようになります。道路に飛び出すかもしれないと意識して、しっかり手をつなぎ、目を離さないようにしましょう。

また、水遊びや入浴介助の際には事前に必要なものは手元に置いて、一瞬でも目を離すことがないようにしましょう。

誤嚥(ごえん)に注意が必要な1歳

1歳児の事故で3位~5位を占めているものが誤嚥です。

誤嚥とは、食べ物などを飲み込むときに誤って気管に入ってしまうことを言います。まだ飲み込む力が弱い1歳児にとって、誤嚥は重大な事故につながります。

以下、事故防止のためにできる対策をご紹介します。

落ち着いて食事ができる環境づくり

「いただきます」と挨拶をして食事の開始を認識し、落ち着いて食事ができる環境をつくりましょう。
ひと口の適量を知らせながら介助をし、口の中の食べ物がなくなってから次のひと口を入れるようにします。
飲み込みやすいように、のどを潤すのも忘れずに。

噛まずに飲み込むお子さまには声がけを

噛まずに飲み込むお子さまには「かみかみ」「もぐもぐ」「ごっくん」など声かけをしてよく噛んで食べることを促しましょう。

苦手な食べ物をため込む場合は無理をさせない

苦手なものや食べにくいものを口の中にため込んでしまい、なかなか飲み込めないお子さまもいます。あまりにも長い間口の中にあると、水分もなくなり危険です。そんな時は無理せず口の中から取り出しましょう。

眠そうな時は中断を

食事中眠そうにしている場合は無理せず食事を中断しましょう。万が一眠ってしまう場合は、寝かせる前に口の中に食べ物がないことを確認してください。

2024年11月には1歳児が球形チーズを誤嚥して窒息した事故がありましたが、丸い・かたい・つるんとした食材は危険です。危険を感じた場合は小さく切ってあげましょう。

1歳児の保育をする際には、重大事故が起きうることを念頭に置いて保育を行いましょう。

1歳児と遊ぶ!喜んでくれる遊びや工作

運動機能、言語機能ともに著しく発達する時期です。歌を歌ったり、身体を動かしたり色んな遊びを楽しみましょう。

すぐにできる!歌あそび

①バスに乗って揺られてる

膝に乗って揺れたり跳んだり、保育園や幼稚園で歌っているお子さまも多いはず!

参考動画↓

②歌いながらふれあい遊び

歌を歌いながらふれあう遊びを喜んでくれる子もおおいです。歌は何でもよいので、知っている歌で一緒に楽しんでいます。

参考動画↓

家にあるものを持参してできる!おもちゃあそび

①スポンジで積み木

1歳は積み木を積むのも好きですが、積み上げた後に壊すのも大好き。固い積み木だと騒音や怪我が心配なので、スポンジを切って持っていくとよく遊んでくれます。
切ったスポンジを箱や袋に入れる遊びなども好きな子が多いです。

参考動画↓

②おりがみでボールあそび

折り紙を持参して丸めたボールにすると、かごに入れたりばらまいたりして遊んでくれます。誤飲に注意して見守ることは忘れずに。

③ビニール袋の風船

ゴム風船の場合口を付けないと膨らませないので気にする保護者さまもいらっしゃいます。ビニール袋は簡単に膨らんで割れたりもしないので、簡単に風船遊びができちゃいます。

1歳児はおさんぽだけでも十分な外遊び

長時間の保育の場合、お昼寝や食事の前に外遊びを入れるとよく寝てよく食べてくれます。保護者さまの了承が取れたら外遊びをとり入れましょう。

①公園に行ったら遊具、近くに公園がなければお散歩でも

歩くのも上るのも楽しい1歳児。公園に行ったら対象年齢に合った遊具で遊ばせてあげましょう。お子さまによっては葉っぱや石を拾ったり、鳩を追いかけたり、お花を触ってみたりする方が楽しめる子も。

お子さまをよくみて、好きな楽しみ方を見つけてあげましょう。

②電車・働く車好きなら駅や消防署を散歩コースに

男の子に多い乗り物好き。見るのが好きな子は消防署や駅を目指してお散歩に行くのもおすすめです。

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